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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

USBメモリは洗濯する

2012-05-31 22:07:51 | 3年目に突入マレーシア
普段からUSBメモリを持ち歩いて使っている。

ある顕微鏡パソコンがネットワークに繋がっていないためだ。だから毎日持って行っては挿して外している。そうしていると当然のようにUSBメモリは手垢で汚くなってしまう。なので時々は汚れを落とす必要がある。

USBメモリの取り扱い説明書には洗濯機で洗濯せよとなっている。今日も服といっしょに全自動洗濯機に放り込んだ。洗剤に指定はないので普通の粉の洗濯洗剤。柔軟材までは必要ないと思う。そしてシャツと一緒に乾かす。水滴が完全に乾いたところで一応動作確認。特に問題なし。パソコンも認識するし、書き込んであったファイルもちゃんと残っている。

これでまたしばらくはクリーンな状態で使うことができる。実はこれを洗濯したのは2回目だ。


そう言えば、以前台湾にいたときに一緒に仕事をしていた人が電話交換機を洗ったと言っていた。

電話交換機とは電話局の内部に設置されている一般人はあまり見ることのできない大型の機械だ。彼は日本から出荷された電話交換機を世界のいろいろな国の新設電話局に設置して回っていたのだそうだ。あるとき大雨が降り、まだ設置が完了していない電話局の建物が洪水に見舞われた。電話局は中まで泥水に浸かり、もちろん交換機も泥まみれになった。

彼はもうこれは壊れたに違いないと思ったが、一応ダメモトで泥だらけの交換機に水道の水をかけて洗ってみた。泥を落として乾かしてから電源をON。すると交換機は正常に動いたのだった。


と言うわけで、電子機器は洗濯できると言う話。みなさんもお試しください。私はこのラップトップ・パソコンとルータなんかも半年に1回は洗濯機に放り込みます。



(ごちゅうい:よいこはダメなおとなのまねをしてはいけません。)

叫び

2012-05-30 22:30:35 | 3年目に突入マレーシア
マレーシアでは毎日誰かが大きな声を出している。

マレーシアに限らずイスラム国ならどこでもそうだと思うが。つまり、夜明け前から日が暮れた後までで1日5回、みなさん神様にお祈りする時間ですよ、と大きな声で言っている。この近所にもいくつかの小さなモスクと大きなモスクからのその声が一斉に聞こえてくる。これが何ともまあ詩を朗読していると言うのか歌を歌っていると言うのか、そんな感じでとても良いものなのだ。

声は時々変わるようなのでいろいろな人が順番にやっているようだ。ほとんどは男性の声だが時々女性の声の場合もある。どちらにしてもその声はあちらこちらの建物に反射して空間に充満していく。最後にはそこにある空気の質まで変えてしまう。宗教は違ってもいつまでも耳を澄ませて聞いていたいと思う。だから、たまに続けてコーランをずっと読み続けてくれる人もいるがそうなら特にありがたい。


こうした習慣によって彼らは1日に5回はちょっと立ち止まって自分の位置を確認するか、またはある場所に立ち戻ると言うような気持ちになるものだろうか? 実際そうであるかどうかなどわからないが、毎朝朝礼で何かの標語とか社是を叫ぶ会社のそれよりはずっと効果的かもしれないな、と思う。何しろこの美しい響きに1日5回身を晒すのだから。


もう1つ思うのは、我々のようにこんな習慣が無い人間には彼らの感じている豊かさの感覚は絶対にわからないかもしれないと言うこと。

我々は毎日もうちょっと何かを良くしようと思ってする事と言ったら、結局どれだけ自分の分け前を多くするかに尽きる。豊かになると言う事、イコール何かをより多く獲得する事だと思っているのだ。

毎日何回もお祈りしている人たちは、はっきり言ってそれで物理的、金銭的に裕福になると言うことはない。世の中にモスクの数はかなりあって、大きな声で歌う人もその数だけ必ずいる。そこで声が良くて評判になってもCDが売れるわけでもなく、テレビに出るわけでもないので金銭的欲求には応えられるものにはならない。

だから彼らと我々には多くの共通する部分があるにしても、ある部分に関しては確実にわからないものがあるのじゃないかと想像できる。果たして、そう言うことがわかる時期が来るのか来ないのか?

