オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

『音楽で平和を作り出す』(広島文教女子大学『人生論』)

2014-07-15 | 講演会

今日は広島文教女子大学で『人生論』という授業で演奏と講演をさせていただきました。
タイトルは『音楽で平和を作り出す』。


これから社会に出ていく学生の皆さんに、女性として、人として、広島市民として、そして自分自身としてどういう生き方ができるのか、参考にしてもらえたらいいなというお話をさせていただいたつもりです。
大学で授業なんて生まれて初めてのことでしたが、なんとか無事に終えられてホッとしています。
講義には学生さんを始め、地域の人、そして音楽仲間の友だちも参加してくれました。
皆さんどうもありがとうございました。
講義内容の書き起こしはできませんが、内容をざっと箇条書きにしてみます。


1.子供の頃の自分と音楽との出会い。
2.小・中・高とピアノと音楽を頑張っていた頃のこと。
3.音楽大学への進学を断念して一般の大学に進んだこと。
4.就職、結婚、事業経営と音楽とは離れた生活を送っていたこと。
5.30歳を前に、人生でやり残した「音楽」をチャレンジしてみたくなったこと。
6.バンドデビューを目前にして妊娠、出産。
7.家族や周りの人に支えられながら出産後半年で初ステージ。
8.バンド活動をしていく中での大きな転機。バンド仲間の死。
9.音楽をやる意味と意義。自分の使命について考えたこと。
10. セプテンバーコンサートのこと。
11. ほほ笑みと感謝の会「パレスチナオリーブ・パンフルートプロジェクト」のこと。
12. なぜコンサートを続けるのか。
13. ヒロシマ市民としての役割。
14. 夢を持つことの大切さと私の夢。


以上のような内容を途中に演奏を交えながら話させてもらいました。
  


演奏した曲は以下の通り。
1.天使の翔ぶ街 
2.心の手を繋ごう
3.Peaceful Wind(平和の風)
4.春雷
5.君に出会えて

アンコール
6.故郷


「Peaceful Wind」ではパンフルート演奏家で広島大学物理学の教授でもある中村純先生にわざわざお越しいただき演奏していただきました。広島大学のパンフルート同好会におられて今は文教女子大学におられる庄ゆかり先生にもご一緒に演奏に加わっていただきました。お二人には本当に感謝です。



講演と演奏というプログラムは初めてだったんですが、iPadを使ってスライドを上映しながらお話しさせてもらいました。
資料作成はちょっと大変だったものの、やっぱり写真があって良かったなと思います。


私が一度音楽の道を断念したことは、学生の皆さんにも同じような体験を持つ人もおられたみたいで、自分のこととして重ね合わせながら聞いてもらえたようでした。
夢っていうのは一度諦めたからと言って二度とチャレンジしてはいけないというものではないですよね。またやりたいと思うときがきたら、結婚しても子供がいても、何歳からでも誰に遠慮することなくチャレンジしてみたらいいと思います。


ピアノや楽器は何かに「なる」ために必要だからやることではなく、それ自体とっても楽しいものだし、ぜひ何か演奏できるようになってぜひ人に聞かせてあげて欲しいと思っています。
音楽はきっとそれだけで、平和な気持ちを作り出すもの。
どんな人にとっても音楽や楽器がもっと身近なものになっていくといいなと思います。


このたびの講義にあたってはいろんな方々のご協力をいただきました。
何でも「1人」では実現できないですよね。
支えてくれる人、助けてくれる人、そういった人との繋がりこそ財産だなと思います。


普段のライブではゆっくりお話しすることは少ないので、今回このような機会をいただけてありがたかったです。
自分でも自分の考えをまとめることができて貴重な経験になりました。
広島文教女子大学の岡馬先生、庄先生はじめてお世話になった先生方に心から感謝します。
これからも頑張っていこうと思います。
どうぞよろしくお願いします。