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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

海まで走る

2015-11-29 21:44:30 | カンガルーじゃないKangoo
ここ2ヶ月、ずっと車が無かったので行かれないところがあった。

それは海。海へ行くには電車とバスではかなり遠回りになってしまう。実質行かれない。だから昨日、行ってみようと話していた。朝になると雨が降っていたのでダメかなと思ったけれど、9時位にはもう止んでやっぱり予定通り行こうって事になった。

高速道路を西へまっすぐ走る。道は空いていて走りやすい。2日続けてハンドルを握っているとちょっとずつ慣れてくる。ウインカーのレバーが右にあるとか、料金所でタッチアンドゴーカードを機械に押し付ける時にどこまで近寄れるか、駐車場でどこまで後ろに下がれるかと言うような事。小さい車だから難しくないけれど。

海の屋台でご飯を食べた後、ついでだからオートバックスへ行く事にした。6月の強盗事件でオートバックスの会員カードを盗まれちゃったし、車も替わったので登録情報の変更がしたかったから。さらについでに、後部座席のフロアカーペットを買おうと思った。純正のが小さすぎてフロアが汚れるから。カスタムで切ってもらえるのは良かったけれど、純正と同じように切るようになっているそうで、そうでない場合は自分で型紙持って行かないとできないらしい。それで、これは諦めた。後でMr. DIYに寄ってヨガマットみたいなのを買って済ませてしまった。

帰りは山道とは言えないけれど田舎道。パワー無いけど、普通に走れた。タイヤの空気圧が高いからか、荒れた道路ではタイヤがゴロゴロする感じがした。やっぱりもっと細いタイヤじゃいけないのかな?と思った。ウネリがあるとタイヤの動きがちょっと追いつかない感じはあるけれど、ほんのちょっとの事で、ダメってわけじゃない。むしろ会社にある同じプロデュアのアルザの方がダメに感じる。あれはよくタイヤが浮き気味になる。

そうそう、プロデュアの他の車と同じでヘッドランプが点灯しているかどうか確認するインジケータランプがメーターパネルに無い。どうしてそれで良いのか理解に苦しむ。メーターパネルには緑色のエコランプがあって、時々点灯して時々消える。取説ではアクセルを戻し過ぎると消えるらしくて、つまりはエンジンの吸気抵抗が大きくならないようにって事なんじゃないかと思う。運転中にそんなの見てると危ないので見ないようにしている。設定で消す事もできるらしいけれど。でも、それより、ヘッドランプのインジケータにして欲しいなあ。

家に帰ってからオートバックスでもらった赤いカッティングシートの小さな端切れでちょっとデコレーション。同じ車がどんどん街に出始めているので、ショッピングセンターの駐車場で自分の車から他の人のかわからなくて困るから。今度、もうちょっと大胆柄にしてみようか?

Axia インプレッション (追記)

2015-11-28 21:01:35 | カンガルーじゃないKangoo
昨日は仕事から帰ったのが夜7時近く。そろそろ暗くなり始めた頃だったので家の周りをちょっと走っただけになってしまった。乗り慣れない車で通勤渋滞に巻き込まれるのは良いアイデアとは言えないから。

そして今日、AAM(マレーシアのJAFみたいなもの)の登録情報を更新するためにスバンジャヤまで走ってみた。この家から出るとほんの5分で高速道路に入る。走行車線に入るためにアクセルをちょっと強めに踏む。あまり加速しない。もっと踏む。ちょっと加速する。1000ccのエコカーってそんなものかも知れない、と認識させられる。何しろ、マレーシアで初の省エネルギーカーと認定されたような事で宣伝している車なのだ。

でも、実際、それで不足かと言うと、そうでもない。トラックに煽られて死にそうになるって事は無かった。それと実際以上に加速が悪いように感じる原因もある。それはエンジン音がそれほど大きくない、小さい車の割には静かと言う事。加えて、オートマチックギヤの変速ショックがほとんど感じられない位に抑えられている事による。だから、小排気量車でよくあるような苦しんで回転を上げているあの感じがしない。

高速道路はマレーシアは110キロが制限で、3車線あると一番左が合流かトラック、右が追越しや無謀運転ライン。中央は100から110キロで流す車線なっている。Axiaの場合、右は、普通に考えてそうであるように、やっぱり厳しい。はっきり言うと無理。中央で流すには無理無し。前のカングーとそんなに変わらない。風切り音も割合静かでラジオもちゃんと聞こえるし隣の奥さんと話すのに声を大きくする必要も無かった。簡素な装備の車なのにこのあたりは大したもの。

ちょっと気になるのは、これは安い車だからじゃなくて、これがマレーシア産の「実質日本車だから」なのだけど、高速でまっすぐ走るのに遊びの無いハンドルを調整する時、ちょっと変。高速になるとハンドルが重くなるようにパワーステアリングが自動調整されているが、基本的には重くなるだけでタイヤへの影響は変わらないのか、ちょっとだけハンドルの向きを調整すると行き過ぎるか足りない。動きの鈍いチューニングツマミで地球の反対側の短波ラジオ局の電波を探しているのに似た感じなのだ。そこだけ運転が下手になったような感じがしてしまう。高速で過度にハンドルが重くなるのでしばらく走ると肩あたりの筋肉が疲れる。たまに乗る会社の韓国車も同じ感じだから東アジアのスタンダードなのか?、それとも似たようなパーツを使うとそうなってしまうのか?