調整

2012-05-29 13:28:39 | 3年目に突入マレーシア
前から気になっていたことがある。

工場では自分でトレーに料理を取って食べるようになっている。料理は長いステンレスの台に置かれているから順番に見て歩きながら好きなものを取る。最後にスプーン、フォークと氷と水を取って支払いだ。

一番最初のところにあるのがステンレスのお櫃に入ったご飯なのだが、なぜかそこで渋滞が起こる。見ていると、誰もがしゃもじで取るご飯の量を数回すくいながら調整している。目はお櫃、しゃもじ、自分のトレーを行ったり来たり。

だいたい3回位、少ない人は1回で済むがそう言う人はほとんどいない。しゃもじが1回にすくえるご飯の量は日本のしゃもじより大きいのでたくさん食べようと思っても1回で済ますことはできる。

それでも人は納得するまでには3回の調整が必要らしい。人は小さなことであっても悩むことがたくさんあるのだ。

Hari Belia Negara 2012

2012-05-27 22:31:25 | 3年目に突入マレーシア
プトラジャヤで今日まで行われていたHari Belia Negara (ハリ・ブリア・ヌガラ)、日本語に直すと"青年の日"のお祭りに行ってきた。

会場は広く500ものイベントが行われていると言う事だったが、到着して最初に見えたのは4x4のレースイベント。初めて見たが、けっこうハードなレースだ。

こんな泥に入っていってもまだ車ってのは動けるものなのだと感心。コースを見るとそのまま埋まって一生出てこられないような気がしてならないがそうならないのがすごい。

ドリフトを競う競技もあった。街でよく見かける豆腐屋の車は無かった。

この人は何かショーをやると言うので何かわからなかったが先に記念撮影をお願いしていたところ.....

こんなふうな事をするすごい人だった。しかも後から知ったのはこれは軍のショーで彼は軍人だったのだった。

なのでこんな展示もあり。

必然的に海軍、空軍、陸軍の展示も多くて軍人さんがいろいろなところにいる。この人は背中に書かれているように武器のスペシャリストらしい。どんな兵器を扱っているのかと思って見ると....

最強の動物兵器だ。スペシャリストなのに噛まれまくっていた。

この人たちは最強兵器でなく、最小限の武器と肉体だけで戦っていた。伝統武道なのだった。

Nazaと言う高級オートバイを売っている会社が試乗させてくれると言うので2台ほど乗ってみた。ヘルメットなしで。

現代のVespaはオートマチック。パワーはけっこうあってエンジンもスムース。けど、乗り味がオートバイって感じじゃないので足としては良いけれど、わざわざ買う意味があるかどうかわからない。ヤマハとかホンダでも良いような気がする。

ジレラはパワフルでスクーターの高級車と言った感じ。スクーターなのにまたがないと乗れないのでイージーに乗れる感じがしない。カッコは良いかもしれないが使い道と面白さがよくわからない。

たくさんの人が会場にいたのにそんな写真が無くて雰囲気が伝わらない記事になってしまった。それにしてもマレーシア政府はお祭りを開催するのが上手いと思う。素直に楽しいイベントだった。日本じゃまず無理かなと思う。マレーシアの場合は目線が庶民的で大それた感じがしないし、提供する側も見に行く側もあまり区別無く楽しんでいる。日本だとバッチリ区別があるのでそのあたりが大いに違うのじゃないかと思う。

ジョブ・ポートフォリオ

2012-05-26 23:59:59 | 3年目に突入マレーシア
今週半ばからプトラ・ジャヤでHari Belia Negara(ハリ・ブリア・ヌガラ)(←クリック)と言う盛大な催しが行われていた。これは政府主催の青年祭のようなもの。中身はクリックして見ていただくことにして説明しない。(ただ、マレー語で書かれているので注意。)

なので、今日行ってみるつもりだった。

が、急遽中止し、1日かかってこれまでの仕事関係のポートフォリオを作ってみた。企業秘密になるような資料は無いし、当然の事ながらこれまでにも何1つ持ち出して保存してもいないのでネットにある画像その他資料のみを使って作成。前にも触れたが特許情報も検索できた。後は思い出してイラストを描いてみる。そして概略説明を加える。

その時のグループや他社、他人とのやり取りの構図も描いてみた。これはけっこう重要かもしれない。どんな立場でどんな人とやり取りする立場にあったのかは物に表れる実績以上に自分を表すものになるだろうから。これなら通常の職務経歴書よりわかり易いかもしれない。まだ荒削りだけれども。

ドラフト印刷したので、また後日に校正しよう。



昼頃にタイパンの果物屋へ行く。

なぜなら冷蔵庫のマンゴーを食べ切ってしまったための補充だ。幸いにもタイ産のレインボー・キングと言うのがちょうど入荷したばかり。値段は3kgあたりRM10(255円程度)と格安。ザルに選んで取ったところ2.7kgしかなかったのでもう1個取ってくるようにレジで言われて1個追加。

