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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

企業の不正も政治も社会も全部「言い方」ショー

2024-01-31 20:32:00 | 日本でニャー2024
こんな事があって、その企業が自分に関係ある(あった)ところだと思うと「誰か知っている人出てくるかな?」みたいなまるで関係ない見方をしてしまう。
まあ、そのことはヨシとしよう。知ってる顔は無かったようなので。

ところで、こんな記事、いつも辟易。読んでいるみなさんは飽きない?

例えば「現場が上にモノを言えない・・・」判で押したようにこの定型句が出てくる。なんとなく納得してしまいそうなこの言い方。バックグラウンドには、日本では現場の声を上司や会社が聞くものというのがあり、現場には限られた範囲の仕事における熟練度の高い人がいるというのがある。そしてそこが上手く機能していることが会社や生産が上手くいくのと同義語のように考えられている。

それは本当に正しいのか? そして会社や工場を運営するための正しい、または良いシステムなのか? ここのところ、日本的で常識のように思われているがイメージだけで本当に知っている人は(中の人以外で)少ないだろう。

この広い世の中には、現場はただの作業員で安給料で命令されたことだけやっているという会社も山ほどある。何かの試験や開発などとても重要でその会社独特のノウハウであり特徴を作りだしているような仕事の現場でも派遣や一時的に雇われた人がやっている会社だってある。そういう会社は現場の声が上に届かないから不正だらけなのか? まさか。


他にも、大雪が降った時、トヨタは工場が止まった。その時、口を揃えてジャストインタイムの欠陥だと言われる。それを信じる人がけっこう多いと思うが、それは欠陥じゃなくて上手くやっている証拠だと言う人はほとんどいない。もし大雪で止まらないなら車の値段はもっとずっと高いはずだ。

ともかく、もっとちゃんと取材したマシな記事が読みたい。


ところで、この記事では「ノーテンキ」のような言い方で発言者を揶揄している。こうした記事の要点は実際のところその詳しい中身ではなくて、この「言い方」だ。内容は特に何でも構わない。読者が興味を持ちそうな項目を取り上げて「言い方」を読ませている。

このやり方はテレビのワイドショーなども同じだし、Youtubeのトーク系チャンネルも同じだし、Xでインプレッション稼ぎしているアカウントのポストも同じだ。何でも言い方を見せつけるためにやっている。強い主張があるでもなく、世の不正を正すために命をかけて斬り込むなんてことも全くない。「言い方」が先にあって中身は後で探してくる。それが経済的に最も効率の良いやり方なのだから。

時々面白いのがある。Youtubeを無料で観ていると広告が入る。広告と言っても割と著名な人がその人気を利用して何か主張するような、それがてら本を売るようなやつだ。これも「言い方」ビジネスで、言っていることが別のところで言った内容と平気で矛盾していたりする。内容は何でも構わないというのが良くわかるのだけれど、彼の信者はたぶんそれに気付けない。だって中身が問題じゃなくて「言い方」を聞いているだけだから。こういうのは実際よくある。

そういえば、もう一つ面白いと思うのがある。ある人が○○が正しくてXXが間違いと強く言っているトークがある。中身はまあ、その主張が正しいこともあるし、そうでないこともある。でも主張するには構わない。ただ、その人の主張と反対の立場の人たちをそこで平気で批判している。

おかしいと思わない?

反対の人たちにわかって欲しいという意図が無くて、自分と同じ主張の人たちだけに言って、何がしたいの? 反対の人たちにわかってもらう意図が無いなら言う意味はあるのだろうか? これも多くの人は気付けない「言い方」ショーだ。議論でも何でもない。内容が正しかろうとイイカゲンだろうとそれは単にショーなのだ。

落語の方が良いと思う。

トイレの床張り

2024-01-30 21:06:22 | 日本でニャー2024
きなこはつぶあんがいなくなったことをちゃんと認識してはいないようだ。けれど、どこか違和感があるようで朝、日向ぼっこをする時に挙動が違う。今まではベランダから差し込む小さく切り取られたような光の破片に一緒に集まっていたのが自分だけ。おかしいと感じているのだろう。呼びに来る。一緒に日に当たろと。寂しいというのではないだろう。




