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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

スズキ君改め、フランケン・スズキ

2010-09-30 22:58:08 | まさか、マレーシア!
大手術を乗り越えてスズキ君が帰ってきた。

大手術に652リンギット(1万8千円ほど)もかかってしまった。
スズキ君の値段は2000リンギット(5万6千円ほど)、この前のチューブレスタイヤとホイールで200リンギット(5千600円ほど)だからその合計は日本円で約8万円にもなる。これは相当、ハズレの買い物だった。

今回はエンジン部品交換、電装部品交換、無段変則のギヤ調整、後輪のクッション交換、前輪のブレーキのガタつき調整、最後にキャブレターの調整まで行われた。相当の部品を交換したようだった。試乗した感じでは前よりもずっと良くなったしエンジン音が静かになった。

これで新車を買うことは正式に取り止めになったけれど、時々バイク屋さんをチェックしておくことにしようと思う。ただ、マレーシアで主流の尖がったカブはどうしても乗る気にならないと言うのは変わらない。

ツギハギだらけのフランケン・スズキ君にはもうちょっとがんばってもらおう。

タクシー通勤

2010-09-30 07:01:53 | まさか、マレーシア!
足が攣(つ)ってキャサリンさんの今朝のサラダはとてもスッパイ。

昨日の夜、足が攣りそうな感じだと言ったらキャサリンさんは毎朝のサラダに使う酢の量を増やした。気遣ってくれてありがとう。その気遣いはとてもスッパイ。


そう言えば今年の明けからキャサリンさんにはいろいろ多く気遣いしてもらうネタが多かった。人付き合いとか新しく始まった生活でのお金の問題とかいろいろあって、何しろ生活が変わると言うのはたいへんであるのだ。こちらはそれに乗っかっているだけなのでそうでもないが、キャサリンさんはたいへんだろう。


スズキ君はエンジンだけでなく、後輪のクッションの支えが折れていたとかで修理は今日までかかる。だから昨日に続いて今日もタクシー通勤だ。昨日は朝が15リンギットで夕方は20リンギットの合計35リンギット(約1000円)。今朝もV氏のタクシーを呼んでおいた。

スズキ君、逝くか !?

2010-09-28 21:45:26 | まさか、マレーシア!
とうとうスズキ君(スクーター)が再起不能に陥った。

オーバーヒートでエンジンが止まった後に再始動できなくなってしまった。普通はオーバーヒートしても数回以上キックすればエンジンはかかるが今回はダメだった。高速道路の出入り口付近に乗り捨ててタクシーでバイク屋さんに向かい助けを求めた。トラックで運ばれたときにはもう閉店時刻に近かったために修理は明日になる。

そもそもオーバーヒートするのは何故かと言うと、キャブレターのセッティングが合っていないからだ。そしてさらにキャブレターのセッティングを合わせられないのは何故かと言うと、オートチョークの動作がおかしいからだ。それでも何となく走っているのでそのままにしていたがとうとう力尽きてしまった。キャブレターのセッティングが合っていないのに高速道路を毎日走らせるのは過酷だったかもしれない。


キャサリンさんが少し前に、こう言う時のためにバイク屋のおじさんに救助を求める方法を相談しておいた方が良いとうるさい位に言っていたが、面倒なので何もしないままだった。そうしたらまさに今回その助言通りの事態に直面することになってしまった。キャサリンさんの言うことは聞いておくべきだ、と言うべきだろうが、実は本人はあまりこたえていない。


ところでそのバイク屋には最近Demakのバイクが多く置かれている。何故かと尋ねたらセールスマンがよく来るからだと教えてくれた。拡販活動が活発なのだろう。そのDemakのピンクと青のスクーターが2台、店の前に展示されていていかにも買ってくれるのを待っている風だ。値段は4000リンギットより上だそうで、まあ高いとは言えない値段のようだ。スズキ君からこちらに乗り換えようかなあと思ったりしている。

おじさんによるとDemakはホンダからエンジンの供給を受けているのでそれほど悪くないそうだ。ただ、従業員は人気のあるヤマハを薦める。未だに日本企業のブランドイメージは自国製より高い。

そうそう、キャサリンさんはこう言うことがあるから中古のべスパはダメだと言う。言い分はよくわかる。

日本人には"普通の"価値感が無い

2010-09-26 21:30:37 | 日本脱出
日本人には"普通の"価値感が無いのではないだろうか?