街中を走る。さすがにこれは得意分野。何しろAxiaの元は日本の軽自動車なのだから。Uターンでハンドルがよく切れる。小回りが利く。扱いやすい。

ハンドリングにはちょっとどうか?、と思う事あり。エコカーにハンドリングなんか期待するのは間違いといわれてしまえば元も子もないのだけれど、これも日本車の悪癖そのものってところあり。曲がる時に発生する横傾きと実際に曲がるタイミングが全然合ってない。買い物車なのにけっこうクッションが固め。横傾きも少なめ。ハンドルを切ると車は踏ん張る。車の傾きはあまりスムーズじゃないけど、途中からタイヤがグリグリして車が曲がり始める。普通はムリヤリ太めのタイヤに換えてしまうとこうなるのだけれど、日本車はけっこうそう言うのが多い。Axiaも日本車の悪癖を 持ってきたらしい。クッションが固めの設定されていると言うより、もしかしてコストと共にクッションの動く範囲までカットしてしまっているのじゃないかって気がする。安い車にモンク言ってすまないと思うけど、どうにかならなかったのかな?

タイヤはチビ車なのに175サイズ。エコ車なのだから一つサイズを落としても良さそうだけれど、、なぜなんだろう? 空気圧が高くて2.5キロ。昔の車は2キロかちょっと上位だったような? 時々ガゾリンスタンドで空気を入れるが、前の人が2キロか2.2キロに合わせているみたいだから、Axiaはやっぱり燃費重視なんだろう。ちなみにタイヤはシルバーストーンだった。減ったらどんなタイヤに交換すれば良いのだろう? マレーシアにもエコタイヤってあるのだろうか?


もう1つ、どうにもならないのが、収納。車体サイズが1つ上のクラスと言う事になっているMyvi(トヨタのパッソらしい)より幅、高さで5cmづつ小さいのに室内サイズは少し大きいと言うことらしい。確かに軽自動車よりけっこう広いような気がする。問題無い。荷室も大きいらしい。でも、それは計測方法上の事で間違いじゃないけれど、でも、登録書類とか保険の書類のコピーとかを入れておけるちょっとした収納が全然無いのは困る。追加で入れたいちょっとした工具も入れられない。前シートの下にジャッキが入っているから本当に何も入れておけない。後ろシートは背もたれが倒れるけれど座面は固定だからその下も何にも使えない。まあ、マレーシアは車上荒らしあるから何も入れられない方が安全とも言えるけれど、軽自動車ってこんなものだったっけ?

そうそう、フロアに敷いてある絨毯が紙みたいでちょっとビックリ。紙でフェルト作ったような材質。コストダウン、すごい。と思って夕方買い物にイオンに行ったらカローラAltisと言うのが展示してあって値段はAxiaの3~4倍する、つまり300万円以上、なのだけど、そのフロアに敷いてあった絨毯も同じ材質だった。さらにビックリ。今はこの材質が標準なのだろうか?

(ところで、カローラってのは今、300万円とかするものなの? カローラって名前の車は庶民の車だと思ってたから100万円から、高くても150万円までかと思ってた。時代は変わったのか?)

こう言うのって、もしかしたら贅沢言っているって事なのかも知れない。軽自動車の幅をちょっと広げてエンジンも余裕持たせて値段は100万円。それで燃費良ければそれで良いじゃないか。これはあくまでも四輪車版のスーパーカブなんだから。

Axia 到着だって

2015-11-27 13:23:07 | カンガルーじゃないKangoo
今、家に横幅が広くてエンジンの穴がちょっと大きめに改造された軽自動車のAxiaが納車されたらしい。この写真が奥さんから来た。

やっぱりワイパーは付いていたし、パワーウィンドウもあるらしい。らしい、が、セキュリティーのためのフィルムを貼ったばかりで日曜日までそれは使えないのだとか。奥さん、ペーパードライバーなのに妙にそう言う事に詳しい。窓にフィルム貼るとしばらく安静にしてなきゃならないなんて、この歳になって初めて知ったのは、先日奥さんがそう言ってたからだ。

多分、この車で初めての体験と言うのがまだまだ初めての事ってたくさんあるんだろうな。この前のカングーも2000年以降に作られた車初体験だったし。そして今回は生まれて初めての新車購入ってことでもあるし。

新車ってちょっと苦手なんだ。床屋に行ってすぐの時って苦手、ジーンズなんか最近はかないけど、昔よくあったいかにも真新しいジーンズって苦手、新品のスーツとかも苦手、新品の辞書も苦手。そう言うのと似た感じ。車って自動車会社にもよるけど、新車のプラスチックっぽい臭いがしたり、シートにビニールかかってたり、ちょっと手を触れると手垢が目立ちそうな新品ってどうも好きになれない。

どこかの自動車メーカーで新車か1、2年使ったかわからないような塗装とかシート材質の車って出してもらえないだろうか。シートなんか古着のジーンズを広げて作った生地にして、塗装は昔の中国のホウロウのヤカンみたいなのがいい。でなければ叩いて延ばした昔のアルミ製電灯の傘みたいなのでもいい。

