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もんく [とある南端港街の住人になった人]

スペインかポルトガルの港町に住みたい
日本→インドネシア→台湾→マレーシア→日本
since Oct. 2004

プライド高くてデッカイ、永遠の小学生

2016-05-31 13:52:17 | マレーシアでニャー
う~ん....

とうなってしまった。

今朝、アシスタントがメールで日本にレポートを送っていたのを見た。
レポートの中身...困ったものだ。

この報告の要点はXXXについてなんだが...
報告でまとめてあるのが△△△のデータだけだ。
△△△は試験の条件みたいなもので、それだけ報告されてもあまり意味が無い。
それでXXXはどうなんだ?

たぶん、XXXは自分で評価してコメントしなくてはいけない項目だから書けなかったのだろう。

マレーシアではエンジニアと言う立場にある人間でさへも
自分で評価したり自分の意見を発表するのを躊躇する傾向がある。
だからレポート内容はほとんど数字だらけになる。

数字だけなら事実として言えるわけで、自分がそこからどう考えてどう評価して...
と言うのはしなくて済む。
もしそれをしてしまって間違いを指摘されたりするときっと死んでしまうに違いない。


でもねえ、エンジニアとか、他の仕事でもそうだけれど、
自分で評価して方針を立てられない人間なんて何の価値も無いんだよねえ。

まったく、プライド高くてデッカイ、永遠の小学生って感じだなあ。


とりあえず、指摘はしてやったけれど、これはスキルとか技術とかの問題じゃなくて
性質とか生き方の問題だからどうにもしてやれないのかもしれない。

やっぱり辞めないことにしたらしい

2016-05-30 13:46:17 | マレーシアでニャー
先週の話題(5月27日)の中で、この仕事を辞めたいと言っていた男、
やっぱり辞めない事になったらしい。

今日、月曜日も普通に仕事に入っている。
今後に注目なのである。


ところで、先日言った「お山の大将症候群」(症候群は今付けた)、
マレーシアには蔓延していると思う。

自分の仕事の範囲に入ってこられると機嫌が悪くなる。
(これはもしかしたらこれはマレーシアだけじゃないと思う。)
自分の仕事範囲について囲い込もうとする。
口出しされるのを極端に嫌がる。

でも、仕事は自分のところだけで成立するわけではないので、
どうしても悪い結果はどこかに出てくる。



先週末、ある問題で別のところからちょっと言われた。
先週の末の事なのにメールに何の回答も来ていなかった。
だから、それに関しての調査や報告はどうなっているのか聞いてみた。
「あとで調べてやっておきます」と言う。

つまり、今まで何もやってない。
お山の大将は問題が起きたことに対してであっても、何度も突かれたりしないと結局こうなる。
クローズアップされてどうしようもならないならば、
極力亀のように頭を甲羅に入れたままやり過ごそうとするのが常だ。
指摘した方も実は同じようなもので、自分のテリトリーに入って欲しくない人間だから
そう強くは言わない。

だからやり過ごしは有効な手段なのだ。


日本でも一頃大企業病のような言葉が言われていたけれど、現象としてはちょっと似ている。
本質的には違うにしても。


お山の大将は、向こうのお山の大将を望遠鏡で眺めたりしない。
向こうのお山がこっちよりちょっと高いとか木がよく茂っているとか、
そう言う事がわかってしまうと大将としての劣等感を感じてしまうからだ。
大将はあくまでもテッペンの一番高いところでエッヘンと胡坐をかいているべきなのだ。
隣の山からおまえの山は低いぞと指摘されたくないのである。


こう言うのもマレーシアの1つの文化なのかもしれない。
どうやって対処するかと言えば、無視するに限る。

ただ、無視するとプライドが傷付くのでなかなか難しい問題でもあるけれど、
そこはテキトーに...

