アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「誤解する人=能力不足の人」…なんだよねぇ

2020年12月18日 | Weblog
 青二才の私には、「政治家への批判」など、おこがましいのですが、この度は言わせていただきたく。
 なぬ?「コロナに腹を立ててもしょうがないもんだから、当たり障りがないところで政治家を罵倒して溜飲を下げるつもりだな」って?
 そ、そう思いたければそれでかまいませんが、「私が溜飲を下げたところで、何かが変わるんですか?」自分の「溜飲」のためにブログを書いたことなど538回ぐらいしかありませんから!(ここ、「数えたのか?」というツッコミがほしいところです)

 閑話休題。「菅(すが)総理」なんですがね。一緒にステーキをいただいたことはありませんが、がっちり握手したいきさつは数か月前に書きました。「買いかぶり」と、言われたらそれまでですが、「できる人物」という評価をしておりました。ところが、総理になってからは…鳴きもしなければ、飛びもしない。おまけに、「ガースーです」「(国民の)誤解だ」…。

 菅さんって、「おもしろい人物」という評価がほしいんです。国会で、「鬼滅の刃」のフレーズを使ったのも、自分に興味をもってもらおうという作戦の一つ。しかし、閣僚をはじめ議員さんたち、「なんのことやら解らない???」。大いにスベリました。

 「ガースーです」…あれで笑った国民って…皆無じゃないのか?前時代的な、「ギャグ」。恥ずかしくて、笑えません。笑いをとろうとする意図は見えますが、センスに時代との乖離がうかがえる。

 さて、温厚で有名な私が激怒したこの度の事件…
 菅さんは、確かに「会食は5人以内で…」と、言いました。その舌の根が乾かないうちに「銀座の高級ステーキ店 ひらやま」で、忘年会。「シェフおまかせコース 黒毛和牛フィレステーキなど全9品 正規料金 お一人様 税込 36,300円」を、8人ほどで…。本人が、「5人以内」と言って、その本人が「8人ほどで 、あの厚さが6~7センチメートルもある黒毛和牛の霜降りの…」。我が家の2歳になったばかりの孫でも、「5と8の違いは分かります」。

 ところが、西村康稔経済再生相は、「一律に5人以上がだめだとは…」と、首相を擁護。「一律に」という言葉を後から付け加えて、「8人程度なら、OKなんで~す」と、してしまいました。8人の中に、「福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長」「俳優の杉良太郎さん」「タレントのみのもんたさん」が含まれていた。
 同席していた二階俊博幹事長は、「会食の時マスクをしていたか」という記者のくだらない質問に、「マスクをしていちゃあ、食べられないでしょう!」と。開き直ってどーすんの!
 
 以上までで、私の怒りを斟酌していただけたかとは思いますが、私がちゃぶ台に手をかけそうになったのは、菅さんの次のセリフなのです。
 「国民の誤解を招くという意味においては真摯に反省している」
 私は、このセリフで菅さんをあきらめました。お~い!石破さ~ん、焼き芋食べてる場合じゃないよぉ~っ!
 国民が、何を誤解したの?国民は頭が悪いので、「5と8の区別」がつかないの?「国民は能力がないので、菅総理のおっしゃることが理解できず誤解した」わけ?
 そもそも、何をどう誤解したというの?
 なお、「誤解」の意味は、事実や言葉などを、知識や能力が足りないために正しい解に至らず、誤って解釈してしまうこと…。