今日はちょっと早めに帰って運転しよみよう。

マレーシアで雨の日に車が遅い理由

2015-11-26 13:38:11 | カンガルーじゃないKangoo
最近、雨が多い。雨季だから。

そんな今日の今、お昼時は晴れになっていて、外に出るとちょっと暑い。こんな日にいつもの食堂は理由無く(公休でも何でもない普通の日なので見た目上は理由なし) 休んでいた。だからそのままいつもの2.5倍ほどの距離を歩いて例の使い古しのベニヤの箱のようなインド食堂に行って食べた。フライドチキンと豆カレーとモヤシに氷入り水でRM3.5とだいぶ安かった。その値段だと他ではフライドチキン1個って事もある。良心的。

で、午後はこれからきっと雲がどんどん流れてきてきっと雨が降ると思う。何度も言うけど、雨季だから。天気予報見なくても雨季はそんなものなので、きっと豪雨になると思う。

マレーシアの道路は日本みたいに信号機がたくさんは無い。ランナバウト(ロータリー)とか一方通行が多いので止まるところが少なめになっている。だから平均速度はけっこう速い。それと高速道路でない一般道でみんなよく飛ばす。80km/h位は普通に出す。スピードに関しては警察もそれほどうるさくない。もちろん取り締まりはあるけれど、あまり無い。

が、雨が降ると極端にスピードが落ちる。雨が降っただけで時速が半分ほどに落ちるような感じだ。いつでも道路が冠水するわけではないしと、2日前までその理由がわからなかった。けれど、やっと理由がわかった。それは....

ワイパーを使わない車が多いのだった。


マレーシアの人は車の機能の中で他に2つ使わない物がある。それは”ウィンカー”と”パワーウィンドウ”だ。そのどちらも壊れるのを怖れて使わないらしい。曲がるとき、車線変更する時にウィンカーを使うのはけっこうマレだ。10台のうち1台も無いかもしれない。高速道路の料金所でチケットをもらったり料金を払うときにパワーウィンドウを下げてそれをする代わりにドアを20cm位開けて手をバナナのように回してやる人もかなり見かける。

日本ではウィンカーとかパワーウィンドウが壊れるなんてほとんど聞いたことが無いし、壊れるなんて想定外だけれど、マレーシアではそれが意識の上では一般的なんだろう。不思議だ。それに今回、ワイパーが加わった。それもびっくりだ。

ワイパーと言えば、スーパーとかホームセンターとかショッピングモールの通路の小さい店なんかでワイパーの交換用ゴムをよく売っている。日本だとオートバックスなどに行かないとそんな物は無いと思う。気候的に暑いから消耗が早いのかもしれないけれど、それだけワイパーは気になる物のうちに入ると言う事だろう。

雨の日にワイパー使わないのだったらワイパーはオプション扱いにしたらどうなのだろう? ついでのパワーウィンドウとウィンカーも。


そうそう、さっき電話が来て、うちの車Axiaの納車ができるようになったらしい。明日のお昼前に家に届けてもらう事になった。たぶん、ワイパーもパワーウィンドウもちゃんと付いていると思う。

本当の原因は

2015-11-25 22:15:05 | マレーシアでニャー
昨夜から今日にかけてはちょっと大変だった。

昨夜の0時に電話とメッセンジャーに連絡が入って、プロセス上の不具合があるとわかった。恐れていた事が起こってしまったのがわかったのでチェックを指示して、どうにか直せるように案を考えて送ってやるように言った。あとは朝になって結果はわかるだろうと思って寝るしかなかった。半分はダメだろうと思いながら。

朝になって、いつもよりちょっと早く工場に入ってみた。結果はやっぱりダメだった。みんな外国人労働者だから微妙に手加減のようなところは日本人とちょっと違っている。と言うより、教育とか訓練の度合いなんだろうけど。お絵描きとか粘土細工みたいなのはやっぱり経済によっぽど余裕ある国じゃないとやらないんだろうね。ただ、そんな手加減なんか求めるようじゃ工業生産なんてできないわけで、今回は緊急事態だから仕方なかったけど。

それで、朝になって…そうそう、なぜ朝まで待ったかと言うと、夜出て行くと危険だから。何しろ今年強盗に遭っちゃってるわけだし。ニュースでは特に朝方に多いからちょうど危険な時間て事になってしまう。

朝になって日本人的手作業でいろいろやってみたら、ちょっとは良いようだったけど、これを毎回彼らにやってもらうのはちょっと酷かなと思って迷った。その時、あるアイデアがフッと出てきた。以前、全然違うところで使った解決方法で、全くできるかどうかわからない方法だったけれど、他に何もないのでやってみた。何と、上手く行った。もう昼になっていた。

昼休みを挟んで状態を観察していたが、そのまま行けそうだとわかってやっと安心。

こう言う事はけっこうあるのだけれど、よく思うのは、こうなる前にできる事はあったのか、と言う事。気付かずにやり過ごしてしまっていたとか、そうした事だとしたら情けないとしか言いようがない。できるだけの事をしてきてその結果ならある程度仕方ない。それとも心の底に何か拒否するものがあって無意識にやらない選択をしていたのなら本当の本当にどうしようもない。

どうなんだろう? 本当の原因は何なんだろう?

