OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

HackRFにTCXO

2015-12-11 18:54:45 | GPS Signal Simulator
前作ではその効果がいまひとつであったHackRF向けの外部クロック.
今回はクロックバッファを入れてみました.

CDCLVC1102: Low Jitter, 1:2 LVCMOS Fan-out Clock Buffer

これでLVCMOSのCLKINがドライブできる?



周波数オフセットがどの程度改善されたのか,HackRFで出力したGPS信号を
ubloxのGPS受信機に入力して,Clock StatusのClock Driftを確認してみます.



外部クロックを付けた状態だと,Clock Driftは0.05μs/s以下になりました.
この単位は,1秒間に1μ秒の誤差という意味なので,ppmと同じです.
これは,かなり良好な値.

さて,外部クロックを外してHackRF搭載のXOで動作させると,
どうなるでしょうか.



このときのClock Driftは,8μs/sと跳ね上がります.
XOの安定性が20ppm程度なので,妥当な値です.

どうやら,外部クロックとしては,周波数オフセットを見事に解決して
くれています.しかし,相変わらずGPS受信機側の信号は安定しません.

PCからHackRFへのデータの転送の方に問題があるのでしょうか.
原因はいまだに不明です.

$100の差額があっても,GPS信号シミュレータを楽しみたいのであれば,
bladeRFを買おう!
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2 コメント

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Unknown (Kelvin)
2016-08-20 22:37:15
Hi, thanks for the blog post. May I ask if you could provide the schematics for the board in this post? Thanks!
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Re: Unknown (osqzss)
2016-08-21 11:43:50
You don't need the clock buffer to drive the HackRF clock input. I didn't draw the schematics, but the Gerber files and parts list are available in my GitHub repository:
https://github.com/osqzss/gps-sdr-sim/tree/master/extclk
返信する

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