1階のトイレの床にフロアタイルを貼った。元の床材が古くなって表面が剥がれ始めていたからだ。大工事ではなくて裏に糊がついたPVCのタイルを重ねて貼っただけだ。便器の部分はネジを少し緩めてそこに挿し込んだ。見た目は木材の板張りになった。

ふーん、日本的だなぁと思う。

日本はずっと以前からどういうわけか、偽物を作るのが上手いし一般的だ。ハム、ソーセージは元のその言葉が示すそれとは違う物だし、他にも食品においては多くがそうだ。そして建物だが、外見上コンクリートで出来ているように見えて木造だったりレンガが貼ってあるように見えたり石造りに見えたりしても全く違う物だ。表からはヨーロッパの神殿風の建物に見えてもすぐ裏に回ると木造家屋だったりする。最近面白いと思ったのは、日本オリジナルの板張りの壁かと思いきやそれすら木材でない家があること。素直じゃないというか、いったい何がしたいのだ?、という感じ。

今時はあまりにも普通のこととして偽物材料が使われていてそれ以外の選択肢がほとんど無い状態だけれど、本来なら木を使いたいなら木であれば良いわけで、木に見える別の物にしたいわけじゃない。結局値段なのだけれど。


猫MDSの治療と袋小路、そしてそれ以前のこと

2024-01-29 21:32:36 | 日本でニャー2024
前の記事を書いてから風呂に入ってふっと思った。

つぶあんのMDSが実際に始まっていたのはいつからだったろう?

MDSは体内の自己免疫の病気だ。考えてみればつぶあんもきなこも生まれてこの方感染症に弱い。感染の度に抗生剤で抑え込んでいる。毎月交代で医者通いという状態がマレーシアではずっと続いていた。つぶあんに関しては活発だったのはごく小さかった時のみで、大きな家に引越してからは静かな猫だった。それだけで貧血傾向を思わせる。

そして、生まれて半年以降、日本に来ても続いていたのが皮膚のアレルギー症状だ。それが治ったのは2023年の秋になってから。皮膚症状のために長く軟膏を付けていて、少し良くなることもあれば効かないこともあった。ステロイドを使ったこともあった。なぜか年明けの一時期だけ治ることが多かった。アレルギーの抗原検査は受けたが結局分からず、最終的には隣家のお手伝いさんがコンクリートの車停めに洗剤を撒くのが原因らしいとなった。

風呂で思い付いたのは、この皮膚症状も免疫系のものだという事。つまり、今回のMDSと関連があるのではないか? MDSの症状の中に皮膚に出るものはないのか?

そこでMDSで出る皮膚症状を検索してみた。驚くことに、本当に驚くことに、つぶあんの皮膚に出ていたアレルギー症状と似た症状があった。点状出血と言って、皮下で点々と出血してそこが赤く少し膨れる症状だ。(検索して出てくるのは人間の症状の画像)

もしかするとアレルギーと思っていたあれは血小板が少ないことによる点状出血だったかもしれない。

ここからはただの想像で、どこにも書かれていないことだけれど、秋に皮膚症状が治ったことで免疫の矛先が変わったような、そんなことはあるだろうか? つぶあんは生まれて半年後から既に血液を作る細胞を自己免疫で殺し続けてきてここでその限界を迎えてしまったということはないだろか?

猫MDSの治療と袋小路

2024-01-29 19:39:45 | 日本でニャー2024
午後、きなこを車に乗せて港を見せに行ってみた。

先日つぶあんが死んだ時に、思い返せば家の中に置いたきりで刺激が無かったと思ったからだ。外出といえば調子が悪くなって病院に行くだけだった。海を見てもそれが猫にとって良いとは思えないが、いつもと違う景色を見て短時間ドキドキする程度は悪くないかもしれないし、災害時に連れ出される時に多少慣れていて混乱が少なくなるかもしれない。本当のことはわからないが。



つぶあんのかかった病気と治療について少し調べてみた。同じ治療は人間でも行われるものらしい。まず最初に骨髄内の造血細胞が自己免疫によって攻撃させる場合、減少としては赤血球も白血球も減少する。これに対してはステロイド治療が行われて免疫を抑制する。つぶあんの場合、ステロイドによって白血球は増え始めたが赤血球は増えて来なかった。もしくは増えるのが遅れていた。

