おじたん。的ぶろぐ生活。

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バブルラジカセ。

2012-12-18 14:35:31 | おじたん。的便宜耳机評論。
ラジカセ…って方向性に人生の一部分が全く向かわなかったので、門外漢なわたくし…。

欲しいな…と、思ったのはSONYが出していた『SIR-Ⅲ』ってモデルで、…歳がバレるな…その後、パイオニアのプライベートってコンポが…挙句にはBCLラジオに走っちゃったので…。

そんなわたくしのところに、VictorのRC-MD70ってバブリーなラジカセがやって来たのですよ…ウサギの毛にまみれて…やおら巨大なのが…。リモコンと取説と一緒に…。

ウサギの下僕が言うには…「MDが不調なのでジャンクって事で…」って頂いたのですが、今の所、不調らしき事象は見当たりません…。

…わたくしの知っているバブリーなラジカセのイメージは…アバンギャルドな外観デザインと傍若無人に無双な大音量でナンボのもんじゃい…アポカリプスな咆哮を周囲に撒き散らす…って事だったのですが…コレは実にシンプルなデザイン…。

もっと驚いたのは『音』。

上質な音が出ちゃうのですな…。コレから…。

基本的にはサラウンドを幾種類か、バスブーストのあるなし…って程度にしか音質はいじるところが無いのですけれども、もっとこう…ズンドコの極みと共に、シャリシャリキンキンの彼方へ連れて行ってくれるもんだとばかり思っていたのですが…実にしっとりとした落ち着いた音が出ちゃって…。

まぁ、ソースに合わせてそうした音質を加えてやれば、そうした音にもなるのですが、基本はちゃんと聴ける音を出す…ってことみたいですねぇ…。

フルレンジ10cm×2ってスピーカーの構成ですから、多くを求めるには無理もあるし、スピーカーが鳴る…って事に加えて、筐体全体から音が出る…って事でもあるので、せいぜいが良くて大きめなラジオ…って音かと思ったんですけれどねぇ、意外にもしっかり聴ける音が…。下手な2ウェイ、3ウェイってスピーカーよりも心地よい音が出ているあたりが実に優等生な感じ。

…MDLPに対応していないところを見ると…90年代後半の製品なのかな? 圧縮音源を詰めたCDメディアの再生も出来ませんから…CD・MD搭載で絶頂を極めた頃なのかなぁ…どちらも3連装ってギミックを備えており、面倒ながらもMDの編集機能もあるし、ダビングに都合の良い機能なども備わってますな…。

カセットだけは動作の確認をしてません。手持ちのテープが無いので…。カセットに落とすとか、MDに落とすとか…って事ももうしないですし…。一応、メタルの再生が出来て、ハイポジは録再が出来るみたいなので、ノーマルテープしか扱えない今時のラジカセよりは上級ですね。ノイズリダクションについては何も記載が無いので、ないんでしょう…。さびしいねぇ…。構成からいっても、CDとMDで楽しんでくれ…って感じですから、テープってメディアの衰退が顕著に現れていた事を物語っています…。

ラジカセ…の、ラジの部分はフツーみたい。ただ、AM受信じゃ、容易に本体の向きを変えるなんて出来ないサイズですので、外部アンテナ推奨。FMと共に外部アンテナ端子が備わってます。FM用のロッドアンテナは付いていますが、本体からすれば貧弱そのもので、伸ばしてもあまり意味無い感じ。強電界に住んでいればそれで十分でしょうけれど、郊外に住んでいると厳しいねぇ…。

…電池いれるところないな…AC駆動のみですね…。一応、取っ手が付いていたりするのですが、据え置きを想定しているんでしょう。サイズ的にもそうですね…サイズよりも形状がこれでは、肩に担ぎ載せて街中を歩き回りながら大音響でヒップホップを…って伝説は出来ないですね…。やらないけど…。

リモコンは…切り替えと再生ってことだな…RECは指示できないんだな…イマイチだな…。いちいちコイツの前まで行かないといけないのもなぁ…。

ともあれ、コイツから出る音で部屋が満ちるのがなんだか楽しくなってきましたので、いいモノをもらいました。

Comments (2)
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