明日の朝食べてみよう。

今週は製造応援

2012-05-25 23:58:23 | 3年目に突入マレーシア
今週は1週間、製造応援と言うことで工場の仕事をしていた。

と言っても途中で抜けて会議を主催したりしなければならない事もあり、べったりやっていたと言う事でもない。ただ、軽作業とは言えいつも使わない筋肉を使い続ける作業は肉体的にちょっと疲れる。それは仕方ない。工場の作業員さんたちは身体も小さいのに本当によく働くものだと感心。

1週間やってみると改めて、工場ってのは基本的な事から些細なこと、大きなことに至るまでいつでも課題を抱えているな、と思う。普段は新製品の仕事をしつつ工場での実際の生産のやり方を考えているわけだけれども、具体的な製品に依らずとも工場自体の問題として課題解決しないといけない。

と、奥歯に物が挟まったような言い方をしてしまったが、本音は今までどうして放っておいたんだってな事でもある。



イベント的なことではないけれども、穏やかでない想いもあり。

ちょっと前にGANTZと言う映画を見た事を書いた。あれをどう解釈するかと言うのは、世間でどう話題になっているかわからない。しかしながら、会社と社員の関係の比喩のように捉えても差し支えないのじゃないだろうか。

会社も上手くいっている時は良いけれども、一度そうでなくなると社員を平気で犠牲にしたり切り捨てたりしようとする。お互いを信じようとか一緒にがんばろうのような標語まで作って壁に貼っていたとしても、状況の変化があると全くそれとは反対の行動に出るのが会社と言うもの。リストラの旗の下、そう言う事を経験させられた人も多いはず。

願わくばその人が会社でどんな扱いを受けていようと家ではあたたかく迎えてあげて欲しい。その人が仕事を失って生活の状況が悪くなってもその人のせいじゃないと家族は信じてあげて欲しい。

家賃値上げになりそう

2012-05-23 23:17:09 | 3年目に突入マレーシア
2年半このアパートに住んでいて、何も言ってこない大家。定期的にお金が振り込まれれば後は何でもかまわないのか?、と思っていたら今日、電話があった。値上げしたいらしい。

周辺の家賃も上がってきているので値上げは仕方ないだろう。受け入れる用意あり。だが、新たに契約を結んでゼロから始めるのではなく、値上げした額面を払い続けるだけにしたいと思う。なぜなら初年の縛り無く、いつでも出て行けるようにしておきたいため。仕事だってこの先不透明なのだ。これまでの仕事のプロファイルを作成してみよう。

ドリアンは難しい

2012-05-20 16:59:38 | 3年目に突入マレーシア




スーパーでドリアンを買った。このパックが4つでRM10(260円程度)だったが、1つだとRM5の表示。あまり多くは要らないので1つをRM5で買おうかと思ったら2つでもRM5、つまり4パックの時の単価と同じでOKと言ってくれたので2つ買う。ありがとう。

ドリアン選びは難しい。皮が付いた状態で買って、もし失敗すると全部ダメなのでなかなか買えない。スーパーで中身が見える状態にして売ってくれているのはありがたい。

博物館めぐり

2012-05-19 23:59:59 | 3年目に突入マレーシア
KLにある国立博物館。

今頃国立博物館に行ったのは、第3土曜日の午前10時からボランティアの方による日本語での博物館ツアーがあると聞いたため。展示物が多いので全編1時間ではちょっと短いが話す方にとってはたいへんだ。しかもボランティア。それにいろいろな質問に備えて通り一遍以外の部分まで自分で調べてくれていて頭が下がる思いだ。すばらしいツアーだった。

そう言えば、以前にASUのレポートで取材したボルブドールとプランバナン遺跡(建築のブログに書いたはず)に関連する展示もあるのでその意味でも興味深かった。

博物館ではイベントが行われており、何故かわからないが兵器の展示もあった。実物の銃を持ってみると想像できないほどの重さにびっくりする。映画でランボーが機関銃を振り回すシーンがいくらも出てくるが、普通に考えてよほど鍛えていない限りあんな事は不可能だと初めて知った。多分腕が太腿ほど太くなるまで筋肉をつけていないとあれは絶対に無理だ。このままの姿勢で見張りをせよと言われたら、自分ならきっと10分以内で音おあげる。

