アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

大人の犠牲になるのが子ども…

2018年07月08日 | Weblog
 「子どもが犠牲になる」これは、日本の大人たちが、なにがなんでも阻止しなければならないことだと思いますが…。
 「虐待」は、言葉だけでも気分が悪くなる。「子どもが犠牲…」これは、「児童虐待」「児童ポルノ」だけではありません。このところ、高校・大学の部活動にかかわり「子どもが犠牲になる」問題が起こっています。

 直近では、ハンドボール男子の全国高校総体大阪府予選決勝で、大体大浪商の選手の肘が桃山学院の選手のみぞおちに当たったという事が報道されました。
 肘が当たることぐらい普通にあるだろうって?それが、私の検証では、故意ですねえ。理由としましては、浪商選手の後ろに桃山の選手。ボールは、浪商選手の左前方7メートルの所にありました。浪商選手と桃山の選手は接触していました。そのとき浪商選手は、いきなり右に身体をひねり、肘でみぞおちを刺すかのように強打したのです。右ですよっ!左前方にボールがあるのに、味方が誰もいない右に身体をひねる必要がありますか?桃山の選手は、身体を「くの字」に曲げ倒れました。
 こんなの、スポーツじゃない、「ケンカ」ですよ。犠牲者は、桃山の選手と、これから社会的制裁を受ける浪商の選手。浪商側の記者会見は、態度が横柄で憤りを感じました。

 ビックリしたのは、全九州高校体育大会のバスケットボール男子準決勝で延岡学園(宮崎)1年の留学生が審判を殴ったことですねえ。留学生はアフリカのコンゴ民主共和国から2月に日本へ来たという。
 高校1年生とはいえ、204cm、86kg。その大男が、審判の笛にキレて、試合中に審判にフックぎみの右ストレートを放った。殴られた審判は、2メートル程吹っ飛び、病院へ送られた。口の中を20針ほど縫ったという。
 子どもの犠牲者としては、殴ったコンゴからの留学生ですね。15歳(平成14年12月1日生)で、コンゴから日本へ来ての暮らし。身近にフランス語を話す人がいたら、状況は変わっていたかも知れないが…。コンゴからの彼、15歳です、重度のホームシックになってもなんの不思議もない。審判殴打の背景には、彼のやり場のない精神状態が有ったことは間違いない。事件後、自主退学し早々に帰国したという。

 アメリカンフットボールの日本大学と関西学院大学の定期戦で、日大の選手が関学大のクオーターバックに危険なタックルをして負傷させた問題。これも子どもが犠牲者。日大の内田前監督と井上前コーチを、関東学生アメリカンフットボール連盟が除名処分とした。と、ところが、週刊新潮の記事では、「内田前監督など可愛いもので、黒幕がいた」という。理事長かって?理事長ではなく…くわばらくわばら、その先を書くのが恐ろしい。週刊新潮ですら、「週刊慎重」と化している。この黒幕さん、今は辞任している。小賢しくも、名前が出るとまずいので逃げたわけ。この人達の傲慢きわまりない学校運営が、子ども達の犠牲の上にあったと思うと、「日本の性根には、まだまだ腐ったモノがあるんだなあ」と、途方に暮れます。

 そうこうしているうち、また子どもの犠牲者が…
 文科省のお偉いさんが、東京医科大から便宜供与の謝礼として、自分の息子を(東京医科大に)合格させてもらったという。収賄の文科省のお偉いさんは、悪事をはたらいたのですから失脚してもしょうがない。可哀想なのは、「(賄賂の)点数で東京医大に合格し入学したお偉いさんの息子さん」。優秀な父親に、人生を狂わされてしまいました。

 子どもを犠牲者にしているのは、「大人たち」…。