映画「進撃の巨人」(前編)

2015-11-23 13:17:39 | 映画って !
かなり久しぶりに映画の事を書く。
見ていなかったわけではなくて、書かなかっただけなのです。

先日このDVDがお店(マレーシアの)にあったので買ってみた。ちょっと前に日本のネットで宣伝されていたから評判良いのかなと、記憶にあった。コミックが原作になっていてそれが評判が良いらしいと聞いてはいたけれど、もちろんそれは読んでいないので映画しか知らない。

見てみると、あれっ?、「つづく」みたいにして終わっている。何だったんだと思ってネットで調べてみると、最初から前後編の2作に分けて作っているとわかった。そう思ってよく見るとDVDの表紙に小さくPART1と書いてあるじゃないか! 最初からわかっていればPART2もまとめて買って値引きしてもらったのに。(PART2だけ買わなくて良かったとも言えるけれど。)


ついでにネットで見ると、この映画の評判がすこぶる悪いらしい。原作があるものだから違うって言われるのも仕方ないのだけれど、どうも焦点はそれより問題解決に向かった隊員さんたちの行動が意味不明的だとか、そんな事らしい。そう言われればそんなところも無いとは言えないな、とも思うけれど、筋書きとしてはハリウッド映画だってそんなところ(具体的な批判は他の映画評で読んでね)はあるわけで、原作を知らず、何の思い入れも無しに見る自分から言えばそれは多少仕方ないかなと思うだけだ。大声出しちゃいけないところでバカみたいに大声出すってのも、日本映画ではどっかの中心で犬みたいに叫ぶのが感情を表現する手段て事になっているわけだからその法則に則っているだけじゃないかと思うわけ。もちろんそんな稚拙な表現、自分は全然好きじゃないけど、映画作る方からすればそれが日本スタンダードなんだからそれを映像に載せたって仕方ないのかもしれない。(何度も言うけど、自分は好きじゃない。)


それで、そんな批判も読んで思うのは、この映画に対して見る人が冷静過ぎやしないかって事。映画ってのは、主人公の状況とか心情に入り込ませる何かがあって、バカやる事になっちゃうけど、それってこの場合どうしようも無いんだなあ、みたいなのが絶対あるわけだけど、この映画ってそれがあまり無いんじゃないかな。

1つには、主人公っぽい人達がたくさんいて、自分がどれに共感するか見ていてわからなくなっちゃう事。熱い人が何人か出てくるけど、みんな似ているし、それ以外の人も特徴ある人が少ない。(いるけど、主な人じゃない。)もしかして、作ってる人と原作読んでから見る人はそれ、問題にしない点なのだろうけど。

もう1つにはカメラのアングルが主人公の視点に入り込んでいないみたいに見える。たくさんの人が巨人から逃げるシーンなんか、主になる人の視点から撮ってなくてちょっと上からとかになっている。だから映画見ている自分からはあの人大丈夫かなとは思えても自分自身があまり怖くない。どっちかと言うと気持ち悪いとか汚いとか感じてしまう。

そう言う意味で映画見ていて何だか冷静になっちゃう。そうすると、この登場人物、バカじゃないか?、もっとこうすべきだろ、って視点しか持てなくなっている自分に気付く。そうなると確かにもうアラしか見えて来ないのかも知れない。


って事で、後編はどんなだろう?と期待している。DVDあったら買うかもしれない。

境界線

2015-11-22 17:12:01 | マレーシアでニャー
うちのお隣さん、この前のディーパバリでご馳走になったインド系の家族の家なんだけれど、ちょっと不思議な習慣がある。朝日が昇る頃にチリンチリンと鈴を鳴らすとか家の前の木にお花を飾るとか、そんのは何でもない。だってヒンドゥーの人の家だとどこもそうだし。

それより不思議なのは、道路(と言っても公道じゃなくて住宅地の内だけれど)から家の敷地内に入ったすぐの所にいつもサンダル脱いで置いてある。道路から入ったところは車停めとして使う部分で、一応ヒサシはあって雨に濡れにくいようになっているけれども、我々からすればやっぱりそこは外に属する部分で靴はあと5m位入ったところに家の壁と入り口があるのだから、そこまで靴は履いて行けば良いように思うのだけど。その靴を脱いで歩く所にはちゃんと車も停めているわけだし、うちの猫たちも歩くんだから。

さらによくわからないのは、家の入り口ドアの横にはちゃんと下駄箱が設置されている。日本の人から見ればそれもちょっと変かもしれない。なぜんなら日本の場合、下駄箱は家の内側にあるべきものだから。それにしても、その下駄箱は靴を脱ぐ場所からは離れすぎている、と思いきや、ドアの近くで靴を脱ぐ事もあるらしくてドアの前にも靴がたくさん置かれている。つまりは、車停めの5mの範囲のどこで靴を脱いで裸足になっても良いようになっているらしい。って事は、靴についた泥を足につけたまま家に入る人も出てくるわけで、そこらへんどう言う意識なんだろう?


