MIMO SDR platform

GNSS信号シミュレータを多周波/多システムに対応させようとすると
複数のSDRデバイスを同期させるか，高価なUSRP E310くらいしか
選択肢がなかったのですが，新たに低価格なMIMOのSDRが
発売されるようです．

SoDeRa.org: An upcoming app-enabled low-cost open-source SDR transceiver



Lime MicrosystemsのLMS7002Mを搭載しており，2x2のMIMOに対応．
価格はまだ決まっていないようですが，bladeRFと同じくらいになりそう．

琵琶湖でGNSS-R

平塚沖総合実験タワーでの観測に加えて，
琵琶湖のど真ん中に浮かぶ安曇川沖総合自動観測所でも
GNSS-Rの定点観測を始めます．

草津から船に乗って，観測所を目指します．
一時間ほど掛かりますが，船内は空調も効いており快適．







平塚沖に続いて，琵琶湖にもアンテナを設置．
天気も良く，作業はスムーズに進みました．



うねりのない湖面で，純粋に風波に対するGNSS-R信号の
特性を評価します．

Simulator vs. Spoofer

ぎゃー，名指しだ．FBIは勘弁な…

IEEE ComSoc Technology News: Script Kiddies: GPS Spoofing is now only a Download Away

iPhoneの日付バグ

日付を1970年1月1日に設定して再起動するだけで，
iPhoneやiPadを再起不能にするバグが見つかったらしい．

Gigazine: iPhone/iPadを再起不能にする恐怖のバグが判明したので実際にやってみた

そうなると，GPS信号のspoofingで時間を巻き戻してiPhoneを
クラッシュできるのではと考える人がやっぱりいた．



端末をどう再起動をさせるかは別として，GPS時刻は1980年
1月6日を開始時刻にしているから，残念ながら1970年に
巻き戻すことはできない．

また，航法メッセージに含まれるweek numberは10ビットしか
ないため，1024週で0に戻ってしまう．このrolloverは，すでに
1999年8月21日に発生しているので，現在の受信機の多くは，
この日を基準にしていると思う．

次のrolloverは2019年4月7日．意外とすぐ近くの未来だ．
トラブルが発生するsmartphoneとかあるのかな？

ちなみに，GPS信号によって端末の日付や時刻を変えてしまうのは
iOSだけのよう．Androidでは，位置はspoofingされても，日付や
時刻には変化がない．これは，端末の設定次第なのかも．

革新的衛星技術実証1号機

小型衛星向けに開発したアンテナ一体型GNSS受信機のfireantが
革新的衛星技術実証1号機に搭載する実証テーマのひとつに選定されました！

JAXA：「革新的衛星技術実証1号機のテーマ公募」選定結果について

プロトンビームによる放射線試験では，数か月に1回程度の頻度で
シングルイベントが発生するものの，受信機のリセットで問題なく
動作し続けることが確認されています．

測位精度やTTFFの確認に加えて，衛星軌道における放射線耐性について
実証する予定です．

KiwiSDR

HFのSDRにはそれほど興味がないけれど，
一緒に搭載されているFPGAベースのGPS受信機は面白そう．

KiwiSDR: Wide-band SDR + GPS cape for the BeagleBone Black

verilogのソースコードがGitHubで公開中．

github.com / jks-prv / Beagle_SDR_GPS

ドローンでRTK GPS

3DRのキットとskytraqのNS-HPを購入．

3DR: DIY Quad Kit
NavSpark: RTK Capable GPS Receiver

ドローンでRTK GPSを試す！