もんく [とある港街の住人]

ただいま from ベトナム

昨夜(05/10/31)ホーチミンから帰国しました。

ベトナムの印象はそこに入ったばかりの時と数日経過してからでは随分と違うものになった。

ホーチミンの空港へ降りてバスに乗って市内へ入った時には「ちょっと前のバンコクと同じか」と見えたものが、数日後には「やっぱりベトナムはベトナムなんだなあ」と思えてくる。
その違いは東南アジアをいくらか回っただけの私には微妙過ぎて、言葉で表現するのはちょっと大変な作業になりそうだし、きっとどこかにちゃんと書いてくれている人がいるだろうから書かないことにしよう。
しかし「居心地はとっても良かった」とだけは書いておくことにする。


それだけでは自分で読み返してさへつまらないので細かい事をいくつか書いておきます。

1.ベトナム人はもしかしたら効率重視かも。
各家の壁は中間色のペイントで塗られていてバンコクなどよりかなりカラフルで明るいからデコレーションに凝るのかなと思っ見ると全然そんな事はないらしい。家のドアや家具の彫り物なんてほとんど無くてそっけない。同じ位人件費の安いインドネシアなんかだと家のデコレーションはけっこう重要するものなのだけれどベトナム人は何故かお構いなしみたいだ。

2.ベトナムの家は京都のようだ。
家の間口は狭くて奥行きが長い。これは昔の政策上の区分でもあったためなのだろうか?よく分からないが、そのウナギの寝床のような土地に4階や5階建ての鉄筋コンクリートの柱と梁を立てる。その隙間に蜂の巣状の穴が開いた小ぶりレンガで壁を作り、その上をセメントで塗っただけの造りの簡単な構造の家。なんて合理的。でも地震があったら壁だけは全部落ちるんじゃないかと心配。

3.道路の横断は呼吸問題。
道路にはオートバイがたくさん走っていて見た目は危ない。そこを横断するのには最初は勇気が必要だけれど、その流れを「読む」ことができるようになるのに以外に時間を必要としない。走っているバイクの隙間を全く止まらずに歩く呼吸のようなものがある。これなら信号機が無くても16m道路を横断できる。自分でも信じられない。
同じようなバイクの洪水都市はいろいろあるけれど、中でも危険な台湾で同じことをしたら3日以内で死ぬだろうと思う。絶対に。

4.食はさすが元フランス。
街角にフランスパンのサンドイッチ屋台がたくさんある。(これは別途書くつもり)それにフレンチローストの豆で煎れる路上(屋台ですらない)カフェもあり。おしゃれなカフェの値段の数分の1程度のものだけれど、これはけっこうハマる。

5.物の値段がわからない。
インドネシアでも定価制じゃないから分かり難いんだけれどベトナムの方がもっとわかり難い。なぜなら高いものと安いものは全く同じなんだけれど、高い店と安い店、高く買う人とそうでない人ってのがはっきり分かれて存在しているらしく、その区別がちょっと入っただけの人間には分からないんじゃないかと思う。インドネシアの方がぼられる事が多いけれど実は値段自体は平坦かもしれない。

6.安全か危険か分からない。
公安警察官がけっこういてさずが社会主義国なのだけれど、注射器を持った人が普通にいるのも怖い。

7.日本人社会がある。
バンコクと同じでここにも出張族の出張手当をめぐるエコシステムがちゃんとある。観光客にはどうでも良いんだけどね。もう一つの日本人社会ってのが多分あって、日本人観光客目当てにそこに居る人たちだ。ホーチミンの大きな観光市場にも何と日本人店員がいた。ビザ制度が緩いからだろうな。ちょっと興醒め。

続く...かも。
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