マレー人の家に呼ばれて行くと靴を脱ぐ場所に迷う事がある。家の人はだいたい家に入るドアのあたりで脱いでいるのだけれど、日本の家のように玄関みたいなものが無くて、ドアの内側はすぐにリビング。そしてそこに段差もない。見ると、靴がドアの内側にもあるし外側にもある。日本人的にはそこ遠慮して一番外側にある靴のあたりで靴を脱ぐ。そうなると家の中に入るのにまだ1mとか1m半もある。足を汚して家に入ると言う本末転倒な事になってしまうので他人の靴を飛び石にして入るようになる。我ながらとても変な事をしているといつも思うわけだけど、彼らはそれが全然変じゃないらしい。

リビングに入ると、その同じ床に絨毯が敷いてあってだいたいそこにベッタリ座ったりしてくつろぐ。たまにソファーセットなっていたりするのを見ると、日本も昭和の時代には畳の上にソファー置いてあったなあ、と懐かしく思い返したり…

そうそう、ヒンドゥー寺院とかモスクなんかも靴を脱ぐ場所がちょっと曖昧だったりする。どうしても裸足って言う場所は厳然として設定されているけれども、人によってもっとずっと手前で脱いでいたりするから見ている方は迷う。ここで脱げば失礼じゃないかな?と。有名なバトゥケーブだと、あの長い階段の一番下で脱いで上がる人がいるらしくて、いつもあの狭い間口のところに靴やサンダルが散乱している。あそこは観光地だけれど現役の聖地でもあるわけだからどこかで靴を脱いで入るべきなんだろけれど、本当はどうすべきってのがあるんだろうか? それとも脱ぐ人の気持ち次第ってのもあるのだろうか? 果たして、一般の家の場合はそれってどうなんだろう?

寝不足の原因

2015-11-21 19:13:02 | マレーシアでニャー
昨夜は夜11時頃に寝た。寝付きは良い方なのですぐに寝た、と思う。
0時頃、携帯電話が鳴った。寝覚めも良い方なのだ。歳のせいかもしれないが。

寝ていた奥さんが寝ながら嫌な顔をする。寝ながらでもだいたいどんな内容かわかるから。夜中に電話が鳴る時は良くない事に決まっている。これ、普通。最近の良くない事と言えば夜勤で何かトラブルがあったって事だ。夜中に工場へ行かなければならなかったりする。たまにある。

電話と同時にメッセンジャーに写真が入って具体的にどんな事かはわかった。前からくすぶっていた未解決のマシントラブルが再発したらしい。前から未解決って事は、夜中にスクーター飛ばして行っても解決できないだろう。だからいつものようにクールダウンしてちょっと休憩。電源を入れ直してやってみて、で済ます事にした。とりあえず寝て、朝どうなっているか確認する事にした。

朝3時頃、ガラス戸からガリガリ音がしてつぶあん(猫)がニャーと鳴いた。小さな頃は声の無い猫だったのに最近良く鳴くようになった。カワイイんだけど、何もこんな時間に甘えて欲しくは無いのだが… 仕方ないので夜食を食べさせる。つぶあんは食べるとちょっとの間外へ出て行く癖がある。しばらくしてまた帰ってきて寝たところをガリガリ、ニャーニャー。今度はブラシ掛けをねだる。これでまたようやく眠れる。

朝起きてメッセンジャーを確認すると、昨夜のトラブルはクールダウンでは解決していなかった。いつもと違う、重大な段階に差し掛かってしまったのか? スペアパーツが手に入るか、こうなるのが先かと心配はしていたのだけれど、まさかこんなに早いとは。仕方ないので今日は休みのつもりだったけれど、工場に行ってみる事にした。

行ってみると、原因はすぐにわかった。思っていたのとは違ったけれど、初めてのケースで、こりゃ作業員には無理だったな、とわかった。それでもどうにか解決できて、1時間で家に戻れた。こう言う場合、解決できて良かったと言う気もするけれど、1シフト無駄にしてしまったと言う残念さとか、夜中に見に行ってればと言う思いも大きい。これも一種の失敗か、なんて思ったり。


なんて事があった日の午後は寝不足で頭が痛い。
でも、少なくとも今夜は夜勤が無いから寝不足の原因の1つは無いわけで、残る1つは不確定だけど、ヤツは今、洗濯機の横で寝ている。今起こしておいて夜中に眠らせるべきか?ヤツも寝不足になると頭痛くなるんだろうか? だったらかわいそうだし…

金曜日とタバコ休憩

2015-11-20 13:40:44 | マレーシアでニャー
金曜日、それはムスリムの男性がお昼にお祈りする日。だから彼らの昼休みはいつもより長い。定刻が決まっているような決まっていないような感じで、午後2時半かそれよりちょっと後位に仕事に帰ってくる。近所のモスクへ行くらしい。らしいって言うのは実際に見たことないからだけれど、他に行くところがあるとも思えないのでモスクなんだろう。

昼休みが他の宗教の人より長いって事で給料が引かれる事はないし、ほとんどの場合誰もその事で文句なんか言わない。ほとんどの場合って言うのは、絶対じゃないから。多少文句言う人がいるのを知っているし。でもまあ、会社とかこの現代社会の歴史よりイスラム教の歴史のが長いので今になって何か言うってのもおかしい。日本から来たばかりの時はちょっと不思議だったけれど、そう言うものだと思えばそう言うものなのだ。