どこまでやるべきか悩む

2016-05-29 23:39:19 | マレーシアでニャー
マレーシアで働いていると言う事は、
ビザをマレーシア政府からもらってここにいると言う事になる。

それはマレーシアでなくても多くの国で当然のことなのだけれど、
それがあると言うだけで日本で働くのとは根本的に違う。
期限があると言う点で。

自分のようにこちらで仕事を探してやっていく人間は
どうしてもその時間に追いかけられる。
会社側の事情がいつ変わるかわからないし、
マレーシア政府が更新ダメと言う事も考えられないではない。
また、それ以上に会社が悪く評価するかもしれない危険性がある。


だからできるだけ短期間に実績を作らなければならない。
でも、出来ない事もある。
事"も"、と言うより、事"ばかり"あると言うべきか。

特に大きな仕事とか大事な仕事ではそれが多くなり易い。
理由はいろいろあって、会社に実際的なノウハウやスキルが無い場合もある。
しかしながら、会社的としてのマネジメント能力なんてものも
大きく関わっているような気がしている。

特に日系企業について言えば、
もともと日本にはマネジメントと言うもの自体が無いので当たり前
かもしれない。
唯一日本でやる事と言えば、あの人にこの仕事を割り当てるような事。
任された人はスキルも経験も無くてもガムシャラに頑張ってやる。

そんなのでも日本ではけっこう上手く行く。
マレーシアでは、もちろんほとんど無理だけれども。
これは日本の政治がほとんどお金の割当だけをやっている発想と似ている。
それで政治家が仕事をやった気になっているのと同じ。

マレーシアの場合は誰かが仕事を割り振られると
他の人間は砂浜のカニのようにサーっといなくなる。
そう言う状態は日本式マネジメントではもう手も足も出ない。

となれば出来ない事は本当に山のようにたくさん出てくる。
自分の実力がある無いの前に出来ない事が増える。
結局は諦めないといけない事が増える。
だから、本当の本当に大事ないくつかだけは
絶対に諦めない強さは必要なのだと感じる。

管理職みたいな仕事ってのは

2016-05-27 13:22:01 | マレーシアでニャー
昨日、数人の作業者が他部署で残業していた。
そしてその他の2名も作業テーブルのあたりで書類整理のような事をしていた。
大半は仕事が無いので帰っていた。

他部署の作業についてその部署のマネージャに聞いてみた。
作業依頼が出ていたのかと。
その人もそんな事が行なわれているか知らなかった。

自分は全員帰ったのかと思っていたのでメッセンジャーでアシスタントに聞いた。
これはどうしたのかと。

依頼があったから自分が行かせたと言う。


マレーシアで有り勝ちな事だと思う。
ある程度地位が与えられると自分はその中の事を自由にする事ができると思っている。
それは間違いとは言えないが、
簡単なできる事を地位力を使って下向きにやっているに過ぎない。

管理職と言うのはそうして下向きに睨みを効かせるだけが仕事だと思えば思える。
それにそれだけである程度仕事が済むようにも見える。
けれど、それは簡単な仕事だけ選んでいて
困難だったり面倒だったりする仕事を何も引き受けたくない、
と言う態度の表れだ。


管理職は部署の管理をするのは当たり前だけれど、
同時に管理職グループの一員でもあるわけで、
それはどう言う事かと言うと折衝なり交渉なり、
面倒臭い仕事もたくさんしなければならない。
お山の大将でいるわけにはいかないのだ。

残業をするかしないかのようなお金に関わる事ならなおさらで、
小さな穴からお金が漏れ出しているように見られる状態を
きちんと理由付けて説明したり、それを利益に換えるようにしないといけない。

まずもって、その状態を会社として他に誰も知らない、
そんな状態を作り出すと言うところからおかしい。
(もちろん、裏でコソコソと言うのも確信犯としてやれば良いけれど。)


下っ端根性でやっていると弱い方に向いて強く出るような仕事しかできないわけで、
思い切った決定どころか隣の人間に確認するとか連絡する事すらできない。
そう言うことになる。

悪い言い方をしてしまえば、マレーシアでサラリーマンなんか選択して
生きている人間はいつまでもそこから抜け出せないように思う。


と、そんな事を今朝言って聞かせた(柔らかく)。
この仕事を辞めたいと言い出した。
別にそれでも良いけれど。

と思いもするが、
その人間を育てるのも自分の役目。
だったらこの仕事だけ全部渡して自分が手を引いてやろうかな...