こうした場合、免疫抑制剤が使用される。免疫抑制剤によって赤血球が増え始めたのが観察された。つまり効いた。ただし、免疫抑制剤の副作用によって白血球は減った。

ここから次の段階に入る。白血球が減ったことで感染症になって熱が出て食欲が低下した。この時点で呼吸音が出ていた。感染症を抑える為に抗生剤を使用して感染症を抑え込んだ。熱は下がった。ただ、抗生剤は食欲を低下させるので熱が下がっても食べられなくなっていた。

食べられないのが抗生剤のせいかと考えて食欲増進剤を飲ませた。ここでちょっとおかしいと思ったのは、熱が下がったのにまだ呼吸音があったこと。これは感染症の後遺症かと思っていたが、実は免疫抑制剤の副作用による間質性肺炎だった可能性がある。死んだ直接の原因になったかもしれない。

言えるのは、そのままにしても血液は増やせず、増やそうと治療すれば行き先は感染症、薬の副作用、食欲低下、と袋小路だっただろう。人間ならICUに入りっぱなしで綱渡り治療と言われたが、入院すると怯えて食べないのでその選択肢はさらに無かった。



遡って診断名だが、医者からはMDSと言われていた。これは多発制骨髄腫という、謂わば癌だ。骨が弱くなっていく病気で原因は不明らしいが、近親者がかかっていると発症するケースが多いことから遺伝的なものの可能性が高い。つぶあんの場合、近親者は皆、野良猫なので同じケースがあったかどうかは当然わからない。ただ、道路に囲まれた住宅地だったので猫にとっては陸の孤島であったから血が濃かっただろう。そして全体に猫たちの寿命は短かった。

ちなみに、寒さで発症と医者には言われたが、正確には寒さで血液関係の症状が出やすいということらしく、寒さが原因というのではなかった。

快適が生命を縮めてしまったのか?

2024-01-28 20:42:50 | 日本でニャー2024
昨日、ドメイン登録が更新されていた。これでまた1年間独自ドメイン名のメールアドレスが維持される。




筋肉は使わないと細くなり、骨は荷重が減ると脆くなるらしい。生前の母が散歩をしなくなったきっかけは外部環境だったけれど、筋肉の減少は顕著だった。ほんの短期間しか見てはいないのにそれがわかったほどだ。自分も仕事が変わって筋肉を使わなくなって体型が変わった。

こういうのは目に見えてわかるけれど、同じことが身体の内部でも起こる可能性があるという想像力は欠けていた。

つぶあんの病気は血液を作らなくなるというもので、具体的には免疫が骨髄内の造血細胞を殺してしまうというもの。この病気は寒い時に起こり易いと聞いたので温めてはいたのだけれど、今思えばそれは逆だったかもしれない。

身体に布をかけてやると保温できることをつぶあん自身が覚えたのでいつも掛けてやった。掛けてやると嬉しそうにして大人しく1日中寝ていた。朝ご飯を食べると日の当たる場所へ行く。日当たりが無くなると猫布団に寝て昼過ぎに起きてきて食べてまた寝た。温かくしていると快適ではあるが、動かないということになる。

動かないと循環も減るので血液の必要性も減るのだろうか。医学的根拠があって言っているのではないけれど、運動しないで筋肉が減るのと同じことが血液に起きてしまったかもしれない。

同じ環境にいるきなこは寒いのに夜中もよく歩く。この違いが分かれ目だったのではないだろうか? だとすれば温かいように布団や布を掛けてやったのは逆効果だったのかもしれない。


つぶあんを探して

2024-01-27 14:18:10 | 日本でニャー2024
つぶあんという名前は団子3きょうだいからきている。2015年3月1日に3匹生まれたが、未熟児で見た目の可愛くないきょうだいだった。だから団子のきょうだいだった。1匹は目も開かないうちに死んでしまい残った2匹がつぶあんときなこだ。

供養ということでないが、つぶあん団子を買ってきて食べようと思って出かけた。1軒目のスーパーでは売り切れ。2軒目でもなぜかつぶあんだけ売り切れ。3軒目はコンビニで、もともと団子自体の棚が狭くて売り切れ。昨日はそこで諦めて今朝は別のスーパー(4軒目)に行ったがそもそもつぶあん団子は置いていない。コンビニ(5軒目)、置いてない。次はドラッグストア(6軒目)だがここにも置いていない。別のコンビニ(7軒目)も置いてない。仕方ないので昨日の2軒目スーパー(延べ8軒目)に行って入荷したかを確認しところ、やっとあった。


