アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

姓名の変更

2009年03月27日 | Weblog
  名を名乗れ!「ナマエはナマエだ!」

 「赤祖父」「田母神」…初耳の名字が続々。60年も生きてきたのに初耳の名字との遭遇がある。知識を得る喜びがそこにあります。あるのか?
 今では、10週間に一度となった大学病院への受診、5年目になるので特に新しい発見はないのですが、この度ありました。著作権は、伊奈かっぺいさんにあるのでしょうが、私が実際に見たものですから…盗作として訴訟騒ぎにはならないでしょう。

 大学病院の看護師さんの白い靴に、マジックで「ナマエ」が書かれてあったのです。それがどうしたって?私は、見間違えかと思いました。「タマエ」かな?「ナミエ」かな?よーく見ても、「ナマエ」でした。「持ち物には、ナマエを書きましょう」と、指導され、持ち物に「ナマエ」と書いたのだろうか?だとしたら、看護師を辞めて、お笑いへ行った方が良い…。

 胸のネームプレートが見えた。「生江」と書いてあった。「ナマエ」は、名字だった。生江さん、名前から発生する、おもしろいことがたくさんあると思います。

「お名前は?」
「ナマエです」
「ですから、お名前は?」
「ですから、ナマエです」
「ナメてんのかコラ!名前を言え!」
「だから、名前はナマエだ!ボケ!」
 こういうことは、日常茶飯事でしょう。

 幕内最重量力士は、「上から読んでも山本山、下から読んでも山本山」。「やってよかった公文式」は、「公文公」さん。ふざけて名づけたわけではないでしょうが…。回文式の名前も、結構あります。
 我が子の名前を「悪魔」にしようとした人がおりました。冗談だろうって?16年前になりますが、話題になった本当の話ですよ。ところが、「悪魔」くんの出生届は、受理してもらえませんでした。「人名の持つ概念から著しく逸脱している」という理由でした。保護者は、「阿久魔」として、再度申請するも却下された。結局、「亜駆(あく)」で落着。亜駆くんは高校生になっている年頃です。保護者は、どうして悪魔にこだわったか?「戸籍法に規定する制限内の文字からなっており、誰からも興味を持たれ、多くの人々と接してもらえるので利益になる」…。この、保護者(父親)は、麻薬所持で逮捕され…。子が翻弄されています。「子の利益を考える親が、どうして麻薬に手を出すんだ?」

 姓名を変えることは、次の場合可能です。
1 珍奇な場合…読み方や文字面が珍奇で社会生活上に支障がある
 →「古糞(ふるぐそ)さん」の場合、呼ばれる度に嫌な思いをしますよね。「半家(はげ)さん」「木瓜(ぼけ)さん」「阿房(あほう)さん」「莫迦(ばか)さん」も、社会生活上支障が…。
2 難読の場合…字がむずかしくて読み書きに困る
 →画数の多い字や、勅使河原などという姓の場合、テストで名前を書くとき時間がかかるので不利となります。「東海林」という姓の場合、「とうかいりん」のほかに「しょうじ」と読む場合もあります。何でもありってことですね。
3 通称名が固定してしまって、戸籍上の名が忘れ去られた場合
 →羽柴秀吉さん、本名は三上誠三です。本名を知る人が少ないので、この例ですね。私の数少ない自慢の一つとして、羽柴さんの自宅に二度行っている(外から見ただけですが)ということがあります。
4 同姓同名の人がいて、社会生活上支障がある場合
 →身近にもいます。郵便物が誤配されるので困っています。
5 神官もしくは僧侶になった場合→コレは普通。
6 外国人と紛らわしかったり、異性と紛らわしく支障がある場合
 →国際的に活躍するようにと、むしろ外国人のような名前をつけるケースが増えてきています。異性と区別できないのは、「操(そう、みさお)」とか、「一(はじめ、かず)」。篤姫も、「一(かず)」でした。
7 帰化した場合→闘莉王とか

 生江さんには、改姓する場合、是非「生江→名前」というふうに、漢字だけ変えていただきたい。おもしろいので。
 あーっ!また、人のナマエで遊んでしまった…。

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