オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

原田隆史著『仕事も人生も好転させる 夢実現の習慣64』

2014-03-20 | おすすめ本

先週末、仕事関係で何人かの「成功者」の方々にお会いしました。
「成功」の定義は厳密に言うと人それぞれだと思うけど、私の中では「人生をコントロールできている」ことが成功だと思います。つまり「自立」が成功の第一歩。


世界の全てを自分でコントロールできるわけではないけれど、少なくとも主体性を持って生きれば、過去に思い残すことも未来を思い煩ったりすることもなくなります。要するに「すべて自分が選んだ」という考え方。どうしてもそう思えなければ信じている「神様(仏様)」がすべて決めて下さったと思ってもいい。


要するに、自分を変えずに環境にばっかり文句や愚痴を言ったりするのをやめて、すべて自分が選んだことなんだからと、淡々と感謝と誠意をもって与えられた人生に取り組めばいいのだと思います。
そうやって人生を活き活きと生きている人のことを「成功者」というんじゃないかな、と私は思っています。


ところで、facebookである方が原田隆史さんという方を紹介されていました。
原田さんは教員時代、「生活指導」をベースに置いた教育手法により、さまざまな問題を抱える公立中学校の陸上部を日本一13回の常勝チームへと変貌させたことで有名な方だそうです。


原田さんの著書。

仕事も人生も好転させる 夢実現の習慣64
原田 隆史
実業之日本社


なか見!検索より

自立型人間になるための2つの力
 人生をイキイキとしたものにするには、「自分の力で仕事で結果を出す」「他者の成功を助ける」、このふたつのバランスがもっとも重要です。仕事で実績を出せない、会社がつまらない、人間関係がうまくいかない、学校での成績が上がらない、素敵な恋人に出会わない、家庭生活がぎくしゃくしている・・・・。これらの悩みもすべて突き詰めていくと、原因は、「あなたが自立型人間であるかどうか」にかかっているのです。
 私が自立型人間になるために必要だと言っている力はたったふたつです。
 ひとつは仕事で成果を上げるための「仕事力」=「パフォーマンス力」。これはその人自身の「意志の力」に左右されます。スキルやノウハウを生かし仕事における成果を出すための能力・力も「意志の力」と言えます。
 しかし、仕事で成果を出す「意志の力」を持っているだけでは、自立型人間とは言えません。仕事で成功することだけに一心不乱になる人生は、ひどく孤独なものであると思いませんか?
 パフォーマンスを上げる意志の力を支えるのは「愛の力」です。私はこれを「メンテナンス力」と呼んでいます。愛の力は「教えてあげる」「助けてあげる」「支えてあげる」といったその人の行動の根底にある人間力、と言ってもよいでしょう。優しさ、許し、認めることなどはもちろんのこと、やる気とか本気とか、真剣さ、といったものも「愛の力」ということができます。また父親や母親が子どもに、先生が生徒に、社長が社員に、上司が部下に対して本気で接する、本気で怒る、笑う、喜ぶ。そう言った本気のかかわりも愛の力のひとつです。・・・(後略)(本文5~6ページより)」


まったくその通りですね!!
さっそくこの本読んでみようと思います。


『日本の人事部』というサイトにこの原田さんのインタビュー記事があったので一部抜粋します。

  
【以下転載】

心づくりに関しては、次の5つの方法で行います。1つ目は心を使うこと。心の中にある思いを、考えを文字にしていく作業ですね。人は考えて文字を書くと、気づきます。気づくと、同じ失敗をしなくなります。その結果、セルフコントロールができるようになるのです。日誌や目標設定用紙を活用するのも、この効用性があるからに他なりません。さらに、このやり方はスポーツ界などでは世界的に広がっています。


2つ目は心をきれいにすること。心のコップが上を向いていて、物事に取り組む姿勢や態度が素直でまじめ、積極的な状態にしていくことです。夢や目標はすさみきった心からは達成されません。このようなすさみをなくすには、挨拶を忘れない、靴をそろえる、不平や不満、愚痴を言わない、一生懸命掃除するといった態度教育の徹底が絶対に欠かせません。あるいは奉仕活動をすることもいいですね。


3つ目は心を強くすること。いまの自分の力でやれることを決め、毎日欠かさず行うことです。人はできることの継続によってこそ、心が強くなります。難しいことへ挑戦することで心が強くなるのではありません。


4つ目は心を整理すること。そのために、過去の失敗は問いません。未来のできることに気持ちを向けることで、心は前向きに保たれるからです。そして、未来を予測しそのための準備がしっかりとできていれば、確かな自信を持つことができます。これを「平常心を作る」、別名セルフコントロールといいます。この平常心が圧倒的な結果をもたらします。仕事のできる人とできない人、プロとアマの違いは、この心の整理がちゃんとできるかどうかにかかっています。


5つ目が心を広くすること。周囲に対して、感謝の気持ちを持つことです。それには「ありがとう」という言葉が大切です。「ありがとう」は心の栄養ストローク。他の人のためになると思ったことを進んで実行していけば、「ありがとう」という言葉が返ってきます。それで、心が広くなるのです。そして「ありがとう」が飛び交うと人は元気になり、活気にあふれた明るいムードの職場になっていきます。そういう会社に、人は集まっていくことでしょう。これが本当の意味での職場の風土づくりです。


このような5つの心づくりをBSCなどに取り入れていけば、必ずや人と組織は活性化し、結果を出すことができるようになります。何より、こうした心の成長やその生活態度に対して、人は感動や賞賛を覚えるのではないでしょうか。

 【転載終了】


優れた指導者と言われる方って、さすが視点が違いますね。
自分が成功するだけでなく人の才能を引き出し成功者へと育て上げる人は、こういうふうに人を見るんですね。
なるほど。
子育て、弟子育て、部下育てに悩む皆さんも読んでみられてはいかがでしょうか?
私もまずは自分の「心づくり」からしっかり頑張ります。