昨日、ペットの出張火葬をしてくれる会社に電話したところ、今朝の9時から9時半に来てくれるという事だったのでお願いした。



軽のバンの荷台に小さな火葬炉が据え付けられていた。丁寧に手続きを案内された後、箱に入っていたつぶあんの身体を炉のトレーに横たえてから線香をあげた。炉の蓋が閉じられると火が入った。車の天井に開けられた穴が煙突になっていてそこから薄くオレンジの炎と薄い煙が上がった。焼き終えるまで40分程度、何もすることがないので家の中にいても構わないと言われたが車の前で話していて過ぎた。



炉が開くと白い骨がトレーの上にバラバラになって散らばっていた。トレーの鉄のフレームはまだ赤熱したままだ。10分ほどすると冷めて鉄箸で骨を拾ってくれた。頭、顎などいくつか大きくて重要な部分がステンレスのトレーに乗った。



その他の骨は主要な部分を拾って骨壺に入れた後に刷毛で集められた。やり方は人の火葬と同じだ。


朝淹れたコーヒーのあまりにミルクを足して温め直し、つぶあん団子を食べた。


つぶあん、見つかったよ。

ほんの10分後

2024-01-26 20:52:39 | 日本でニャー2024
前の記事をアップしたのが今朝の朝3時半。そのたった約10分後につぶあんは息を引き取った。

箱の中からこちらを見ているのに気付いた。その顔が子供の頃のあどけない顔にそっくりで驚いた。急いで水のボウルを口へ持って行ったが飲まず、カリカリのボウルには顔を背けた。朝になって食欲促進剤の効果がもっと出れば良いと期待した。名を呼ぶといつものように尻尾の先を振って答えた。

それからすぐにつぶあんは立ち上がって箱を出て部屋の引戸の方へ歩いた。急いで足を前に出さないと倒れてしまうとばかりに。戸のところで足がもつれて倒れ込んだ。猫部屋のトイレに行きたいのかと考えて立たせて脇腹に手を添えたが戸の外側でまた横倒しになってしまった。抱き抱えてすぐ先の猫部屋の入口まで行き立たせた。その時、ワーオワーオと大きな声を出して顎を上げた。倒れ込むと同時に少しずつ飲んでいた水を吐いたのがわかった。なおも声を上げる。数回そうした後に静かになってしまった。

壁の時計を見ると3時40分を指していた。

段ボールの猫箱を作る

2024-01-26 03:32:16 | 日本でニャー2024
只今朝の3時過ぎ。

0時頃、プラスチックの猫箱(クレート)の中でおしっこをしたので中の吸水シートとともにつぶあんを引き出す。毛に付いたおしっこを拭いたが、上手く吸水シートに吸収されていたようでほとんど身体は濡れていなかった。猫箱に戻してやると中で向きを変えていた。

猫箱は少し窮屈で丸くなると首の曲がりがきつい。思いつきで大きな段ボール箱の一面をカッターで切って横幅の広い猫箱のような形にした。底にはアイリスの猫座布団を置いてその底の床に2個、使い捨てカイロを置いた。

つぶあん、そのまま寝てしまう。寝ると体温が下がるのは普通だが、今はそれが正常なのか異常なのかが気になる。しばらくして位置を変え、顔が出口、つまりこちら側を向いて少し安心した。

コタツの上に置いて置いたポットにお湯が入っているのを思い出してインスタントコーヒーを淹れた。

そういえば、赤ちゃんの頃に家の前の小庭で遊べるように毎日段ボールで遊具を作ったものだった。

この状況における幸福感はどこから?