仕事をしている日本人の頭の中は仕事や会社の中に必要な価値感に大きく支配されていて、それ以外のものが無い。

例えば仕事が混んでいるときにある人が家族のために休みをとったとしたらどう思うだろう? その人は仕事に対して積極的でないとかやる気が無いと思うだろう。例えばライバル会社の物が気に入って購入していたのがわかったら愛社精神が無いと言うかもしれない。


考えてみれば、学校に入ると学校の成績なり試験なりの価値に強制的に切り替えなければ不利になるのだし、会社に入れば会社の価値感に切り替えてそれを共有することが必要とされる。入学式や入社式はその価値感切り替えの儀式のようでもある。日本人の場合はそうした儀式を経ることによって自分以外の何者かに"なる"のである。○○大学の学生になる、○○会社の社員になる、○○と言う職業の人になる。

そして完全に何者かになってしまう。


海外にいると、そうした日本人と現地にいる(日本人から見た)外国人とのコントラストを強く感じる。

ここマレーシアではマレーシア人は日本人のように巧みに自分を"切り替える"事が無いように思う。例えば毎週金曜日のお祈りの時間は仕事がどんなに混んでいる状態でも必要であるし、家族と過ごす時間を仕事のために割くことも稀だ。

日本人からは、彼らについて仕事をしないしやる気が無い者とも見える。ただ、個別にその人たちと話をしてみると決してそうではない事がわかる。単に彼らは配分しているだけなのだと。


逆に言えば、日本人は仕事以外の生活や社会やその他いろいろな価値に対する配分ができないと言うか、もともと自分自身の普通の人間としての価値感と言うものが無いのではないだろうか。いつでもあるグループに所属してその中の価値に切り替えて生きてきた日本人。我々は、自分自身としのそれが必要ないものだったのではないだろうか。



長くやってきた仕事を退職した時に何も残らない日本人。仕事を辞めた後何年もの間、自分は○○会社で○○をやってきた人間だと自己紹介する日本人。

我々日本人には、普通の価値感は育っていないし持ってもいないのかも知れない。

リラックス

2010-09-26 20:08:35 | まさか、マレーシア!
ここ最近、午後に雨が降る。

今日も遅い昼食をマジュマジュで食べた。
テレビでバドミントンの試合が放送されていた。
場所は日本だったが中国とマレーシアの試合の1セット目。
マレーシアが1セット先取して2セット目は中国、そして3セット目はやはり中国だった。

バドミントンの試合は1セットで21ポイント先取した方が勝ち。
21ポイントを取るのは意外と長い時間がかかるもだと初めて知った。
ロティチャナイを1枚食べ終わるまでに1セット目は終わらなかった。
試合の前半戦にマレーシアが勝ちそうだったのでずっと見ていたら試合が終わるまでにずいぶん時間が経ってしまった。

試合が中国の勝利で終わって店の外を見たら雨だった。
まだそれほどひどくはないので外に出る。
歩いて5分もするとバケツをひっくり返したような雨になった。

雨宿りする場所はショップロットの店先通路しかない。
通路はずっと繋がっているのでそこを歩くがその軒だっていつかは終わる。
終わるちょっと手前に流行らないマッサージ屋があった。
丁度、60分間全身マッサージ50リンギットのところ38リンギット(1000円)になる割引の時間だったのでその間に雨が止むことを期待してマッサージを体験してみることにした。


