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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

高級と普通

2009-11-30 23:08:49 | まさか、マレーシア!
"テー"と注文するとお店の向こうの端で2つのグラスの間をミルクと混ぜたお茶が行ったり来たりするのが見える。お茶を1mほどに引っ張って2度3度、一方のグラスからもう一方のグラスの口にジャバジャバと。インド系のお店に行くと必ずそうして泡立った甘めの紅茶が出される。

ミルクティーは単にミルクを入れてかき混ぜるより空気がたくさん混じった状態の方がマイルドで美味しいと昔のインドの人が気付いたのだろう。それが今でも国を渡ってこのマレーシアでも普通に行われている。

そしてこのお茶の値段は1リンギット(27円ほど)程度。高くても1.2リンギットまで。高くないのではなくて安い。普通に安い。缶に入ったコーラが1.25リンギット、リポビタンは2.5~3リンギットと比べても安い。


こう言うのを知っているから、高級ショッピングモールでご飯を食べるときに選べない。なぜなら、高級ショッピングモールの高級なレストランは流行で名の通った店が多く、とりあえずどこのモールで食べてもだいたい同じ味で同じ値段だと想像がつく、つまりは新聞やミニコミ誌でどんなに"新規開店!"と騒ぎたててもチェーン店に過ぎない。

日本でもそうなのだけれど、チェーン展開している店がそれなりの味やサービスを維持するとすればそれはきっとマニュアルに頼っているのだし、もしかしたら食材だってある程度のところまで加工された状態で入ってきているだろう。それで確かに不味いわけではないけれど、あの"テー"と比較すると、本当はどっちがありがたいものなのだろう? と、考えざるを得ないのだ。

キレイで有名なチェーン店では安めの店でも普通に食べて1食分で15リンギット、もっと高い店だと30リンギット以上と言うこともある。街でおばさんが作ってすぐに食べさせてもらえる店であれば1食あたり必ず5リンギットほどしかしない。山盛りにしてもらってもそこから1割ほどしか高くはならない。食堂のおばさんやおじさんは自分で野菜と生肉と生魚を買ってきて、それをいろいろなこれも生のスパイスや香草類を混ぜて味を出す。出来合いの魔法の粉を使うことは稀だ。


華やかで清潔そうでツルンとして流行に乗っていてソツが無くてマニュアル通りで味はなかなかだけど高い料理より、地元の人しか知らなくて別に話題にもならず特に何でもないけれど普通に作っている料理の方が自分には必要だと思うのだ。1リンギットのお茶のためにあんなにしてくれるのは普通すぎてとてもありがたい。

偽造しました

2009-11-29 20:19:04 | まさか、マレーシア!
スーパーマーケットMYDIN(マイディン)で厚紙を買い名刺を偽造しました。

お客さんに会うことになっているのに名刺の印刷が間に合わなかったので自分で作ったのです。作り方はいたって簡単。

同じ会社の誰かの名刺をもらってスキャナで読み込む。解像度は300dpiあれば良いでしょう。これをInkscapeにインポートして傾斜を直した後、予め計っておいた大きさ(90x53)に切り取ります。他人の名前と内線番号とメールアドレスをマスクしてその上からテキトウなフォントで自分のそれを書き込みます。

できたらその1枚の名刺画像セットをグループ化してから用紙の各所にコピーして複数枚取りができるようにします。名刺と名刺の間は切り取り線が必要ですが、これは目立つといけないので細い水色線として印刷。これをカッターで切って出来上がり。Inkscape、高機能なのに世界でいちばん簡単に使えるソフトだと思います。(11月24日に最新の0.47が出てました。まだ使ってませんけど。)

紙の質が多少違うのとロゴのカラーが少し変化しているのは直せるのですが、単体で見ればわからないので今回はそのままにしました。簡単に作った割りに出来上がりはなかなかです。



