アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

ゲイはOK、レズはダメ

2018年07月06日 | Weblog
 LGBTQ(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー・クエッショニング)の講演会に出席しました。
 アンティークマンはどれに属するのかって?私は、「ストレート」です。「カーブ」は使わないのかって?あ、あのね、「ストレ-ト」というのは、「LGBTQ」にも、「Xジェンダー」にも「パンセクシュアル」にも属さない人たちのことなのっ!野球の話じゃないんですぅ。
 「普通の人が、ストレートなのね」って?そ、それは禁句です。普通などと言うと、LGBTQやその系列の人たちが、「普通じゃない人」つまり、「異常な人」ということになってしまいますから。「普通」は、使ってはいけない言葉です。
 「LGBTQって、『言葉』にうるさいんだね」って?…そ、そうなんです。100分を越える講演でしたが、私も、「LGBTQ関連は、ことばの使い方が難しいなあ」と、つくつく感じました。その為、講師先生が訴えたかったのはなんだったのか、失礼ながら全く分かりませんでした。ちなみに講師先生は、「G」。つまり、「ゲイ」。
 「ゲイ」という言葉は、使ってもよいのだそう。しかし、BUT、「ホモ」は使ってはいけない。「オカマ」はどうなんだって? あ、あのね、私はLGBTQの用語専門家ではありませんので…詳しい事など分かりませんがぁ…「オカマ」は、タブーのようです。「ストレートなのに、お金の為にオカマを営業する輩がいる」と、講師先生が憎々しげに話してました。
 「レズ」が差別用語だってこと知ってましたか?「ビアン」とか「レズビアン」なら良いのだそう。ホント、用語が難しい。それにしても、「ビアン」は、初耳。
 前述の「普通」ですが、「普通」は、ダメで、「ストレート」とか「ノンケ」が良いらしい。「性転換手術」も、アウト!正しいのは、「性別適合手術」。LGBTQを理解する道は、用語を理解する道だね。

 で、「アライ」って知ってました?「荒い」でも「洗い」でも「粗い」でもない、心理学科1年2組にいた「新井君」も関係ない(50年前の同級生なんですけどね)。「鯉のあらい」…酢味噌で食べるあれか?!無、無関係です。
 「アライ」…。LGBTQを理解し、権利回復に賛同する人のことを「アライ」というのだそう。つまり、私は「アライ」です。どうすれば、「アライ」になれるかって?「自分は、アライです」と、思えばそれでいい。試験も資格もコネも…なんにもない。
 だけどさあ、用語の殆どが所謂「隠語」なんだよね。不満はないのですが、「隠語」ってのが「怪しさ」を醸し出している。例えば、「ノンケ」。同性愛者から見て、同性愛の「ケ(その気)」がない人を指す。「ノン」は、英語の「non」。これって、ノンケの庶民が理解出来ますか?
 「アライ」は、英語の「同盟、支援」を意味する「ally」のよう。このように、語源が多岐にわたる。換言すると、無秩序。無秩序も使用禁止用語になるかな?
 L、G、Bの人たち・・・どうぞご随意に。好きなようにやってください。
 大変なのは、「T」の人たちです。Tの人たちが、「楽しく、安心して暮らすことができる社会」にしなければなりません。その為には、ストレート、ノンケの人を、「アライ」にしなければなりません。もっとも、自分から進んで行動を起こすことはありませんがね。酢味噌をかけられちゃいやなので。