アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「万引き家族」に、もの申す

2018年07月30日 | Weblog
ようやく、「万引き家族」を、観ました。遅いって?映画館がない「田舎」に住んでいるもんで…。
 第71回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールに輝いた、是枝裕和監督による人間ドラマ。なぬ?そうゆう有名作品だから観たんだろう!まったくミーハーなんだからだって?それ以外に何がありますか!と、いうのはジョーキングです。「万引き家族」…この強烈な題名が、私を、映画館へ向かわせました。こんな題名…まあ、そのまんま。
 祖母の年金を頼りに、足りないものを万引きで賄っている一家。拉致のような状態で、5歳の女児を一家に迎え入れた。女児の名前を「りん」とした。りんちゃんを迎え入れたのを機に、一家はバラバラになっていく。一家の主は、樹木希林なのかリリー・フランキーなのか。リリーの妻役が、安藤サクラ。・・・濃い!是枝さんのお気に入り勢揃い。いつものことだって?いつものことですね、ハイ。

 何か問題があるのかって?
 大ありです。虐待を受け、体中に多数の傷があった「りんちゃん」。万引き家族の一員となってからは、虐待を受けませんでした。
 りんちゃん、万引き家族が崩壊してしまいまして、「元の家に戻された」のです。これは、「ライオンの檻に少女を投げ入れる」ような行為です。

 是枝さんに、言いたい。
「虐待の親を処分して映画を終わらせていただきたかった」