昨日、カルフールで本の在庫処分販売、1冊5リンギットがあった。古い本が山になっていたので中身をのぞいたらマクミランリーダーがいくつか入っていた。CD無しだしエレメンタリー用なのでどうしようかと思ったのだけれど、オスカーワイルドの「Picture of Dorian Gray(ドリアン・グレイの肖像)」があったので買ってみた。

まだ途中なのだけれど、こう言うスタンダードな小説に目を通す機会としては英語の勉強も良いかもしれない。エレメンタリーレベルだから日本で言えば中学生レベルの英語、だれでも辞書無しで読めるし簡略化されていてページ数(文字数)が少ない手軽さは嬉しい。読み終わったらまた別のをいくつか買ってみようと思う。

牛の行方

2009-11-29 13:45:48 | まさか、マレーシア!
昨日近所のHさんにモスクにいたあの牛はどうなったのかと聞いたら昨日のはもう殺されちゃったんだよ。でもまた明日もあるよと聞いたので今度は見逃すことの無いようにと朝8時頃から近所の大きなモスクに行ってみた。

1頭だけかと思ったら実に多くの牛がトラックで運ばれてきていて、アナウンスを聞いていると町内会毎のようだった。モスク前の広場には多くの人が集まっていてその中に横倒しになった牛とトラックに乗っている牛と地面に掘った穴がいくつも見られた。

牛はどう言うわけか何も声を上げることなく横倒しにされて大きな穴の上に渡された板の上で押さえつけられる。そのまますぐに咽喉を切られて穴に血が流されてそれで終わり。全く滞りなく自然に犠牲となって終わる。今日はそう言う日なのである。

よく生きてるなあと思います

2009-11-29 00:13:52 | まさか、マレーシア!
今日は買ったばかりの中古スクーターで会社まで行って帰る練習をしてみた。スクーターに乗るなんて何年ぶりのことだろう。十数年であることは確かだ。

さっそく道に出て3つあるうちの一番容易そうな経路を選択。大通りを北上すること5分、左に高速道路の入り口が見える。高速と言っても料金所はないからそのまま入る。マレーシアでは100ccのスクーターでも高速道路を走れる。

高速道路と言っても自動車用とは別に二輪車用のわき道が別に用意されている。高速入り口から本線に入るちょっとだけ手前に左に入る幅2mほどの入り口から二輪車用に入る。二輪車用は幅2mか1.5mほどの幅のままずっと高速道路の脇を走り続ける。再び合流できるのは次の出入り口かガソリンスタンドだけだ。

高校のころ50ccの原付に乗り始めた。そのころ50ccでもリミッター無しで7.2馬力出ていたから80km/h近くスピードが出た。もちろん違法。だけれど出るものは仕方ない。それだけ出るのだから高速も走れそうに思って、低速車用高速道路を自動車の走る高速道路の脇に作ってくれたら50ccでも旅行位は行けるのにと思ったものだ。(友人Kは”低速車用高速”と言う言葉が面白いと言っていた。)

そうしたらマレーシアにはそれがあったのでちょっと驚いた。正確には低速車用ではなくて二輪車用だ。そして本当にそれは低速車用と言うわけでは無い事を実際に走ってみてよく理解することができた。スズキの100ccはマレーシアでは本当に低排気量車で、日本では50ccクラス扱いだ。スピードは60km/hまではどうにか快調に加速ができるがそこから80km/hに達する間にパワーの無い領域があってなかなかスピードが出ない。

もちろんたった2m幅の道を80km/hで走るなんてどうにかしているが、まっすぐな道で、他の二輪車(カブタイプ)は排気量がスズキより5割増しなので楽々と80~100km/hで走っていく。仕方がないのでこちらはいつ追い越されても良いように2mほどしかない道の端を走る。死ぬよりマシだし、仕事場までほんの少しの道のりだから急ぐ必要もない。みなさん良く生きてるなあと思います。