そうそう、以前住んでいたK市。市庁舎は禁煙になっているのでタバコを吸う職員は地上階の外に面している場所でタバコを吸っていた。いつそこを通っても何人か必ずそこにいて、印象は良くなかった。この人達、休み時間意外に出てきていて、それで1回に多分5分とか10分は休憩時間を増やしているんだろうな、吸う人は1日1本なんて事はないらしいからきっと3回とか4回とか、って事は1日の勤務時間のうち移動時間なんかも含めると1時間位はサボっているんじゃないか? などと想像してしまう。実際にはわからないけれど。

でもよく考えると、タバコの歴史もイスラム教と同じように長いんだよね。イスラム教が西暦7世紀初頭からで、タバコは5~7世紀! タバコのが長い。イスラム教の人口が16億人で、喫煙人口は...11億人! かなりいる。日本では20%近くが喫煙者で世界では15歳以上の1/3だとか。

そうか、そう考えるとタバコ休憩は既定の事実って事で容認しなければならないのかもしれないね。タバコ吸ってる人は税金多く払っているって事もあるし? (私はタバコ吸いません。)

考えなくて良い方向 (追記)

2015-11-19 13:49:52 | マレーシアでニャー
マレーシアではジョブ・スコープと言うのがあって、これがけっこう重要に考えられているらしい。ジョブ・スコープとは何かと言うと、要はあなたの仕事はこれこれです、と規定した書類。仕事に就いた時に各人に発行されるもの。そこに書いてある仕事をやっていれば給料は支払われますよと言う意味になる。日本では逆に、似たようなものがあるにしても、かなり軽視されている。(良い面、悪い面あるにしても) そのあたり、マレーシアで仕事していると実際の業務をする上で違いが気になるところでもある。

前の会社で、ある技術の人間が別の仕事を与えられた時に上司に抗議していた。まずジョブ・スコープ書き換えてからにしてくれ、と。マレーシアの人、特に技術とかタイトルがある人とかってどうしても専門分野で一人前になるのが良い事になっているらしいので、日本のように明日からあっち行ってやって、みたいなのは左遷と同じ意味になってしまう。

逆に言えば、知ってる事以外はやりたくないって事にもなるわけだし、知らない事やって失敗して批判されるのを極度に怖れるみたい。それに別の人の仕事範囲と思われる部分に手を出していると思われたり、口を出すと本気で嫌がられるって事もある。そんな状況って、日本ではちょっと想像できないかもしれないけど、日本とはけっこう違うのが実感できる。

例えば、ある人が何か製品の仕様を決めたとする。それを受け取って生産とか品質管理する人がいる。受け取った人はその仕様の根拠って何だろう、みたいな疑問は一切持たない。疑問を持つと決めた人の専門分野の中に首突っ込む事になるから、もしかして間違っていてもそれに苦言は言わない。って言うか何も考えない。


ちょっと工業的な話になるけれど、あらゆる物には公差って言うものがある。公差ってのは作る時の誤差とか、測定する時の誤差とかそう言った感じのもの。例えば15mmにせよって仕様で決まっていても作り方と測り方でぴったり15mmにはできなくて、かならずバラつきが出る。バラつきが小さい方が良いけど、そうも行かない事情がある。それで、仕様決めた人がちょっといい加減で15mmにせよってした時に、どの位のバラつきが出そうかってのを考えてなかったとする。そうすると作る方はかなり苦労してしまう。ちょっとの違いで不良品ばかり作れてしまうから。

それでもやってる人はそれに対して一切文句を言わない。でも、別のところに文句を言う。その原材料を作っている方に向かって、お前のとこのこれがダメだって。おいおい、待て待て、そりゃお門違いだ。仕様決めるのに考慮が足りてないんじゃないか。力関係の方が大事と言うか、あまり考えなくて良い方向に向いて仕事してるって言うか・・・

日々の困難

2015-11-18 14:05:39 | マレーシアでニャー
昨日も今日も天気が良いのは助かる。昼間はちょっとだけ暑いけど、工場の中にいるから大丈夫。雨はあの1日で全部使い切ってしまったらしい。雨の品切れだ。

仕事に関してはどうやら品切れが無い。品切れと言っても出荷する物が無いと言うのじゃなくて、トラブルやら問題やら、困難に品切れが無いって意味。1つ片付いたと思ったらすぐに別の問題が出てくる。それが無くなったと思ったらまた別のが。こんな事をずっとやっているわけだけれど、終わりが無いようだ。

その原因と言うのはいくつかある。まず、今手がけているプロセスは以前に誰もやった事がない。日本の親会社で似たような事をやっているけれど、機械は違うしかかる人手も全然違う。作業員のレベルだって全く違う。あっちは少なくとも日本の高校は出ているだろうけれど、こっちは途上国の小学校出ているか出ていないか。文字がちゃんと全部書けないとか数字を書く練習しないといけないレベルから始めている。しかも彼らはここに来るまで自分がどんな仕事をするか知らなかった、つまり仕事を選んで来ていない。

別の問題としては、メンテナンスとか管理とかの環境が全然ちゃんとしていない。これは別の日に書いた事と関連するので詳しくは書かない。そうしたわけで、あらゆるレベルでの困難が毎日続く。