注文パーツ、第2弾来る

2016-05-26 21:32:43 | ABCのAはArduinoのA
昨日の話なのだけど、
Arduino関係パーツ第2弾が来た。

けっこう買ったつもりだったけれど
箱がちっこい。
それにちょっとビックリ。
1週間くらい焼肉食べ放題に通ったティッシュ箱ほどの大きさ。

中を開けてみるとちゃんと注文の品は揃っている。
よく考えたらパーツがそれぞれ小さい。
抵抗とかコンデンサなんていくら入っていても
大した大きさにはならないのだった。

だって一番大きいのがArduino UNOコンパチ基盤、
次に大きいのがブレッドボードなんだから。


ところで、このパーツ、全部中国から来ている。
マレーシアの販売元が注文を受けてから中国に発注する。
中国で数を数えてパッキングして送ってきた物を
中身を確認して納品書を入れて転送するだけ。

なぜそれがわかるかと言うと、
箱がそうだから。

ネットで検索するとそれが出来る中国の販売元がいくつか見つかる。
…これで2週間待つのだったら最初から中国に…
と思わないでもない。
なぜなら、マレーシア国内の送料より中国からの送料の方が安いから。


待っている間にいろいろやりたい事を考えていたら
Arduino5個なんてすぐに使い切ってしまいそう。
だったらもっとたくさん買っておけば良かったな、と。

ま、仕方ない。

人に働いてもらうって、厳しくする事じゃない

2016-05-24 22:18:15 | マレーシアでニャー
夜勤中の作業員、実はよく寝ている。

さらに実は、寝ても良いと言っている。
それについてアシスタントが、
仕事中だから寝るのは良くないと言う。
絶対に寝ないように言いたいとも。

その意見は正しい。
が、自分は彼に正しい事をしてもらいたいとは
全く思っていない。
それにむやみに厳しくして欲しいとも
思わない。

正しい事を言うとかではなくて、
結果が出る事をして欲しいと思っている。
結果が出ること「だけ」を。

作業者に厳しく言う事は誰でもできる。
正しい事を言う事も誰にでもできる。
多少の常識と言うものがあれば簡単なことだ。

もっと言えば、何か紙に書いて壁に貼っておくだけで十分だ。

それで何かの結果が出せるのならそうすべきだけれども、
ほとんどの場合、絶望的のはず。
(カッコいいポスターとかデザインできたら違うかもしれない。)

でも、そんな事のために会社は大学出てきた給料の高い人間を
雇っているわけはない。

でも、壁の貼り紙みたいな仕事をしている人は
実際、けっこう多い。特にマレーシアではそう。
正しい事を言いたがる。
それも地位を利用して、けっこう強く出る。

結果は、想像通り、惨憺たるもの。

そう言うやり方で厳しくするには、
相手に対してと同じくらい自分にも厳しくしなければ成功しない。

こうしなさい!と言うなら、
そうしているかを常時見張っていて、
夜でも昼でも、
確認したり注意し続けないと完成しない。

与えられた決定は与えた人が完成させようとしなければ
絶対に完成はしない。
与えられた方は、あくまでも与えられたもので
自分自身の決定ではないからだ。

それができないなら、早々にあきらめてもっと別の方法を考える方が良い。

例えば、寝るのがいけないと言うのなら、
ビーチにあるようなリクライニングチェアを人数分買ってくる。
機械の前に置いておいて他で休まずに
そこにずっと居たいといたいと思うように環境を整えてみる。
仕事しなければならない時にすぐに出られる場所にいられて
しかも快適と言うような。

中央のラジオを置くのも良いかもしれない。

1日の労働時間、12時間。
週に6日間。
契約で?年間。

いくらやっても疲れない、辛くない、
そして怪我しない。
できればちょっとは楽しい。
そんな風にしていかないと持たないだろう。

パンダに2300円も払うもんか!