写真が緑色なのはリラックスするために天井全体に緑のイルミネーションが施してあるからだ。その為、まるでショッカーに改造されている人間のような写真になってしまった。

このマッサージはけっこうキツイ。
とてもリラックスどころではない。

気軽に予定を考えてみる

2010-09-25 22:02:52 | まさか、マレーシア!
9月23日の「マレーシアのiPhoneはsimロックフリーだった」記事をDiGiからiPhone4が発売になったので更新。


今日は本来お休みの日なのだけれど、仕事の都合で朝から出てきた。夜までかかるかと思ったがアンラッキーにも6時までで終わってしまった。なぜアンラッキーかと言うと、うまくいかない事があってやることが無くなってしまったからだ。それで明日もカレンダーに準じてお休みとなる。


キャサリンさんは10月末に日本へ行く。
キャサリンさんが日本へ行くと言うことは、11月4日から8日の5連休に一人で旅行に出かけられると言うことになる。11月5日はヒンドゥーの大晦日にあたるDeepavaliの祝日だとカレンダーに書いてある。その前後は学校も休みではないようだしマレーシアの旅行には良いかもしれない。いつか行ったティオマン島のようなところだと安いしゆっくりできるかと思う。

まだ1ヶ月あるのでもう少ししてから考えることにしよう。(仕事が一段落できそうな感じがしてきたので気楽にこんなことを思ってみている。)

ルータを買い換えた

2010-09-24 20:45:27 | まさか、マレーシア!
KLのローヤットプラザの中にある、以前にAztechを買った店で再度別の3Gルータを買うことにした。その店の修理受付窓口がしっかりしていて値段も安いからだ。

今回買ったのはTP-LINK (←クリック) の"TL-MR3420"と言う機種。通常価格99リンギット(2800円程度)だった。値段は昨日調べた他の店と同じだ。(しかし1年前買ったときのAztechの半額!)仕様は無線LANのb/g/n/uまでサポート、スループットは300Mbpsもあり、UMTS/HSPA/EVDOとのコネクションが出来、モデムも今あるE1550が使える。こう書いても知らないと何のことか全然わからないと思うが、つまりは高速携帯電話の回線を簡単に家庭内無線LANに変換して使えると言うこと。

セッティングは簡単だし、電波の状況が細かく表示されるのでルータを部屋のどこに置いたら良いか分かりやすい。使ってみるとAztechより高速に感じる。あとはしばらく使って耐久性がどうかが問題だ。


今日のDiGi(携帯電話の会社)の窓口はとても混んでいた。間口の小さなDiGi携帯電話のサービス窓口は各所にあるがどこも人がたくさんいて、全員が黄色いパンフレットを眺めたり説明を聞いたり、そして発売になったiPhone4をいじっていた。MAXIS(これも別の携帯電話の会社)ではもう既に発売されているが、MAXISの月額が100リンギット(2800円ほど)なのに対してDiGiは2年間ずっと63リンギット(1800円弱ほど)だからだろう。マレーシアでもiPhone一人勝ちなのだろうか?


ThinkPadT60pのバッテリーは純正品が見つからなかったがリプレイス品は半額以下の220リンギット(6000円ほど)で売られていた。いかにも偽者っぽい物かと思うとそうでもなく、いろいろなメーカーのラップトップ用のバッテリーがきちんとした箱に個別に入ってラックに収まっている。店もきちんとした店のようなのでもしかしたら大丈夫かもしれない。


モトローラ携帯電話のACアダプタは15リンギットだったけれど、こちらはいかにも適当に作られたようなものばかり。インドネシアで買って壊れたものと似たような感じなのに値段はあちらの2倍もする。そのうち考えよう。



と、言うわけで久しぶりにPuppy on ThinkPadi1200 via 3G-Router で書いてみている。

今日は休みにしよう

2010-09-24 08:32:44 | まさか、マレーシア!
今日は何でもない普通の日だけれど休みにしよう。

Jyakarta-Yさんにこれを読んでいるとよく働いている人みたいに見えると言われたからでもないけれど、今日は休みにしよう。たまにはそう言うことも必要だ。

今は一応サラリーマンと言う身分ではあるけれどカレンダーや時間に拘束されないでやりたいと思っている。時間割に沿って仕事をすることに慣れてしまうと"そんな事してたら絶対に仕事なんかしないよ"と思うかもしれないけれども、実際にやってみると人間そうでもないものだ。かえって自分で決められると思うとそれを楽しめる。