そんな体験ができるのもこれは意図してこうなったわけではなくて、なぜかこうなってこの場所にこの状況にいるからだ。春先にはここにこんな事しているなんて予測できたことではない、と、前にどこかに書いたと思う。

当たり前に考えれば大学(1つ目の)を出てそのままそこの会社にいてそのままずっとそこで仕事なり暮らしていても良かったわけで、そこを何となく辞めてからずっと転々と場所を換え仕事を換えしている。通帳にお金がほとんど無くなったこともあったけれど不思議と食うに困る事無く、なぜか余裕すらある時もある。それはもちろん、自分が努力したからとかそんな思い上がったことは全然言えない。なぜか誰かが助けてくれるってだけで、死ぬほどの努力や苦労なんて全く経験してはいない。そしてそんなものが必要ないほど才能に恵まれているかと言うと、これも全く当てはまらない。世間を上手く渡れるほど要領も良くは無い。なぜか誰かが拾ってくれるだけなのです。ありがとうございます。

でも、ほんとうに今までよく生きてるなあと思います。
交通事故には注意しましょう。

ご馳走になる

2009-11-27 22:58:03 | まさか、マレーシア!
今日はイスラム教のお祭りで国の休日でもある日だった。

今日は何かイベントがあるのかと聞いていたけれど、家族と過ごすとかモスクにお祈りに行くとか派手なことは無いらしい。ちょうど昨日の夜にKLの紀伊国屋からSMSが入って(普通は電話なのだけれど、仕事中にかかってきても困るのでSMSでお願いしておいたらその通りにしてくれた。)前回注文しておいた本が入ったとの知らせもあったのでバスに乗って取りに行くことにした。

部屋を出たところ、少し離れた向かいの家の扉が開いていて人が動いている様子。そこは子供が4人と猫が1匹いるHさんの家で昼間はベビーシッターさんがいるところ。むこうもこちらに気付いてすかさず食事ができているから食べて行きなよと誘ってくれた。後ろからあのベビーシッターさんが出てきて入れと言ってくれる。

これは今日のお祭り料理かなと思ってすぐにお誘いを受けることに決定。Hさんもベビーシッターさんも子供たちも駆けつけた他の家族もみんなお祈りに行ける服で正装していた。なるほどテーブルにはたくさんのマレー料理が並んでいて中には見た事もないのもある。さすがにお祭りの日の家庭料理だけあってとりあえず簡単に作ってみましたって感じではないなあ。マレー料理って言っても知らない人には何もわからないと思うのでどう書いて良いかわからないのだけれど、要は美味しいってことなのだ。

ありがたや、ありがたや。

始めて食べた中にLEMANG(ラマンかルマンと発音)と言うのがあった。これはもち米をたぶんバナナなどの葉に包んで竹の筒に入れて炊いたご飯。炊けたら竹を割って円筒状の棒になったご飯を取り出して輪切りにする。そのまま食べても良いのだけれど、ルンダンと言うヤギとか牛肉をココナツミルクと各種生スパイスで煮た料理(見た目は硬めのシチューか色の濃いカレーのように見えるけれど味は違う)と一緒に食べると美味しいと教わった。今までルンダンは普通にご飯と一緒に食べるものだと思っていたけれど、もち米にこんなに合うと始めて知った。

料理のことは紹介しても仕切れないしどうせ味なんか伝わらないのでこれで終わり。興味ある人は飛行機に乗るべし。(そう言えばこの前マレーシアエアラインのキャンペーンで日本とマレーシア往復が3万円だった。安いなあ。)


いつものようにKLセントラルまでバスに乗って今日は30分。そこから電車に乗ってすぐにKLCC(ツインタワーのあるところ)。紀伊国屋はそこにある。紀伊国屋の日本書籍カウンターにはこの前受け付けてくれた女性がいてすぐに本が出てきた。この人はお客への対応が気持ち良い。営業笑いじゃない感じなのが素敵だ。