2016-05-23 13:21:19 | マレーシアでニャー
そろそろ中国の杭州行きのスケジュールが確定する頃なんだが…

とりあえず、午前中には何の連絡もなし。
遅れるなら遅れるでも良いから早くして欲しいものだ。


中国と言えば、パンダ。
マレーシアにも最近はパンダがいる。
中国から山を伝って歩いて来たわけじゃなくて、
中国がマレーシアに仲良しの印になどと言って送ってきたものだ。
送ってきたら割とすぐに子供が生まれた。
だから子パンダもいる。

この間まで名前を募集していたっけ。
えーと、名前何に決まったんだったか???
そうだ、バンバンとかテンテンとかクンクンとか、
待てよ、確かドロンドロン?
ノンパラリンノンパラリンだったかもしれない。
何か2回繰り返す名前だったのは確かだ。


さっき奥さんがKL動物園にパンダ見に行くかと聞いてきた。
入場料とGST6%にパンダ税込みで1人RM85だそうだ。
2人でRM170、3人でRM255、4人でRM340、5人でRM425…10人行くとRM850にもなる。
1人でも高い。
1人で日本円にすると2300円。
マレーシアではセブンイレブンで1日半働かないといけない金額になる。

頭に来るのは子供はマレーシアで生まれてマレーシアで育ててるのに
中国に毎年60万ドル支払わないといけない事だ。
餌代は別に中国から専用品を買う。
親パンダは1頭1億円とか。

そりゃ中国、パンダが絶滅しないように保護しているだろうし
研究費もかかるだろう。
だからってその金額は何だ!
だいたいにおいて、絶滅危惧種の動物を保護するつもりなら
もっとオープンにして各国で研究し易いようにすべきだろう。
そして外交のネタなんかにすべきじゃない。

お金が欲しけりゃ偽ディズニーランドなんか作ってないで
アクセスのし易い所にデッカいパンダランドでも作れば良いのだ。
そうすれば世界中から観光客が行って餌代がたくさん集まる。

と言うわけで、パンダなんか見に行きたくないのです。
一度東京で見せられたけれど、あんなに見てつまらない動物も
そうはいない。
動かないし、汚い。
車に顔突っ込んで汚れて帰ってくるうちのキナコより汚い。
全然イメージと違う。
(パンダ本人はそのつもるりは無いだろうが。)
北九州動物園のレッサーパンダとかミーアキャットの方が100倍良い。
あんなものにRM85なんて絶対払えないね。

わー! オレ、犬だ、と思う今日この頃。

2016-05-22 23:18:49 | マレーシアでニャー
最近、インターネットのニュースサイトの記事で
舛添東京都知事の事がたいへん話題になっている。
見出しだけ読んでいるけれど、
何でも公費を私的に使っているとか。

ツイッターでもその話題が多くなってきた。
そのうちの多くが舛添批判…
それは別に不思議じゃない。
これまでも似たようなニュース、不祥事はあったわけだし、
それに対する人々の反応も総じて似たようなものだった。

自分が知っているのは昭和の時代からだけれど、
あまり変わっていない。
ハッキリ言って、ちょっと飽きた。

飽きたのは公費を私的に使う方にもだけれど、
それに対する反応の方にもだ。
いや、どっちかと言うと、後者の方に余計飽きが来ている。


とは言え、間違いを犯した人を批判したい気持ちはわかる。
それにこうしてその人に対する批判が世の中のトレンドのようになってしまうと
あいつは批判されて当然だし、俺にも一言言わせろ、
こっちが正義だと。