まあね、でも、そんな事でもなければ日本人がこうして外国に来て仕事になんかありつけない。給料がちょっと高くても(これは現地の人よりと言う意味であって、日本のレベルで高いのではない)日本人を置いておくのは、そう言う意味しかない。だから日々困難なのは、言わば織り込み済みなのだ。

逆を言えば、誰もやった事が無い事をやるわけだから、少し位失敗があっても大丈夫とも言える。ダメかもしれなくても結局誰かが判断とか決断しなければならないわけだから仕方ない。ダメなら「ごめんなさい」で済ませるのだ。

マレーシアの人はその「ごめんなさい」ってのをほとんど、絶対言わない。その代わりに自分のせいじゃないと言う理由をたくさん言う。そんな事ばかりしているから問題が解決しないし次に行かれないと思うんだけど。

昨日もある作業員が物を運んでいる途中で落としてしまっていくつかの製品をダメにしてしまった。それに対して誰も何も言わない。言うのはこんな事があったって噂だけ。結局どうなったのか管理者が問い詰められたわけだけど、その時に言ったのは、あっちのセクションが用意した時に積み方が悪かったって事だった。おいおい、お前んとこは反省も何も無しかよ、と言いたいわけだが、ここはグッと堪える。

で、あっちのセクションと言うのは自分のとこだったわけで、本当にそうなのか調査してみた。確かに多少の落ち度は無いでは無いとわかったが主原因でも何でもない。が、が、ここは一番、先に謝ってしまうべきと考えた。早速現場にレポートを作らせて提出。(誰も求めてないけど) ちゃんと反省しないとまたやっちゃうかもしれないし、何度もそんな事で手間取っているわけにもいかないのだ。一度で終わらせるのが正しい仕事の仕方だし。

と、日々の困難を小さい事から1つづつ片付けていかないといけないのです。

道路冠水でAxia配車

2015-11-17 18:46:13 | カンガルーじゃないKangoo
昨夜はちょっとした事件、と言うか、小災害 に遭った。

昨日は昼から雨が降っていたが、これがなかなか止まない。熱帯地方では長雨は年に数回しか無いと思うけれど、今年のその1回は昨日だったらしい。ま、雨が降っても寒いわけでも無いしあまり深刻になる事は、普通は無いのだ。普通はね。

でも、昨日は普通じゃなかったみたいで、長かった。長雨なんて日本人たる者、慣れっこなのだけれど、慣れる事ができないのは洪水だね。洪水になっちゃうとけっこう怖い。若い人は知らないかもしれないが、(絶対知らないだろうけど) あの名作ドラマ「岸辺のアルバム」思い出すねえ。怖いですねえ、洪水。椅子も机も家も車も想い出まで流されちゃうんですから。流して欲しいものも流れるかもしれないけど。

それで、夕方7時前に帰りの道が冠水していて通れないよ、と言う人がいた。去年もそう言う事があったから、またかと、早く帰る事にした。でも、確かその道は何回か補修されていたはず。幹線道路から工場地帯に入ると舗装がちょっと悪くなる。所々に穴が開いていて、たまに補修されるけれどしばらくするとトラックの重みでまた穴になる。穴になると今度こそ、と今度はコンクリートを山のように詰めて補修するから凸になって、またしばらくするとそれが粉々に砕けて、と繰り返し。

水が出るところは脇に草ボウボウの溝があって、その一部が道路の下の土管に繋がっていて下流側 は小さな沼地。ナマズが釣れるらしい。沼からはどう流れているのかわからないが、出口の無い池に入っていく。その土管が細すぎるのか、流れ込む水が多すぎるのか、どこかに草でも詰まっているのかわからないが、結局道路が川になってしまう。単に水が出るだけならまだしも、道の上をザアザア流れるから危ない。今回は 水の量がすごくて、大型トラックのタイヤの3/4まで来た。乗用車や絶対に無理な水位。


そんな日に、9月から待っていた車の配車、つまり、マレーシアでしか売っていない、ダイハツのミラ・ナントカの幅を広げたデッカい軽自動車が来るのが決まったと言う連絡があった。メールで。その中にちょっと悪いニュースが混じっていた。10月から値段が上がっていた。RM990、約3万円も。代わりにRM500のバウチャーをくれるから実質半額になるけれど。今回は保険に天災特約RM175を付けて総額RM335kほど。

あと2週間以内でAxia、 納車されるらしい。今日振り込んだから。

気楽にやるには

2015-11-16 08:00:00 | マレーシアでニャー
先日、メッセンジャーで友人とリタイヤしたらどうする、なんて話をしていた。

友人はアルバイトでもして気楽にやりたいと言う。それは本当にそうだと思う。何でも気楽にやれるのが一番。期限とか重責とか面倒とか、そう言うの無しにやって、それで生きていかれるんだったらそれが良い。

と、自分がマレーシアに来て、こうやって仕事をし、生活をしている状態を他人はどう思っているんだろう? 人によっては外国なんかで食べ物も違うだろうし、治安も良くないだろうし、言葉も難しいし、将来年金とかどうするんだろう、病気になりでもしたら…きっと大変だろうなどと思ってくれると思う。(でも、本気で思っていなくてもほとんどの人はそう言う。) けれど、半分の人はノンビリした東南アジアなんかに行って、気楽にやってるんだろうと思っているんじゃないだろうか。(少なくとも自分の親は絶対そう思ってる。)

