OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

PocketSDRのLDOレギュレータ

2022-06-24 15:07:45 | ソフトウェア受信機
GitHubのissueにも挙がっていますが、PocketSDRのパーツリストで
U5のLDOレギュレータの選定に問題がありました。

現行の設計では、SOT23-5のLDOレギュレータの4番ピンがオープンになっていますが、
パーツリストで指定されているRP111N33D-TR-FEでは、4番ピンが出力電圧調整のための
フィードバックピンとなっています。3.3Vの出力電圧固定で使用するためには、
このピンを出力ピンである5番ピンに接続しなければなりません。



とりあえず、手元にあった1608の0オーム抵抗でジャンパしました。
これで正常に3.3Vの出力電圧を得ることができます。

P.S. 今回のバッチは頑張ってジャンパするとして、次のバッチは4番ピンがNCの
LDOレギュレータを実装したい。Digi-Keyで検索してみると、半導体不足の影響か、
電流出力が500mAの製品は在庫なしが目立つ。300mAでも問題ないようなので、
このあたりかな。

RP102N331D-TR-FE / RP102N331B-TR-FE
コメント (2)
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PocketSDRのケース

2022-06-18 09:05:15 | ソフトウェア受信機
PocketSDRをセミナで使ってもらうとなると、基板のままでは不安です。
ケースは必須ということで、淡々と金属加工。
外寸15mm×25mm、厚さ1.5mmのアルミ角パイプから切り出します。

amazon.co.jp:光モール アルミ角パイプ 554 1000X15X25



端面のパネルは、DMM.makeの3Dプリントサービスを試してみました。
オリジナルのデザインに、ナットの抜け止めを追加しています。



素材には、強度的にも寸法精度的にも実用に耐えられるMJFを選択。
マットな仕上がりで、ちょっとユニークな質感です。



P.S. ケースの加工図面とパネルのSTLファイルをGitHubにアップしました。
PocketSDRの製作にご活用ください。

GitHub: osqzss / PocketSDR / HW / pocket_sdr_case
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PocketSDRの量産

2022-06-14 12:59:36 | ソフトウェア受信機
夏のセミナに向けて、PocketSDRの準備が着々と進んでいます。



基板は4層化してRFラインのインピーダンスを50オームに調整するなど、
細かな改善をしています。

さすがに何十台も自前のオーブンでリフローするのは無謀なので、
基板製造や部品実装を外注しています。完成品の品質はとても良い感じ。

ケースも準備したいけれど、金属加工などを外注すると、どうしても
高価になってしまいます。どうしようか悩むところ。

P.S. タカチの新製品である小型IoTプラスチックケースのSICシリーズは、
サイズ的に良い感じ。基板の穴位置やサイズをちょっと変更しないといけないけれど、
次のバッチで試してみたい。とりあえずサンプルを入手しよう。

TAKACHI:小型IoTプラスチックケース SICシリーズ

P.P.S. 早速、SICシリーズのサンプルをゲット。良いサイズ感だけれども、やっぱりデカい。
追加工の手間を考えると、3Dプリンタで出力できるケースを設計した方が、安く仕上がるかも。

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