自分も日本人だからちょっと良くわからなけれど、
もしかしたらこう言うのは日本人の性質みたいなもので、
簡単に言うと犬が怯えたり怒ったりして狂ったようにワンワン吠えるとか
何かそう言うのと同じなのかなとも思う。


自分も仕事をしていて、(他の記事を読めばわかると思うけれど)
ここでは当然こうするべきだと言うような考え方をしてしまうし、
それで実際にそれが実行できないと、
こいつ、バカか、みたいに他人を批判したくなる気持ちが出てくる。
わー! オレ、犬だ、と思うわけ。


そんな日本犬らしさ、
長年慣れ親しんだやり方だから、
これを完全に変えるのはもしかしたら不可能かもしれない。

いやいや、40年位前、スピッツって言ったらムダ吠えする犬の代表だったけど、
今は希少になったとは言え、おとなしくて鳴かないのがスピッツになっている。
そう考えれば、スピッツより人間様の方が少しはどうにかなるはずじゃないか。


それはともかく、
未だスピッツのようにおとなしくなれていないにせよ、
人間なんだからちょっとよく考えてみよう。

1つには、舛添氏を裁くのは自分のすべきこととは既定されていないんじゃないか?
自分にできる事と言ったら、次の選挙でもうちょっとマシな人を選んでみる事。

もう1つ大事なのは、その批判が自分個人の人生にとってどれだけ価値があるかと言う事。

他人を批判する事も自分がされる事も、
自分にとってはどっちもかなり、真剣に気になる事に違いない。
マトモに、声高に批判したり非難したり、されたり。
友達との間で、家族親戚、仕事で関わりある人となど、
常日頃の付き合いの度合いが深ければ深いほど、気になってしまう。
その事で夜も眠れなくなってしまったりもする。

今はそうだけれど、今をずっと過ぎて数年経った後、数十年後、
その出来事は自分にとってどれだけ大事な事なのか?
人生と言う長いスパンを思った時に、
その批判はどれだけ大事で気に留めて対処すべき事なのか?


経験上、ほとんどの場合が、
何もせず、避けて通れば済む程度の事だと言うのはが事実だと思う。

通ろうとした道に犬がいてワンワン言っている。
見れば見る程怖い。
でも、ここはあえて見ずにそのまま真っ直ぐ歩いて通り過ぎる。

果たして何も起こらない。
犬はそこにそのままいてワンワン鳴いているだけ。
自分は用があって先を急ぐ。
しばらくして忘れてしまえる程度の小さな出来事、
そう言う事だったりしないのか?

そんな事をしている間に自分自身の大切な事を何か考えたり
やってみたりすべきではないのだろうか?
(反省しつつ、ちょっとそんな事を思ってみる。)

心の声...になってない

2016-05-20 13:27:57 | マレーシアでニャー
毎日マレーシアでの仕事の(バカな、アホな...)様子を書いてしまっている。

これを読んでいる人はどう感じるのだろう?
と、ちょっと心配にならないでもない。


マレーシアで仕事しながら生活してみようと思っていたけど、
そんな事ならわざわざ行って仕事するんなんでバカらしいし意味が無い、
と思うだろうか?

それとも、
未だにそんな状態なら自分が行って何とかしてやろう、
と意気込む人も中にはいるんでしょうか?