本の代金は150リンギットほどなので日本で買う値段の50%増しだ。けれど専門書の場合は電車に乗って探しに行くと日本ならすぐ交通費が1000円超える。飛行機に乗ってきてしかもこんなに早く入手できるのだから実際あまり高くはないと思う。それに今日は100リンギットを越えたので3月まで使える10リンギットの金券をくれた。よかった。


KLから帰って、各モスクに1頭づついた牛はどうなったのだろうと近所のモスクまで見に行った。きっともうXXXかなあと思っていたら暗い中、まだ草を食べていた。あの牛たちはこれからどうなるんだろう。

才能あるじゃん

2009-11-26 22:47:09 | まさか、マレーシア!
今日、技術者の女性(たぶん若い、インド系)とある技術的なことについて話していたら「そんな対策やっても無駄よね!」と軽く言う。

わかってるじゃん!まさかそう思っているとはちょっとも想像してなかったのでその一言にはかなりびっくりさせられてしまった。それが無駄だと分かるには座って仕事していては絶対に無理だ。実際にそれが外部に出るまでのプロセスを良く知っていて、その限界がどの部分にあるのかを細かいところまで把握していないと無駄だとはわからないはず。

その人はいつも机のところにいてパソコンとにらめっこしているのだと思っていたから技術的な事でそこまで分かっているとは想像できなかった。実際に同種の仕事をしている他の人にはそれが無駄かどうか分からなかったのだろうから、きっと才能あるんだろうなあと思う。

今まで日本人の技術系の人と一緒に仕事をする事が多かったけれども、こう言う部分についてすぐに把握できる人は最近はかなり少なかった。そっちの方のショックもかなり受けた記憶があるけれど、こう言う逆のショックは久しぶりでかなり心地良い。

(あまりにも抽象的でわからない文章でした。)



この土地

KLの周辺をスランゴールと言う。今のここは右を見ても左を見ても住宅地か工場か大きなショッピングセンターのようなものばかり。そこをたくさんの高速道路がつないでいる。建築の本にある”スプロール”が進んだ街そのもの。時々モスクの屋根が見えるけれどもそんな感じ。

どうしてこうなってしまっているのだろうと思って人に聞いてみたところ、以前1960~70年代までは錫(スズ)を掘っていたのだそうだ。そう言えばマレーシアは錫製品のお土産物が有名で、その名もズバリ、ロイヤル・スランゴールと言う。

70年代までにこのスランゴールの錫を掘りつくしてしまいその余った土地を地主が売ったために住宅開発されたとの事。錫以外にはゴムやパームのプランテーションもあったらしい。ゴムと言えばマレーシアにこんなにインド系の住民がいるのはそのゴムのプランテーションで働くために移住してきたからだと歴史の本には書いてある。

偉いことに、実際それから30~40年ほどしか経過していないのだけれど、そのゴム農園で働いていた人たちはお金をためて子供に高度な教育を施したのだろう。今、インド系の人たちは技術系や医療系の仕事を多くしている。(そう言われているし、周囲を見てももそうだ。)もちろん政策的なことや時代も後押ししたのだろうけれど、稼いだお金を人間に投資したのだなあと思うと、前記の「才能あるじゃん」のような人が存在するのも納得できる。

カウントアップ 2週間目

2009-11-26 06:33:38 | まさか、マレーシア!
早いもので今日でマレーシアでの仕事の2週間目の最後の日。

木曜日なのに最後と言うのは明日の金曜日がマレーシアの公休日で会社もOFFになっているからだ。週末は3連休だ。まだ忙しくも無いので安心して休めるだろうと思う。そのうちそうでも無くなるかも知れないけれど。

こうして日々カウントアップしていくのもきっと今のうち。そのうちこの生活が当たり前になって、アップしてもダウンしてもどっちの端っこも遠くなるんだろうなあ。それが日常ってもの。