2024-01-25 21:33:29 | 日本でニャー2024
夜7時半過ぎてもまだつぶあんはご飯を食べない。食欲増進剤がいつ効き始めるのか心配。効果は2日間あるはずなので待つしかない。様子はリンゲル液によってだと思われるが安定している。まだ歩くと倒れそうだが目的地までヨタヨタと歩ける。ただ、立ったままではいられないのと動いた後に長く呼吸が乱れる。ご飯を食べるのを待つばかり。



人は人生のいろいろな段階でいろいろな状況を経験する。その中で自分が幸福だと感じるか感じないかには何らかの法則があるのか? もちろん答えはない。

同じ状況の中に二人がいて、一方は幸福を感じ、もう一方は不幸を感じることがある。それはとても頻繁にあって、その食い違い自体がとても自然にそこにある。誰も不思議な現象だとは考えない。

なぜなら、不幸を感じている者はそれを当然と考え、幸福を感じている者も自分の感覚を当然と考える。そして不整合自体も当然と考えてそこで終わりだから。

でも、もし少しでも不思議だと考えるなら、自分の遺伝的な幸福感や不幸感というものを内省的に掘り下げて見てみてはどうだろう。当然として放っておくよりは幸福に近付く道になりはしないだろうか?


今、つぶあんが大変な状況に陥っていて、それに付き添ってリビングに寝る状態だけれども、自分としてはこのことに関して不幸とは感じない。むしろその逆だ。これは遺伝の成せる技なのか?

つぶあん、やっとカリカリに興味を示す

2024-01-25 12:17:50 | 猫の治療
昨日までの抗生剤が効いているように見えたが、依然として水を飲めず食べられもしない。これではせっかく薬が効いても脱水とエネルギー切れという別方面からの問題でダメになってしまう懸念があった。

そこで、水分補給と可能であれば栄養補給ができないものかと考えて病院へ行くことにした。


血液検査の結果、赤血球は微減(2日間免疫抑制剤を休んでいたから当然ではある)、白血球は前回と同じ(同じ理由でこちらはまあまあ)、血糖値は微増、肝臓はまだ大丈夫(食べていないにしては上出来)だった。

処置は、リンゲルで水分補給と食欲増進剤の処方(2日間効く)。


家に帰るとつぶあん、いきなり水を飲んだ。そしてカリカリを食べはしなかったが匂いを嗅ぎ興味を示し始めた。

昼12時

つぶあん、回復かそれとも

2024-01-25 06:15:57 | 日本でニャー2024
朝6時ちょっと前。

つぶあんは最初にいた場所から移動してコタツと壁の隙間に入りたがったが隙間を狭くしておいたので電気の入っていないコタツの中にずっといた。コタツ布団を1面だけ上げておいて、横に敷いた布団に寝て見ていたら最初は向こう側を向いていたのがいつの間にかこちらを見ている。目が合うと目を細める。そして短時間だが喉をゴロゴロ鳴らす。嬉しい時にやるあれだ。

しばらくしてきなこが起きて来て相手をするように催促するので一緒に階段を上がって上の出窓まで行ったが、その間にコタツから部屋の端のテーブルの下の床に移動した。また熱が出てきて冷やしたいのかと思い少しそのままにすることにした。

再度きなこが降りてきて階段を上がったりしているうちにつぶあんはまた移動した。部屋の中央の床まで歩いてきて座っていた。ちょっと臭う。どこかにおしっこをしたはずだ。探すと、そこまで歩く間に布団を跨ぐ必要があるが、お腹に力が入ってしまったのだろう。布団の端にしてあった。いつもの尿より何倍も濃い黄色だった。

水のボウルまで歩きたいのかと思って水を顔の前に持っていくが、違うらしかった。顔を背けるとまた歩き出し、近くに置いておいたアイリスの猫座布団に手を掛けた。身体を少し持ち上げて入れてやると目を細めて座った。以前のように背中に布を掛けるのを嫌がらないようだ。それから少し水を飲んだ。

朝6時15分。

抗生剤が効いて回復へ向かっているのか? さっき淹れたインスタントコーヒーがぬるくなってしまった。

初雪

2024-01-24 22:19:41 | 日本でニャー2024
この冬の初雪が降って短い時間で止んだ。
きなことつぶあんに生まれて初めての雪を見せた。


つぶあんの容態はあれからあまり変わらないままだ。ただ、水をほとんど飲まないでいる。飲んだのはあの後1回だけ。舌を動かすのも難しい。赤ちゃんの時に初めてガラスのボウルから水を飲んだ姿を思い出す。水面がどこにあるかが分からず恐々口元を落とすと間違えて鼻先を水に突っ込んでしまった。

時々立ちあがって不器用に手足を動かして移動する。移動する先は猫箱の中が多いが、猫箱の中では水が飲みたくなってもやれないし。寝返りも打てないのでしばらくして引っ張り出される。時々動かす首が震える。そういう時には首の角度も変になる。