KLムルデカ広場(独立記念広場)で夜、イベントがあるためにマラッカからベチャ20台が来ているのを発見した。イベントにはまだ時間があるので近くの政府関係の建物の駐車場でスタンバイしていたところで試しにドライブさせていただく。以外に自由に動けないものとわかる。実際にこれを運転した事のある人はあまりいないだろう。貴重な体験だ。

KLテキスタイル博物館。ここの展示物の中にすごいBATIKを発見。通常チャンティンが上手い人は細い線を最初から最後まで一定の太さで描くことができる。下手な人は開始点と中間、そして最終点の太さが違い、特に終わりの部分と初めの部分にはボッテリと蝋が乗ってしまう。

だが、これを描いた人は筆描きのように蝋線の太さを自由に調整しながら描いている。これはちょっと異次元の上手さなのだ。初めて見た。もしKLテキスタイル・ミュージアムに行くことがあれば、展示品は少ないがぜひこの1枚だけは見るべし。入場無料。

こうしてKLを歩いていたらこの前ご飯をごちそうになったBさんから電話があった。また夕食を食べにおいで、と。7時過ぎにアパートにもどり、その足でBさん宅へ。ごちそうになりながらテレビでサッカーの試合を見る。半島東側のクランタン・チームと地元のSime Darbyチームの試合。

サッカーの試合を最後まで見たのは生まれて初めてだった。サッカーの試合がどうかは全くわからないが、とにかくどっちかが勝った。

それよりびっくりしたのがスタジアムの大きさ。アパートから車だと30分以内で行かれる場所にあって、ちょっと前まで臨時の長距離バスターミナルがあったところにあるスタジアム。外から見て大きいのは知っていた。それが何と、観客席が3段重ねになっていた。テレビで見ているとボールが高々と上昇してもまだ画面には黒い夜空が映らず、観客がどこまでも高いところに座っているのが見える。スポーツのスタジアムがこんなに高くまで観客席を備えていたと言うのも初めて知った。

そうは言っても、スポーツ観戦のために実際に行ってみようとまでは思わないが。
夜11時まで他人の家でテレビを見てしまった。

Don't trust 日本人

2012-05-17 21:46:26 | 3年目に突入マレーシア
時々日本人がマレーシアに来ていろいろ言う。

要はあれをやれ、これをやれと言う事。マレーシアの人は日本人が日本の親会社から来ている事もあるが、単に日本人だと言う理由でほとんど異を唱えないい。これは企業文化でもあるが、日本人がそう見られていると言うことでもある。

まあ、それは仕方ないが、その日本人の言う事が本当に良い(正しいとは言わないまでも)かと言うと、同じ日本人から見てそうでもない。


そう言うわけで、マレーシアの人には日本人の言う事をあまり信用して欲しくはないと思う今日この頃。



先日(5月12~13日)、スペインでVespaによる24時間耐久レースが行われていた。Facebookで出ていた。いいなあ。

ルールとコースにもよるけれど耐久レースなら4サイクルのLMLなんかでも可能性があるかもしれないな。

いつもと違う場所で夕食

2012-05-16 22:02:26 | 3年目に突入マレーシア
この前知り合ったばかりのBさんと待ち合わせて夕食。

家からそれほど遠くない場所であったけれども今までここで食べたことはなかった。そもそも夜にそう出歩くことも無いのでいつもこの近くを通っていながら夕方以降にここがこんな状態になるとは知らなかった。いろいろあるものだ。

指に豆

2012-05-15 22:36:17 | 3年目に突入マレーシア
今日、やっとスズキ君の名義変更のための書類を渡すことができた。指紋を押してサインをして、あとは自分でJPJに行くか近所のバイク屋さんに行ってもらえば完了。


工場で朝からちょっと細かい仕事を昼過ぎまでやったために右人差し指には豆が、左人差し指には血豆ができた。豆など久しぶりだったので指先が痛むなと感じていただけで豆だとは気付かなかった。痛いながらも久しぶりで新鮮な感覚。

日本ならするかもしれないが、マレーシアのエンジニアはこうした細かい作業は自分でしないかもしれない。全て知っているわけではないいので"かもしれない"にしておく。マレーシアでは仕事には格付けがあるらしいので、実作業は作業員に任せることが多い。だから自分でこうしたことをして指に豆などつくる必要は無いのかと思う。が、あえてこんな事をしてみないと実際の量産のこうした工程でどう言う不具合が出るのかはわからないのだ。