昨日、帰宅しようとしたところ、
又聞きでエンジニアが変な事を言っていると言うのを聞いた。

それは先日あるパーツの材質変更をしようと思って
サプライヤーとそのエンジニアに依頼した件だ。

ある機械に標準で付いているパーツの材質に問題があるとわかった。
問題は、それが間違っていると言うわけではなくて、
この工場で使うには合わないらしいと言う意味だ。

そこで調べて違う材質を選んでこれにして、と言った。
ところが、後になって、と言うか陰でと言うか
その材質でもつかどうか心配だと言い出したらしい。


その心配と言うのには、いつもそうなのだけれど、
全く根拠が無い。
ただ、発注するのは自分だし、
後でダメとわかった時に自分のせいになるのが怖いと言う程度なのだ。

(心の声)
おまえ、心配する前に自分で納得行くまで調べてみろ!
だいたい、おまえ、大学で機械勉強してきているだろう?
こっちはそんなの正式に勉強してないのにおまえが何もしないから自分でやっているのだ。
もともと機械がおかしいとわかった時点でおまえがどうにかするのがスジだろう!
今まで何やってたんだ!

と思った。

心の声に留めておいて...と思ったが、
別にどうでも良いか、と思い直し、
(心の声)を全部言ってやってくれと伝言しておいた。
なので(心の声)が(心の声)なっていない。



それで今朝、金属材料の物性表を黙って送りつけてやった。

剥がれちゃったり

2016-05-19 21:34:24 | マレーシアでニャー
今度、自分の担当の場所の床を塗ろうかと思っているのだけれど、
耐xxみたいな塗料にしようかと思って調べてみたところ、
エポキシ系塗料と言うのがあった。

よく見れば、どこの工場でも普通にそんなのは使われているらしい。
台車がゴロゴロしても薬液を多少こぼしても大丈夫なやつだ。

それで、こんなのを塗ってくれとメンテのチームに言ってみた。
そしたら別のフロアで似たようなのが使われているらしい。

が、そっちのフロアではけっこう頻繁に塗り直しているそうだ。
なぜなら剥がれるから。
こっちは台車ゴロゴロでも耐えられるものをと思っている。
だから剥がれちゃ困る。


で、そんな剥がれるような物をそのまま塗り続けているのはなぜか?
と聞いてみた。
使っている部署が塗れと言うから塗っていると。

う~ん、いつもながらコイツ……!

塗ってくれと言うリクエストは、剥がれるからだろう、多分。
剥がれなければ 塗ってくれとは言わないと思うが、ふつう。


こう言う無駄な事に対してどうにかしてやろうとは誰も思わない。
誰も、と言うのは、どうにかできるはずの人間が何もしないという意味だ。

理由は単純で、それに対して誰も怒ったりしない。
塗り直すのもそのために物を移動するのも一番身分の低い作業員なのだ。
剥がれるのはそもそも自分が使っているからじゃない。

そんなわけでそれ以上何も考えないで
塗料買ってくれと言われたら購入依頼を書いて終わり。


こう言う仕事、いつまでもされてちゃ本当に困る。
と思う、が、
どうにもならないんだろう。

解決のつかないトラブルあり

2016-05-18 13:23:28 | マレーシアでニャー
昨夜、生産機械がトラブルに見舞われた。

と、メッセンジャーで連絡が入った。
連絡を入れてきたのはアシスタントの者で、これは高学歴組。


XXXが動かなくなった。
明日テクニシャンにチェックしてもらう。

それはどこのXXXなの?
何をやっていてダメになったの?
何かやってみた?

全部のXXX。
○○○が△△△していたら動かなくなった。

□□□はどう?
XXXはどう?
MMMはどう?


と、イチイチいろいろ聞き出さないと情報が出てこない。
聞かないと最初の2行だけで報告したことになってしまうらしい。
しかも、自分でできる範囲の調査もしていないようだ。

なのであきらめる。


朝、自分で調べたらけっこう深刻なトラブルだった。
PLCのプログラムのコピーを開いてPLC本体のLEDを見て電気図面を見て
追っていくが、手に負えないとわかった。
解決がつかない。


が、そっちは本来自分の仕事ってわけでもないし、
ここまでの事がわかっていれば後は業者さんにやってもらう。



それより深刻なのは報告がちゃんとできない事だなあ、と思う。
いつでも何だか逃げ腰で自分の仕事じゃないと言う感じがする。
ちょっと見て誰かに言って、それで終わりだ。
こっちも解決がつかない。



具体的なスキルとかであれば
いくらでも指導なり助言するなりできるのだけれど、
こんな事までとやかく言わないければならないのだろうか?

