アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

バカボンパパの影響か?

2011年11月30日 | Weblog
 「短期大学生・大学生に対する天文基礎知識調査」で、日没の方向を尋ねたところ…「東」と回答した人が22%にのぼった。「南」とか「北」と答えた人もあわせて3%いた。南半球での日没の方向については、「西」が44%。「東」が37%だったという。
 マユにツバをつけながら読みましたが、この調査をした大学名、教授名が明記されており、日本天文学会でも発表されたと、信憑性をアピールしているところから、どうやら本物らしい。

 太陽が東に沈んではなりません。「西」と答えた人は75%しかいなかった。天才バカボンじゃないんだから!
 南半球でも太陽は西に沈むのですが、東に沈むと考えた学生が37%ですかぁ?!この回答は分かる気がします。北半球と南半球では逆になるのではないかと考えたわけで…。さすが大学生、頭がいい…かな?

 月が満ち欠けする理由についても、「太陽・月・地球の位置関係」と正答できたのは56%だった…これ、難しいですよ。太陽がどの方角から昇るかもよくわからない人が、月の満ち欠けについて正答を出せるはずがない。

 こんなものだと思います。日々の暮らしに、太陽がどの方角から昇るかなど、なーんも関係ない。その前に、暮らしの範囲の東西南北を分かっちゃいない若者って多いんじゃないかな。分かる必要もないかな。平気で北枕で寝ているのでしょう。

 私の若い頃のエピソードで申し訳ないが、陽が沈む場所に疑問を感じまして、地元の測候所へ連絡したことがありました。
 「太陽の沈む場所が、いつもと違うのですが?」
 (確認のあと)「太陽は間違っておりません」
 真面目に答えてくれました…。太陽が沈む方角について、測候所に確認する人って一体?

 閑話休題。2012年春の大学卒業予定者の就職内定率が、4年生大学では59.9%。過去最低だった2010年より2.3ポイント増えた…。
 面接で、「太陽ですか?ひ、ひ、東に沈む…はずです…」。これでは内定がもらえません。天文の基礎的知識も就職には必要。
 そんな小学生でも分かるような質問を、大卒の就職試験でされるはずがないだろうだって?「東に沈むが22%」という現実から、各社が質問に、「太陽が沈む方角」を入れるようになるんじゃないの?
「天才バカボン」の主題歌の歌詞は…「西から昇ったおひさまが東へ沈む これでいいのだ これでいいのだ…」
 これでいいわけないでしょう!