で、実際どうか…、自分本人から見ると、これが全く気楽とは180°正反対の状況にいると思っている。だいたいにおいて、寝ている間にも仕事の事が気になって寝付けない事があるし、眠っても夢の中で仕事の事を考えているのも多い。日曜日にも先週出ていた問題の解決策やら何やらが頭に浮かんでしまって休んでいる感じがしない事もけっこうある。仕事が工場に関わっているから有給休暇を取って遠くまで遊びに行った事も、この6年間一切無い。だからせっかくマレーシアにいるのに一番遠くまで旅行したのは、マラッカ。(KLから路線バス乗っても日帰り旅行できる。)


こんな風な事に巻き込まれながら日々生活していると、仕事は選ばなきゃな、どこでどんな風に生活するかももっと慎重に選ばなきゃな、と思う。こうして見ると東南アジアも熱帯も決して楽園じゃ無いようだし安楽椅子でも何でも無い。日本でもそんなのはあまり変わらない。だったらこれまでやってきてように他人や会社に雇われて生きるのやめるべきか??? 湘南海岸のどこかでホットドッグ屋でもやった方が気楽だろうか、収入は厳しいかもな、などと思ったりもする。(収入はいまでも厳しいかも、将来の事考えると。マレーシアでの給料なんて日本でのそれと比べるとずっと低いから。)


と、最近、そんな考えは間違いだったのじゃないかと思うようになった。なぜなら、よく 見ると、同じような仕事をしていてももっと気楽にやっている人は、実際に本当にすぐ目の前に手の届くところにいくらでもいるって気付いたからだ。って事は、気楽にできない のは環境のせいじゃなくて、自分のせいか?!

自分は天才でも秀才でもないってのはわかっているにせよ、自分自身ちょっとは有能だと思いたいし、他人からもちょっとはそう思われたい。個々の問題についてだって自分の考えは正しいと思いたい。そんなこんなでやってるとどうしても気楽でないやり方になってしまうんだろう。やっぱり、自分のせいなのだ。

こんな簡単な事に何十年も気付かないなんて、一体今まで何やってたんだ、と言うわけだ。

けれど、長年のクセはそうそうすぐに抜けるものじゃない。気楽になんてできんのか、オレ?

マレーシアの人はよく休むけど

2015-11-15 08:00:00 | マレーシアでニャー
マレーシアの人は日本人に比べたらよく休む。

前の会社の時なんか、スタッフと現場でマレーシア国籍の人の出勤率が、確か80%台だった時があったように記憶している。だから毎日誰か居ないって事になっていた。今の仕事場はそれよりマシだけど、公休の前後は必ず最低1週間休みにするとかってのは普遍的にあるから、外国人労働者が週休1日、拘束時間12時間で何年も休まずやっているのと比べると、天と地、雲泥の差、猫とコバンザメ位の差がある。

と、言うのが事実だけれど、別にそれを責めようとは全然思わない。なぜなら、宗教の事や家族の事もどこの誰にもあるわけで、その事が大きかろうと小さかろうと、それはそれで自分で決めて休むと判断しているわけだから。それに共稼ぎが多いからちょっとした事でも家族の誰かが何かしなければならないと言う事情もありそう。

日本人が休まないのは、まさにこの点で、自分で自分の休みとか仕事の具合を判断や調整しないからなのだ。会社が休みだから休む。公休だから休む。休んで良いと認められているから休む。要はそれだけ。逆に休みになっていない日は有給休暇がたくさん残っていても休む理由が無いって事になって休まないって事でもある。

どうしてそれがわかるかと言うと、逆の場合をよく経験するから。海外でやっていて日本と何かしらのやり取りをする事もけっこうあるのだけれど、こっちのスタッフが公休でも無いのに休んでいると怠け者のように言う。でもこっちが大変で緊急性がある時でもゴールデンウィークとか何々の日ってなると日本人は平気で休んでしまう。それで連絡がつかなくなって困る事が多い。

働き蜂の日本人なら海外で誰かが困っている時に休みも返上して、できても出来なくても何とかしそうなイメージってあるわけだけど、そんな人ってのは実はほとんどいない。相手がお客さんでもそうなのだ。結局、日本人は自分で自分の休みどころも判断できない人間の集まりってわけ。それで働きすぎとか言って何年か前に政府が適当な理由を付けて公休を増やした時期があった。(その時も海外にいたので未だに何の理由で休みになっているのかわからな日が自分には多いんです。)

って、わけで、私が思うのは、自分の都合で休みを決めると言うクセをつけなければいけないんだろうと言う事。その為にはカレンダーの旗日全廃。土日含めてカレンダーは単色でしか印刷してはいけないと言う法律を作る。一定日数か時間数を超えて働いた分の所得税は超高率とする。雇用している企業も超過時間数に応じて高率の税金がかかるようにする、と言うのが良いと思う。深夜だからとか、休日出勤だからと、そう言う誰かが勝手に決めたスケジュールじゃなくて、自分で時間をマネジメントして働くって言う方法に転換していかないと、いつまで経ってもX畜みたいなのから抜け出せないんじゃない? その点においてはマレーシア人の方が上なのだ。でも、もし日本が率先して自分で決める休日制度なんか作ったらけっこうカッコいいんじゃないかと思うな。