でも本当はアップした先の先端に端っこが絶対にある。ただその端っこを見たくないだけだ。海の真ん中で周りを見ると360度どっちを見ても遠い遠い水平線しか見えないのと同じだけれども、あれだってたった4kmほどの先を見ているに過ぎないわけだ。

この時間だったそれと変らない。この一瞬の先がずっとこのまま続くと、なぜかそう思いたいだけで本当はきっとどこかの陸地に突き当たる。.....そうだ、その前に大きな波が来るとかサメに喰われる可能性もあるんだっけ。まだサメは来ないなあ。

高速学習法

2009-11-25 22:21:52 | まさか、マレーシア!
仕事を始めたけれど、会社の扱うものの分野について全くの未経験なので研修と言う名目でいろいろ勉強させていただいている。こんなことで給料もらって良いのかと思うのですが、どうなんでしょう。

その勉強はのスピードは結果として超高速。大学のスクーリングのCADでも3日間。それも高速だけれど、そちらはちゃんと日本語の通じる先生が付いてる。

今回のは2つの生産ツールについて自分で英語マニュアルを読みながらやるしかないのに一通り終わるまで2日間で合計4日間。もっと時間かけても別にかまわないのだけれど、逆にダレてしまうからスピードアップ。生産とそのプロセスについても概論だけど2日間。

そんな状態でも別に困難と言うほどでもない。逆に楽しんでやれるのがうれしい。困るのはずっと一人でそんな事をし続けると言葉を話す時間が無いためか、英語が出てこなくなること。マニュアルの英語と会話の英語は全然違うらしい。

だから今でも英語の方が大問題だ。



タクシーの話題
タクシーの話題が続いているのでさらに追加。

マレーシアではタクシーの車両はドライバーが買ってもタクシー会社からのレンタルでもかまわないらしい。日本は購入して個人経営はできるけれど、レンタルは無く会社に所属して会社員になるのではなかったかと思う。マレーシアはレンタルがある。レンタルだと600リンギット程度らしいけれど、買うとローンで月に1200リンギット(月の売り上げは3000ほど)も払わないといけない。でもローン期間は3年半ほどと短い。買った人はガス代も修理費用も自分持ちだからどっちが良いのかよくわからない。

もう一つ決まって支払う必要があるのは政府へのタクシー営業許可料金。これは何と、日に18リンギットも支払わないといけない。月に18x30日だからかなりの額になる。31日ある月でも30日分と定額で、先払いすると1日分オマケの29日分で済む。ただ、休日をとって今日は走らないよと言う日でも支払い日に加算されていて、休日割引は無いそうだ。毎月の土日分位免除してあげても良さそうなものだ。

これではタクシーは高いわけだ。

インドネシアみたいにバイクのタクシー(Ojek)とかタイのトゥクトゥクとかそう言うのがマレーシアには無いようだし、日本と同じでシステムが割合いきちんとしているから逆に小回りがきかないと言う面もあるように感じる。

いつ来るかわからなくてあまり路線の多くない電車と、安いけれど場所によってはこれまたいつ来るかわからない近距離バスと、高いタクシーと、自家用車を買うしか選択肢が無いのだからこれは道をいくらたくさん作っても渋滞するってことだろうなあ。皮肉にもプロトン自動車工場の前が一番渋滞している。

免許証とスクーター

2009-11-24 22:42:27 | まさか、マレーシア!
今朝会社にパスポートを渡しておいたところ、マレーシアの運転免許証をもらってきてくれた。日本の免許証とその翻訳証明と写真を先に渡してあったので1日で済んだ。2年間有効の免許証で発行手数料は60リンギットだった。(1年の場合はその半額とのこと。)マレーシアの会社はたいへん親切にそう言った業務に関係ないことまで面倒みてくれる。外国人だからだろうけれど、どうもありがとうございます。

