いまさらながらAnalog DevicesのADALM-PLUTOに手を出したので、
自分のために備忘録。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/70/9a885486add05708394ba09dd4f0e524.jpg)
まずは、Windows PCにドライバーをインストールします。
wiki.analog.com: Windows Drivers
次に、ファームウェアをアップデート。
現時点で、最新のファームウェアはバージョン0.34です。
wiki.analog.com: Pluto/M2k Firmware Updates
アップデートが完了したら、sshでログインして、バージョンを確認します。
PlutoSDRをPCにUSBで接続しているとき、ネットワークモードのIPアドレスは
デフォルトで「192.168.2.1」になっています。
しかし、PlutoSDRはbootするたびにsshのキーが変更されてしまいます。
その度にキーを削除して再発行するのは面倒なので、次のようなconfigファイルを
C:\Users\<user_name>\.ssh\に置きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/01/834548652ae04022b9469f32d75bfdf1.png)
これで、コマンドプロンプトから「ssh plutosdr」を実行すると、
キーをチェックせずにrootでログインできるようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/37/a91edf7b1ec0c153bab7a7ceea8ef3ac.png)
PlutoSDRをシャットダウンするときは、「poweroff」コマンドを使います。
LED1の点滅が停止したら、USBケーブルをPCから抜いて、電源を落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a6/52c5f76abd80c6d7032f057eac3a925d.png)
PlutoSDRがカバーしている周波数は、デフォルトで325MHzから3.8GHzです。
これは、PlutoSDRにログインして、以下のコマンドを実行することで、
70MHzから6GHzに拡張することが可能です。
# fw_setenv attr_name compatible
# fw_setenv attr_val ad9361
# fw_setenv compatible ad9361
# reboot
wiki.analog.com: Customizing the Pluto configuration
PlutoSDRは、USBのネットワークモードでホストPCに接続するだけでなく、
LAN経由でネットワークデバイスとして接続することもできます。
この場合には、USB-LAN変換のアダプタと、外部電源が必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0d/e9034f52fdb99efab4aebfb5f40d6a03.jpg)
PlutoSDRがサポートしているUSB-LAN変換のチップセットは、以下のサイトで確認できます。
外部電源は、スマホの充電器で十分です。
wiki.analog.com: USB OTG – HOST function Support
LAN経由でアクセスするためには、PlutoSDRにローカルエリアのプライベートIPアドレスを
アサインする必要があります。このIPアドレスは、PlutoSDRをPCに接続した際に
大容量記憶装置として認識されるフォルダに含まれる「config.txt」で指定します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/74/738fb3c7a1ddd867d0bd9d7c8e210959.png)
「config.txt」をテキストエディタで開き、[USB_ETHERNET]の「ipaddr_eth」に、
プライベートIPアドレスを指定します。この例では「192.168.11.40」にしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/92/ae5136297086a80d8cf5d385f2c45697.png)
PlutoSDRをrebootした後、同じローカルエリアに接続されたPCから、
sshでログインすることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/be/f99e53d595d016ef8fea9833fe85c252.png)
また、PlutoSDRの機能にアクセスするためのインターフェイスとして、
Analog Devicesから「libiio」が提供されています。
wiki.analog.com: What is libiio?
