おじたん。的ぶろぐ生活。

おじたん。である。語るんである。

一億総チンピラ化。

2007-01-12 06:58:46 | 我思う、故に書くなりよ。
まぁ、バラバラにされちゃった方にも非がありそうな事件ばかりだなぁ…。

自己中で逆ギレで、先にクレーム付ければ根拠が曖昧でも「勝ち」って人が増えているんで、これは致し方ないのかもしれないねぇ。凄惨な手法だけれども、まぁ、それくらいの反撃は喰らっても当然かもしれないって時代で社会なんだろうなぁ…。

昔はねぇ「ちょっと待てよ…」ってのが、誰にでもあったと思うんだよね。今は無いんだろう。冷静に考えたら、主張する根拠が無茶苦茶で、とても怒声を伴って浴びせかけるなんてのは「駄犬の遠吠え」に過ぎないのだが、それがまかり通ってしまう様になってしまった。

てなワケで、紛争解決に際して最も基本的な「議論」ってのが皆無なんだよね。

先に怒鳴って屈服させれば道理が通ったと、根本的に「チンピラ」の論理が一般市民に根付いちゃっている。

「一億総チンピラ化」

だから、歯医者一家の問題でも、夫婦生活が破綻した家族の問題でもなく、社会の問題なんだよね。そうならないための「教育」が疎かになってしまったツケだろうし、そうとは知らずに育った人間が社会の中枢にいちゃっている…って事なので、こうした影響を受けた世代が排除されない限り、このまま続くのである。親殺しもそうだし、子殺しもそう。給食費の未払いなんかもね…。

てなワケだから、穏やかな日本を再び…と考えても、数世代先の話だね…。
どう考えてもおかしい事や、正さなければいけなかった問題をそのままにして来たツケでもあるし、時代に則した罰を与え切れなかったお陰でもあるんだろう。

そうした根本的な「秩序」ってモノを失った国家を、我々はイラクに見るコトが出来る。カタチこそ違えど、日本だって失いつつあるモノは一緒なのである。今のあの国に誰が「明るい未来」を望めるだろうか? 秩序無く、殺戮がまかり通る国家には、何も大きな期待は出来ないんであるね。たとえ、国民が貧しくても、秩序ある社会の根付いた国家は、大きな期待が掛けられるだけの明日が来ることを望める場合も多々あるのだけれど…。

全てが…である。痴漢されそうな格好で電車に乗るぢょしこーせーもそうだし、混雑する電車で大股広げて座ってるバカサラリーマンもそう。些細なことから秩序が崩れて、是正する風潮が寂れたお陰で、大迷惑がまかり通る時代だし、社会。

そうした社会で、人はバラバラにされる。互いを思いやる気持ちがあれば…なんて考えている様ではダメでね、そんな気持ちを持ったとしても、相手には通用しない時代なんであるのよ。

「めんどーだから、刺しちゃえ…」

口封じにはいかにも簡単なコトである。法律も後押しして、数年の刑を全うすれば、また帰って来られるんである。何かとコンビニエンスな時代。

そんなのはイヤだと…数世代先を見越して何かに取り掛かっているか? と、問えば、答えはNOだろう。自分さえうまく「勝ち組」と呼ばれて、生きている間に良い生活を送るコトが出来れば他はどーで良いし、お情け程度にボランティアとか、募金にでも参加していれば「良い人」にだってなれる。誰もがそう思う。

それが果たして秩序ある社会を築く「個」に相応しいかどうか? 社会はどの時点でそうした「個」の量産を始めてしまったのか、非常に興味深い。

自分もそうした「個」の1人である。

やはり、殺したらバラすだろうな。そして精一杯隠す。バラさなくても問題が無ければそのままだろうけれど、今の世の中「そのまま」ってのもなかなかムズカシイ。何か途中で「あきらめ…」でも生まれて来ない限りはバラした方が「得」なのさ。

そーした世の中。誰がどーすんのか決まってもいない。言葉では「ごめんなさい」と「善処します」が溢れるばかりで、何も解決に向かって行かない世の中。「個」として真剣に考えても「集団」として意味を為さない構造を持った社会。

義務教育の半分の時間を「道徳」にしても、数世代先だろうなぁ…。「道徳」が生かされる社会が確立するまで行く年掛かるやら…。天国か地獄かしらんけれど、いずれにせよ「あの世」から眺める他に無いんだろうねぇ…。

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