ところで今日は、早めにKLに行ってみようかと考えている。

早く行って早く帰らないと渋滞で普段の2倍以上バスに乗らなければならないはめになりそうだから。それに今日は金曜日(モスクに行く日)なのだ。

KLに行く目的は
(1)この前調子が悪くて交換してもらったAZTECHの3Gルータがまた調子が悪くなったので、まだ保障期間だけれどもきっと同じ欠陥があるのだろうと思ってあきらめた。それで今度は別のメーカーのものを買おうと考えている。
 TP-LINK TL-MR3420 99リンギット程度
 TP-LINK TL-MR3220 値段不明
 D-LINK DIR-412 119リンギット程度 コンパクトタイプ
 D-LINK DIR-457 429リンギット程度 これは高すぎる。

(2)ThinkPad T60p のバッテリーがダメになったので売っているかどうか調査。

(3)先日インドネシアで買った偽者のモトローラ携帯電話ACアダプタが壊れたのでマレーシアで入手できるか調査。電話が2つあるのにACが1個しかないからだ。多分日本に忘れてきたのだと思う。

2010年 中秋節

2010-09-22 23:59:59 | まさか、マレーシア!
思いの外早く帰ることができてしまった。
夜の10時前だった。

少し空は曇りぎみだったけれども満月だけが空に浮かんでいた。中国系の人たちは外に出てロウソクやランタンに火を燈したりして静かに過ごしたようだ。今夜はやけに静かな夜になった。

キャサリンさんによればこの周辺で火を燈す以外の派手な催しも花火も無かったと言う。
台湾はもうちょっと派手なお祭り騒ぎがあったようだけれど、マレーシアでは無いのだろうか。それとも他ではあるのだろうか?

ハリラヤが終わってマイクロソフトにグチを言う

2010-09-21 23:51:46 | まさか、マレーシア!
ハリラヤが終わってもうしばらく経つ気がしているのは仕事でのステップいくつかあって時間の経過を感じているからだろうか。

けれども世の中は未だにハリラヤの余韻を楽しんでいるようで、オフィスの机の上にプラスチック容器が置かれその中にカラフルなクッキーが入っているのをよく見かける。日本だとイベントはその日が過ぎるとすぐに忘れ去られて次のイベント待ちモードに入るがマレーシアではそうではないらしい。

今朝、机のところに人が来て大量のクルプックとクッキーとドドールを置いていってくれた。ハリラヤ明けのクエラヤであり、田舎に行ってきたお土産だ。こちらがインドネシアに行っていたりしたのでハリラヤがどうなのか分からずに過ごしてしまったけれども、こうしてその余韻は届けられた。ありがとう。


今日は明るいうちに帰ってきた。
明日は夜仕事があるので出勤は昼過ぎにすることにした。


今日、仕事パソコンで普通にThunderbird(メールソフト)が使えるように設定した。これでやっと使い勝手のとても悪いOutlookから開放される。

Thunderbird (←クリック)は普通にメールアドレスやユーザーネームを記入してアカウントの設定を始めると後は勝手にメールサーバを探して半自動で設定を済ませてくれる。それが会社で使っている特殊なマイクロソフトのエクスチェンジサーバであってもおかまいなしにやってくれたのにはびっくりした。簡単だ。 今回はまたラップトップを乗り換える可能性も考えてポータブル版のThunderbirdを使うことにした。Mozilla Thunderbird, Portable Edition (←クリック)は英語のサイトからダウンロードできるけれども日本語版もあるのでそれを使う。これならフォルダごとコピーして移動すればそのまま使い続けることができる。

通常、ビジネスでOutlookを使うのはメールだけでなく予定表やメールアドレスの共有、その他グループウェアのように使うことができるからだけれどもそうした部分はあえてそれを多人数でルールとして行わなければあまり意味がない。結局メールだけで十分になっているので使い勝手の悪さだけが残ってしまっていて、何でも有りだけれども何も使えない。ボタンの多い最新式リモコンのようだ。そんなものに多くの企業がお金を払っていると言うことは世界中全部合計した損失額いったいいくらになるのだろう?