そして明日は給料の振込口座を作るために銀行へ連れて行ってくれることになっている。他にも新規に入社した人がいるそうなので、その人のスケジュールと相談だ。


そして今日は近所のバイク屋さんからの中古スクーターの納車日でもあった。

SUZUKIのV100と言うので、見た目は日本の50ccのスクーターと何も変らない。よく見るとほんの少し大きめか? 2人乗り用の折りたたみ式ステップがプラスチックカバーの下からほんの少しだけ見えている。前輪のディスクブレーキに付ける盗難防止用の鍵もオマケしてくれた。

早速近所を走ってみた。普通。しかし多少ハンドルの位置が下に感じる。速度が出ていないとハンドルが軽すぎるくらい軽い。でもエンジンに力があるのですぐ速度が出て軽さを感じなくなる。別に悪くはないが特に良くもなし。マレーシアでも日本でもSUZUKIはSUZUKIだ。

ついでにガソリンが少なかったので近所のペトロナス・ガソリンスタンドにガソリンの補給に走ってみた。ガソリンスタンドに入って、補給口の横にスクーターを止めても店員さんは近寄ってこない。全然入れてくれる様子もなしで誰かと話をしている。セルフかなと思ったがそうでもなさそう。

そこで初心者らしくガソリンの入れ方を聞いてみた。まずあそこ(レジのあるところ。つまりそれはコンビニのレジ。)で先に入れたい額だけ支払ってきたら入れてあげるよ。えっ、ガソリンの値段がいくらかわからなかったり、10リットル入ると思ってたけど8リットルしか入らなかったらどうなるの? .....(答えなし)。バイク屋さんの親父さんがたぶん7リンギットで満タンになるよと教えてくれたので、とりあえず5リンギット支払った。

バイクに戻って5リンギット分入れてもらうと2.77リットルと表示された。満タンよりメモリ1つ下まで入った。あとは燃費がどの程度なのかお楽しみだ。

ステッカーとスクーターと家族問題

2009-11-23 21:43:42 | まさか、マレーシア!
今日やっとパスポートにステッカーが貼られて返ってきた。先週末までには来ると思っていたが結局週を越してしまった。

通常のビザ無し観光(ソシアル・ビザ)で入ってからワーク・パミットへの交換なので少しお金がかかるが自分の分は会社が払ってくれる。家族(ディペンデント・ビザ)は自腹。どちらも会社が手配はしてくれた。

一人あたりの金額は下記。(ワークとディペンデントは同額。)
ソシアル・ビザからの切り替え:500リンギット
ワーク・パミット代金:180リンギット
上記の手数料:50リンギット
合計:730リンギット (日本円=リンギットx27)

更新は2年後で、更新時の料金は自腹になる。


これを持って今日は近所のバイク屋に行った。これで中古のスクーターの名義変更ができる。バイク屋の親父さんもやっと来たかと安堵の表情だ。手付金を先に500払っておいたから今日は残りの1400リンギットを支払う。

中古スクーター(SUZUKI V100):1900リンギット
ヘルメット+合羽+前カゴ:0リンギット(サービス)
保険+ロードタックス(切れていたため)+名義変更手数料:85リンギット
2個目のヘルメット:45リンギット

スクーターはもっと安いのもあったのだけれど、家を探しに来たときに「うちの隣が空いてるよ」みたいな話から親しくなったのでこの中国系の親父さんの店でよく整備されたのを買うことにした。KLのプドゥにもバイク屋街があるけれど、概してあそこは高いようだったし街によってはバイク屋さんがあまり無い所もあるので近所で買えてラッキーだ。

結局パスポートはステッカーのページだけコピーして用が足りたので、明日また会社に持っていって今度はマレーシア免許証への交換を会社でお願いする。そんなことまでありがとうございます。国際免許をとってくれば良かっただけなのだけれど。


