もんく [とある港街の住人]

バリで「はじめまして」

バリでは初対面で必ず「ダリ マナ」(どこから来たの?)って聞かれる。

日本人も初対面で相手との話のきっかけが欲しい場合に「どこから?」は使うと思う。でもバリではそれは単に話のきっかけじゃなくて、もっと重要な意味があるなんて考えたことある?

相手と自分との「共通点」や「関わり合いのレベル」ってのが重要で、最初に会ったときにその人の周辺の事をリサーチしないといけないんだ。
自分と同じ村、同じ地域、同じ県、共通の友達、仕事関係、親戚関係などいろいろ言い合って相手と自分の関係の濃さを確かめてから友達になるってわけ。その関係の濃い薄いによって付き合いや友達の度合いが変わってくるんだね。

こう言う関係の作り方は日本にも昔からあって、お侍さんが戦争中でも「我こそは○○の国の○○の村の誰の誰兵衛で...」て自分の周辺情報からだんだん狭めていって自己紹介していたのと似た感覚だと思うよ。

自分自体よりもその周りの環境の方が重要って感覚は名前にも現れていて、名前でカーストや長男長女次男次女などが分かるようになっているのも自己紹介で相手が付き合い方を間違えないようにする手段になっているんでしょう。

これけっこう重要。

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