そう言えば会社のパソコンには1台に1つのMSオフィスがインストールされているけれども、比較的新しいバージョンのものはリボンと言う変に面積を消費するインターフェイスになっていて、それは一体本当に使って良いものなのかと疑問に感じる。エクセルなど使ってもどうせそれでびっくりするほどの分析ができる人などほとんど居なくて、どうせ数字を集計して入力するだけなのにどうしてそんな高価なものにお金を支払い続けるのだろうと、これも疑問だ。マレーシアの賃金から見ればそれはほとんど損失以外の何者でもないだろうに。(マイクロソフト製品のオフィスを使わなくても良いならOSがWindowsである必要さへないわけで、マレーシアではOS無しパソコンが買えるからそれを使っても良いように思う。)



14インチ・ラップトップの仕事パソコンはやっぱり持ち歩けない。パソコンを持って移動するときに他の物を何も持てないのだ。途中でゴミ箱に捨てたくなる。せめて取っ手が付いていれば良いのに。

昨日iPhoneと料金設定を調べたけれどもやはり電話は普通の単機能版にしておいてタブレットタイプのようなものを持ち歩く方が良いかなと思った。外を歩き回ることがそれほど多いわけではないので。どうなのだろう?

マレーシアのiPhoneはsimロックフリーだった

2010-09-20 23:59:59 | いろいろ雑記帖
マレーシアで売られているiPhoneはsimロックがかかっていないようだ。
(このページは一番下の横スクロールバーをスライドさせて見る。)

iPhone ワイヤレスキャリアを検索する - Apple (←クリック)


DiGiの料金プラン(iPhone4 プランに更新。9月25日)



24ヶ月継続契約で月額が88リンギットがその間63リンギットになり、本体価格2690リンギット(32GB)が200リンギット安くなる。(更新9月25日)


MAXISの料金プラン(iPhone4)


24ヶ月契約で本体価格2690リンギット(iPhone4-32GB)が1790リンギットになる。

映画「イキガミ」 - 2つに割れた物語

2010-09-20 23:47:05 | 映画って !
この作品は2つに割れている。

国家権力はその国の繁栄をコントロールする事を求められるものだが、それを個人の権利(生命)の制限によって実現しようとする事への問題提起の部分が1つ。

もう1つは、普段は誰もが意識せずにいる生命とその時間への問題提起である。


これらはどちらも映画作品の題材となり得るテーマであるが、これら2つの組み合わせはこの映画を2つに引き千切る役に立っている。権力による個人の生命のコントロールを肯定する事で後者のドラマを成り立たせることができている。逆にもし国家権力によるコントロールがなければ有限である人生の時間と言う提言は引き出されないであろうとの想像は容易だ。

人が有限の生命を意識する事がその人生を有意義なものにさせる。その象徴が美しい桜であるのならこれは強大な国家権力を肯定した軍事国家時代の礼賛にもとれるが、作品の最後の台詞はその逆を言う。

全くもってどう解釈して良いのか、2つに割れた物語なのである。



人の生き死にを商売にすると言えば、最近の日本映画の方法論の1つである。でっかい石のある土地で何かを叫んだのを筆頭に、何故か都合良く生き返って思い残したことをどうにかしてみたりと言うのが定番化している。この作品の中ではそれを皮肉ったような部分も見受けられ、その意味では自虐的で面白いところも無いではないのだが.....。