バイク屋さんを出て帰りにその並びのインド料理店で食べることにした。中からたまたまこの家を紹介してくれたブローカーが出てきた。同じ店に彼の一番下の妹とその娘も食べに来ていたが彼は彼女とは全然話をしないらしい。子供とは話すのだとか。それじゃ子供が通訳だね。はははは...。それは日本でもよくあるよ。実はね....(実例なのであえて書かない)...なんだよ。どこも同じなんだなあ、はははは....。 ここでも家族問題は日常の大問題なのだと知った。

本の値段が高いと思う

2009-11-22 23:03:10 | まさか、マレーシア!
マレーシアは物価に比べて本の値段が高いように思う。

今日買ったペンギンリーダーは25リンギットで日本円だと750円しない。日本で買うと同じものが1300円ほどすると思うからたまたまかも知れないけれど安い。

マレーシアでは1回の食事が5リンギット程度(150円ほど)。キャドバリーのチョコレートが3~4リンギット。つまり1リンギットがだいたい日本の感覚で100円だと思えば良いと思う。

その感覚であるとペンギンリーダーの25リンギットは2500円にもなってしまう。Oxfordのリーダーは50リンギットだから5000円の本になる。日本だとCADのマニュアルが3000円ほどだけれど、こちらではそうした本は125リンギット、つまり1万2500円のような高価なものもある。もっと安いものもあるけれど、いずれにしても物価対比では日本より高い。子供の本も印刷の悪いのだと5リンギット程度のものもあるけれど、それは例外的で概して高い。マンガ本も高いと思うし古本もあるけれど雑誌ばかり。

そう言う意味では日本は恵まれている。しかし、これでは本を読む楽しみを覚えるのは難しいのではないかなあと感じてしまう。それに日本だと専門書と一般書の中間のような本が多く出版されているからどんな分野にもオタク的な人はできるわけだけれど、マレーシアだとそうも行かないのではないだろうか。どうにかならないのだろうか、本の値段は。

王子様に間違えられた靴磨き

2009-11-22 09:34:41 | まさか、マレーシア!
昨日は午前中にKLの紀伊国屋へ行って仕事で必要になりそうな必要な本を予約してきた。

専門書の中でも出版数も少ない本で、英語版のものもあまり無いらしかった。注文したのは日本語版。日本語図書カウンターで中華系らしきスタッフさんに英語で注文できるかどうかを聞いた。こちらが持って行った日本語のメモですぐに検索して出版社にも在庫が無いので後日回答と、日本語で応えてくれてびっくりさせられた。

紀伊国屋で前回ペンギンやOxfordのリーダー(英語教材)が見つからなくなっていたのが教材CDの小さな棚に移動してあったのを発見。確か前回来た時はそこに無かったと思ったが、見落としだろうか。ペンギンリーダーCD付きは25リンギット程度。Oxfordは50リンギット程度、マクミランも同じか少し安い。マクミランは日本で買う方が少し安く、ペンギンはKLの方が安いで、Oxfordは同じ。マクミランとペンギンの値段が逆転してペンギンが安いのはどうしてだろう。

今回はペンギンの「Crime Story Collection (レベル4)」を25リンギットで買った。犯罪小説が7本入った短編集でBritish Englishによる朗読CDが3枚も入っていた。仕事が始まっているので長いものより読みやすいかと思ってこれを選択。品揃えが少なくて選びにくい。


午後は夕方からリゾートホテルで会社の創立記念パーティー。会場は豪華な大広間。ものすごく多くの社員がオメカシして集まっていた。女性はカクテルドレスやインドのサリーやマレーの衣装、男性はスーツの人よりカッコ付けた感じのインフォーマルが多かった。社員のグループが歌や踊りを披露してこれもインドやマレーポップやユーロビート風やらなかなかバラエティに富んだもの。

料理は丸テーブルに1人分づつサーブされる。席が決まっていて一番前の方に通されて"VIP席"と書いてあったから間違いかなと思ったけれど、仕方なくそこに座る。午後6時からだとチケットに書かれていたのに、ホテル側がサービスを始める時刻が7時と表示されていたからまだ全員集まって来ないのだろう。同じ部署の人もここに来るかと思っていたら、そうではなくて日本の会社から来ている数人と現地のリーダークラスの方がそこに座った。単に話が通じる楽な場所にしてくれたのかも知れない。