時々エンジニアが作業に使う冶具を作って工場に提供しているが、使えないものが多くある。その原因は自分が作業したことがないことによる。図面の段階で気が付けば変更するのだが、常時監視しているわけにもいかないので使えない物が出てしまうのを見るはめになる。それをけっこう経験のあるエンジニアがするから驚く。

エンジニアは実際に手を動かさなくても現場を見る機会があるからまだマシだが、図面だけ描いている仕事をする人はさらに大変なことになる。実は先週から図面作成を依頼していたものが今日、実際に3D図面に起こされるときに何回も同じ質問を受けた。要は"本当にこれで良いのか"と言うものだけれども、彼らはそのツールが何に使われるかは知っていても実際に同使うかが全然わからない。今回の図面作成も元のツールが使えないから起こしたわけで、その使えなさすら想像できないのだった。

面倒臭いのである。


この面倒臭さの原因が彼らのスキルにあると短絡的に結論付けてはいけない。

どう言う事かと言うと、会社と言うものは以前にも書いたように樹形図的な組織図を描いて作られる。そうなると仕事の内容は必然的に限定される傾向にあり、ここからここまでは自分の仕事でもそこからは誰か他人の仕事と言うことになって、だんだんとその状態に安住することになる。組織と言うのはそもそもそうした事を暗に人に要求するものであるから何かができないとか、何かを知らないと言ってもある意味仕方ないと言える。

ただ、マネジメントと言うものはそうした不都合を同時に是正する必要もあるものだけれども、どう言うわけか命令系統が強ければ強いほどそれが出来ないものだ。日本の場合は人を(部下を)同質に育てようとするからマネジメントの傾向が明確にそうした是正措置をとらなくてもどうにかなる場合があるが、マレーシアの場合は上下左右の関係を明確にしようとするのでマネジメントが気付かなければどうにもならないと考えられる。


日本人にとってアジアは近いようでまだまだ遠いと感じる一面なのだ。

整備の結果

2012-05-14 21:42:33 | Vespa? Yes, but LML !
12日にPJ ONEでキャブレターの整備の結果、これまでと少し違うことを発見。

(1)チョークを使わなくてもエンジンが始動する。
通常この機種に付いているデロルト・タイプのキャブレターは気温が高くても始動にはチョークが必要と言われているし、またこれまではそうだった。なぜか現在はチョークを引く必要が無くなっている。

(2)アイドリングが低い。
整備後にアイドリングを多少上げぎみにしたが、それはアイドリングが下がったからだ。最終的には現在、これまでよりアイドリングが低くなっている。

(3)最高速が多少上昇。
これは購入初期にもどったような感じ。

(4)最高速手前でのボコつきが消えた。
最高速あたりで出ていたボコつき感が無くなった。ボコつき感は排気ガス浄化対策のためかと思っていたが実はそうではなかったのか?


これがキャブレター洗浄の結果であれば、現在無きに等しいシート下のエアクリーナー(ただの網)を何かきちんとしたスポンジタイプに交換すべきだろうか。網をスポンジにしてしまうと吸気量が減ってしまうのでキャブレターに直接取り付けるべきなのだろうか?

名前を貸して

2012-05-14 20:05:22 | 3年目に突入マレーシア
午後になって工場のラインを借りて試作していたら、それを手伝いに来てくれたライン整備係のテクニシャンが言う。

履歴書に名前を入れて良い?、と。急な話だったので履歴書とは聞き取れたが本当に履歴書の話だとは一瞬思えなかった。別の単語と聞き間違えたかなと。聞きなおすとやはり履歴書の話だ。

簡単に言えば、履歴書に日本人のエンジニアと一緒に働いたと言うのを、具体的な名前とともに一行入れたいと言うことらしい。そんな事で役に立てるのならこちらもどんどん使ってもらってかまわない。が、特に有名人と言うのでもないのでどれだけ助けになるだろうか?、もしかしたら書いても何にもならないのではないかと心配でもある。

と言うのは、これがパナソニック、ソニー、トヨタなどの数千人規模の誰もが知る会社の工場でそのエンジニアの日本人の鈴木さんとか田中さんだったらその人たちと常時仕事をしていたのはアドバンテージになるかもしれない。それが日系とは言え、あまり有名でもないそして業績も良くない会社なのだからどれだけ意味があるのか、無いのか???


なぜ履歴書かと言うと、11年間勤務してきたが会社の未来が見えなくなったのだと言う。これには"さもありなん"、としか言いようが無い。

それにしても、この名前が彼の人生設計の助けに少しでもなるのであればいくらでもどうぞ、と言いたい。ただし、助けになる自信は無。