インク切れ

2010-09-19 23:18:53 | まさか、マレーシア!
今朝の9時に仕事場から帰る。

昼間に寝るのは気持ち良いと言いたいところだが、キャサリンさんが早朝タイパンに行って買ってきた中華風のオコワと蒸し餃子と梨を食べてからすぐに昼過ぎまで寝た。

こうしてインドネシアから続いている混乱した時間の中にいると今が何曜日であるか全然わからなくなる。建物の中にいると時刻までわからなくなる。健康には良くはなさそうだが人間は割合それでも生きているものだ。



夕方SS13と言う地区で開かれる日曜市に行くといつもは無い大きな文旦と月餅が売られていて、気候では季節を感じにくいマレーシアでももうそう言う時期になったのだと感じさせられた。中秋節なのである。



キャサリンさんがこんなに出張が多いのなら電話を買い換えなさいと言う。

通話だけの携帯電話とカメラと重くて大きなパソコンを持って移動するのは原始人のようだと言う。小さくて軽くてそれだけで上の3つの役割のほとんどをこなすスマートフォンにすべきだと言うのだ。それは確かにそうなのだ。ただ、キャサリンさんの本音はカバンの空いたスペースにお土産のお菓子を入れて来いということに決まっている。

仕事中心であればBlackberry、iPhoneでも可。これからはAndroidの入ったHTC製のスマートフォンも良いかもしれない。ただ、バカみたいにMS-Officeで作成した添付ファイルが多いのが困り物だ。

そうしてみると、電話は電話のままにしておいてやはり軽めのタブレットPCを待った方が良いかとも思う。iPad程度の重さのものならノートPCの半分だし通常使用もある程度はできるだろう。どうしたら良いかなあ???



ボールペンのインクが切れたがそのスペアインクがマレーシアには売られていないらしいとわかった。ボールペンは日本でK氏にもらって以来ずっと使い続けているUniのPowerTankと言う製品でインクチューブに圧力がかかっているので逆さでも書けるもの。常に逆さで使うわけではないがいつでも同じように書けると言う信頼感があるせいで、他のペンに替えるのが怖くなってしまったようだ。そのうちまた日本出張があったときにでもコンビニで買っておこうと思う。マレーシアではGELインクのペンが流行っているけれども似たような製品は無いのだ。

音をたてて

2010-09-16 23:30:00 | まさか、マレーシア!
携帯電話のsimを買うと電話が来る。
電話番号を教えたのだから当然だ。

会社支給の電話を持たされている人は話が長い傾向にあるので電池が減るのも早い。充電しようと前回買った25000ルピア(250円)のACアダプタをコンセントに挿した。

5分ほどしたら"ゴン"と言うような音がした。インドネシアのコンセントはゆるいものが多いのでACアダプタが床に落ちたかと思って見に行ってみるが異常なし。よく見ると携帯電話が"charging"になっていない。アダプタを挿しなおしても充電が開始される様子がないので別のコンセントに移動してみるが充電が開始されない。

ACアダプタを持ち歩いていてカラカラ音がするのに気づく。ACアダプタのコンセントに挿す部分がAC-DC変換機になっていてそのプラスチックの箱の中からカラカラが聞こえる。どうやら中身でヒューズが爆発したか何かそう言ったことが起こったようだ。しかし中身を空ける手段が無い。

ちゃんとモトローラの刻印がしてあるがやはり偽者は偽者だったようだ。電話側が壊れなかったのは偽者業者の良心なのか偶然なのか? おっと、偽者のせいだけにしてはいけないかもしれない。インドネシアの電源電圧が予想以上に変動して壊れた可能性だってないとは言えないのだから。

それにしても、だからそんな安物を買ってはいけないと言われるだろう。しかしあの時本物のモトローラのアダプタを買うと言う選択肢は無かったのである。安い偽者があるのに高い本物を買う人はいないからか、店にはこの粗悪品しか無かったのだ。(あのクレーム男だったらこんな時でも苦情を言いに行くだろうか? "いろいろある" ←クリック)