そのうち中央側のさらにVIPテーブルに社長が座り、その脇には直属の上司が座った。会社については右も左もわからない状態だから知らなかったけれど、そうか氏は会社でもかなりの重要人物だったのか、と始めて認識した。いろいろなところで自己紹介すると「ああ、あたらしく来た方ですね」とまるで噂になっていたかのように言われるのは氏が自分を招いてくれたからなのかなあ、と何となく納得。これはありがたい事なのかも知れませんね。

しかし今のところ、王子様に間違えられた靴磨きの少年の心境であります。



帰りは11時過ぎだったのでバスが無く、仕方なくタクシー。ほんの10分も乗らない距離なのに25の言い値を交渉して20リンギット。夜だからか割高だ。バスなら1リンギットだったのに。

今日は仕事お休み

2009-11-21 09:09:27 | まさか、マレーシア!
マレーシアの企業の中でもかなり休日の多い会社ですが、平日の休みも多いので土曜日の出勤日もいくつかあります。私のまだ出勤していなかった先週の土曜日休日が今週と交換になったそうで、今日は休みになりました。理由は聞きませんでした。もしかしたら今日の夕方にスフィンクスのあるサンウェイのホテルで会社がパーティーをするからでしょうか? 先日いきなり参加券を渡されました。

自分としては福利厚生はほどほどでと思っていますけれど、マレーシアの人たちではどうなんでしょう。

台湾では給料が低く抑えられていてもクリスマスなどのパーティーは社長主催で盛大にやるのが常でした。特にエイサー社のクリスマスパーティーは印象的です。料理も一皿づつホテルのように出されましたが、それが体育館よりその何倍も大きな建物の中で1000人を超えると思われる従業員全員に出されていたのにびっくりしました。その中でオートバイや携帯電話が当たるくじ引きとか余興にその1000人以上が興奮してワーワーやってたあの迫力はすごかった。でも本当はそんなことより給料上げてくれみたいなのもあるようなのですが。(これは余談として....)


そうそう、マレーシアはもう人件費の安さだけを求めてここに会社を設立する時代じゃありません。マレーシアの人件費はたぶん東南アジアで一番高いかも知れません。(続きはまたの機会に。)

インドとインド

2009-11-20 22:22:15 | まさか、マレーシア!
マレーシアには1世代前か2世代前にインドから来た人たちがたくさんいます。最近の世代は生まれたときからマレーシアで教育を受けていますが、外から見ていると生活は一緒でも文化の面では他とあまり混ざり合わずに独自性を保っているように見えます。

テレビも新聞も使われている言語の違いがそのまま民族のカラーを表すようにソースの扱い方が違っているらしいのもその現われのようです。インド系のタクシー運転手さんはラジオでもインド音楽を流していて、マレー系ならマレー語、中華系はどうだったか??のように何しろ全然雰囲気が違っています。

そなると逆に、インドにいるインド人とマレーシアにいるインド人の違いはどうなっているのだろうと言うことが気になります。たまたまインド系マレーシア人でインドの会社の社長をされている方とお昼がいっしょだったので聞いてみたら、やはり同じ言葉と同じ宗教なのでやりやすい面は多いけれども、仕事などについては感覚の違いはかっきり出るそうです。

ブラジルで暮らしている日本から移住された方々とずっと日本にいる日本人との違いのようなものかなあと想像しますけれど、もし機会があればインドの方も見てみたいものです。日本をよく知っている私の上司(この方もインド系)は日本にずっといる日本人と海外で仕事なり生活している日本人はずいぶん違うと感じていると話してくれました。そうなると私もマレーシアに長くいればだんだんと違ってくるのでしょうか。