libiioをインストールしたPCから、コマンドプロンプトで「iio_info -S」を実行すると、
ネットワークに接続されたPlutoSDRを確認することができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/fb/758bbe019ffb30593640db49cb1ab39a.png)
ここまで準備ができたら、Analog Devicesが公開しているworkshopの資料を参考に
PlutoSDRを動かしてみましょう。
GitHub: sdrforengineers / LabGuides
P.S. PlutoSDR rev. Dの回路図を眺めていたら、USB-OTGのチップ以外に、
USBシリアル変換のFT230XQが外部電源のポートに搭載されていることに気づいた。
このUARTからもPlutoSDRに接続できそうだったので、Tera Termで開いてみたら普通に
ログインができました。Baud Rateは115,200です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/25/ea8b23e7a7b11dd7cc41b483ccc0b990.png)
自分のために備忘録。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/70/9a885486add05708394ba09dd4f0e524.jpg)
まずは、Windows PCにドライバーをインストールします。
wiki.analog.com: Windows Drivers
次に、ファームウェアをアップデート。
現時点で、最新のファームウェアはバージョン0.34です。
wiki.analog.com: Pluto/M2k Firmware Updates
アップデートが完了したら、sshでログインして、バージョンを確認します。
PlutoSDRをPCにUSBで接続しているとき、ネットワークモードのIPアドレスは
デフォルトで「192.168.2.1」になっています。
しかし、PlutoSDRはbootするたびにsshのキーが変更されてしまいます。
その度にキーを削除して再発行するのは面倒なので、次のようなconfigファイルを
C:\Users\<user_name>\.ssh\に置きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/01/834548652ae04022b9469f32d75bfdf1.png)
これで、コマンドプロンプトから「ssh plutosdr」を実行すると、
キーをチェックせずにrootでログインできるようになります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/37/a91edf7b1ec0c153bab7a7ceea8ef3ac.png)
PlutoSDRをシャットダウンするときは、「poweroff」コマンドを使います。
LED1の点滅が停止したら、USBケーブルをPCから抜いて、電源を落とします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/a6/52c5f76abd80c6d7032f057eac3a925d.png)
PlutoSDRがカバーしている周波数は、デフォルトで325MHzから3.8GHzです。
これは、PlutoSDRにログインして、以下のコマンドを実行することで、
70MHzから6GHzに拡張することが可能です。
# fw_setenv attr_name compatible
# fw_setenv attr_val ad9361
# fw_setenv compatible ad9361
# reboot
wiki.analog.com: Customizing the Pluto configuration
PlutoSDRは、USBのネットワークモードでホストPCに接続するだけでなく、
LAN経由でネットワークデバイスとして接続することもできます。
この場合には、USB-LAN変換のアダプタと、外部電源が必要になります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0d/e9034f52fdb99efab4aebfb5f40d6a03.jpg)
PlutoSDRがサポートしているUSB-LAN変換のチップセットは、以下のサイトで確認できます。
外部電源は、スマホの充電器で十分です。
wiki.analog.com: USB OTG – HOST function Support
LAN経由でアクセスするためには、PlutoSDRにローカルエリアのプライベートIPアドレスを
アサインする必要があります。このIPアドレスは、PlutoSDRをPCに接続した際に
大容量記憶装置として認識されるフォルダに含まれる「config.txt」で指定します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/74/738fb3c7a1ddd867d0bd9d7c8e210959.png)
「config.txt」をテキストエディタで開き、[USB_ETHERNET]の「ipaddr_eth」に、
プライベートIPアドレスを指定します。この例では「192.168.11.40」にしています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/92/ae5136297086a80d8cf5d385f2c45697.png)
PlutoSDRをrebootした後、同じローカルエリアに接続されたPCから、
sshでログインすることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/be/f99e53d595d016ef8fea9833fe85c252.png)
また、PlutoSDRの機能にアクセスするためのインターフェイスとして、
Analog Devicesから「libiio」が提供されています。
wiki.analog.com: What is libiio?
libiioをインストールしたPCから、コマンドプロンプトで「iio_info -S」を実行すると、
ネットワークに接続されたPlutoSDRを確認することができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/fb/758bbe019ffb30593640db49cb1ab39a.png)
ここまで準備ができたら、Analog Devicesが公開しているworkshopの資料を参考に
PlutoSDRを動かしてみましょう。
GitHub: sdrforengineers / LabGuides
P.S. PlutoSDR rev. Dの回路図を眺めていたら、USB-OTGのチップ以外に、
USBシリアル変換のFT230XQが外部電源のポートに搭載されていることに気づいた。
このUARTからもPlutoSDRに接続できそうだったので、Tera Termで開いてみたら普通に
ログインができました。Baud Rateは115,200です。
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