落ち着くと元に戻る。きれいな目と穏やかな顔つきに戻る。この子はたぶん未熟児で生まれた。耳の位置が今より横に下がっていて顔も変だった。それが1ヶ月もすると全く違う姿に変わっていた。身体中の毛はふわふわでまるでたんぽぽのようだったし、コロコロと遊び回る様子はどこかから降りてきた妖精が戯れているとしか思えなかった。今はあの天真爛漫さは失せたものの美しい生き物であることに変わりはない。

始めがあればいつかは終わる。それがここ数日以内なのではないかと思っている。もしかすると数時間以内かとも。この数日の時間を稼ぐだけのために、苦しまずに行ってしまえるチャンスを奪ってしまったのかもしれない。

つぶあん、きなこに嗅がれる

2024-01-24 13:22:41 | 日本でニャー2024
昨夜から今(24日昼)まで、つぶあんの容態には大きな変化がない。
おしっこのためにトイレに行かれない状態が続いていて吸水シート上でした。また、顔を上げて立ち上がろうとするので水のボウルを差し出すと少しずつだが飲んでいる。

一度だけきなこがつぶあんに寄って行って顔のあたりで臭いを嗅いでいた。これは良いことだ。猫は死んで行く猫を猫とは認識しないらしく無視してしまう。臭いを嗅ぐのはまだ可能性がある時、回復して可能性が出てきた時だ。過去にもそうだった。


今朝の投薬は免疫抑制剤半量のみ。夕方にはこれに加えて抗生剤が入る。

22時40分

2024-01-23 22:53:52 | 日本でニャー2024
仮に今夜、明日でどうにかなってしまうとしたら・・・


22時40分
さっき座布団の上に広げて置いた吸水シートの上でおしっこをした。トイレへ行くことができなかった。その後、近い場所に置いてある水を飲もうとして立ち上がり、歩き出したが腰が砕けて歩けない。支えてやったがお腹を床に落としてしまった。

赤血球は増えている。血糖値はある程度落ち着いていて、白血球は低いものの抗生剤で感染症は防げた。食事量は少ないが、それだけの問題なのか? それとも既に引き返せない何かが起きてしまっているのか?


今夜から明日にかけて何らかの回復は見込めるのだろうか?

つぶあん、本日2度目の受診(午後)

2024-01-23 20:05:50 | 日本でニャー2024
午後6時に再度の受診予定が、少し早めの5時台となった。

朝の診察から帰って午後3時頃までは大人しくしていた。その間熱は高かったので保冷剤で冷やし続けていたが、4時頃までに熱は下がった。抗生剤(注射)が効き始めたのかなと少し安心。

しばらくしてつぶあんは歩き始めた。水を飲み、おしっこをして少し歩き回った。病院へ行く時の箱に入ったり、階段を登って2階へ行こうとした。2階へ行くのは足がもつれて3段で断念した。リビングに連れて帰るとまた座布団に座る。が、様子がおかしい。左足を動かしたかと思うとちょっと上げて下ろした。左手を上げて下ろす。右手を顔の横に上げるとそのまま首を後方へと捻るようにした。どっさりと座布団の上に伏せってからまた足や手を動かそうとしたり首を回そうとしている。

いけない、これは・・・

焦って何もできずにいるとすぐに座布団にお腹をべったりとつけて伏せってしまった。少し身体を斜めにしてまだ動こうとするがどう見ても手足首の統制がとれていない動きだ。

病院に電話して理由を話し約束の午後6時以降より早く行くと告げた。

この動きは、今にして考えれば下手な操り人形か前衛舞踊家の踊りのようでもあるが、それより身体の中が無になる直前のあの状態に近かった。


病院では再度の抗生剤と点滴を行った。医者の言うには、もし神経や脳に異常が出てしまった場合は継続的にそうした動きになっているはずで、診察時にそうでないならば血糖値などの影響による一時的なものだとのこと。

血糖値、この時で140台だが、一時的な何かが無かったとは言えない。



つぶあん、帰宅後に水を少し飲み、ご飯を9粒だけ食べた。もう少し食欲が出てくれると良いが。

仮に今夜、明日でどうにかなってしまうとしたら・・・と考える。