自分で決めなさい

2016-05-17 13:49:02 | マレーシアでニャー
何か「決める」と言うのは大事な事だ。

それが大事だとは多くの人が言うし、
反対する人はあまりいないんじゃないだろうか?


でも、実際に何かを決める人と言うのは、
現実には少ないと思う。

決める人が少ないのはマレーシアもそうだし、日本もそうだ。


日本では自分で何か決める必要性があまりない。
決めるのは空気だから。
同質の人が集まるように組織が作られる。
それにそこにいる人は自分と同じベースがあって
同じ結論に達するだろうとみんな思っている。

だから決めるって事を自分でやる必要がない。
後でダメだなと思えば仕方ないな、環境がこうだからな、
そんなものだな、と思える。


マレーシアの場合はヘマをしたくないと思う。
ダメだったら自分のせいになる。
そう言う事を極端に嫌う。

だからやる事は、以下の2つ。
(1)誰か決めてくれそうな人に従う。
(2)何もしないで放っておく。

仕事でも私生活でも問題があると担当者は必ずこう言う。
「どうしたいですか?」

どうしたいじゃなくて、
お前、担当者なんだからどうにかしてくれよ、
と思うが、担当者には意見が無い。
自分が意見を持ってしまうと責任が発生する。
責任が発生すると自分で何か決めてやらなくてはならない。

自分で決めて何かした後、
それがダメだったり、さらに問題が発生すると自分のせいになる。
もしかしたら上司に叱責される。
上司は部下がやったことは自分のせいではないから
きっと責める。
責めても問題は解決しない。
みんなで泥沼にはまり込む。


そう言う中にいるととても面倒臭く感じる。
それが自分の仕事でなくても自分で決める事になる。
マレーシアに来ると日本人は決め係になる。
いろいろな細かい事まで決める。


なのでたまには「自分で決めなさい」と言う事にしている。
そう言う訓練も必要なのだ、人間には。

杭州の後、上海にも行ってみようかな

2016-05-16 13:27:21 | マレーシアでニャー
杭州にはある機械のサプライヤがあって、
今回はそこで機械の完成を見るつもり。

それはだいたい1週間以内で済むだろうと思っている。

実は、杭州のすぐ東は上海で、
そこにもあるツールのサプライヤがある。
上海の九亭(これでJiutingと読むのか)と言うところ。
調べてみると杭州から上海は約150km。

たった150km!
中国は広大だけれど、幸運にもかなり近いぞ!と言える距離だ。

高速道路でも鉄道でも2時間ほどで行かれる。
そこもちょっと見てこようかと思い立つ。


ここは行くしかない!
杭州の方は日本の本社から来ている人が同席するから送迎の心配は無い。
けれど、上海は自分で行かなければいけない。
地理感は全く無いけれど、どうにかできそうな距離だ。

ところで、一緒に行くチャイニーズ・マレーシア人のエンジニアはどうする?
一緒に引張って行くべきか?
通訳にはなるからそうすべきか?
先に帰すべきか?

別にどっちでも良いけど、ちょっと面倒臭い気もする。
この場合1人で行く方が楽だ。
そうだ、紀伊国屋で地球の歩き方中国編買うべきか?
(経費で...?)


昨日、ネットで中国の電源プラグの形を調べていくつかクリックしていた。
たいへんな事がわかった。
全部もっともらしくこの形、この形と書いてあるけれど、
全部書いてある事が違っている。
ちなみに「教えて」系のいわゆる掲示板も見てみた。
こっちも違っている。
自信たっぷりに書いてあるのに、どれもみんな違っている。

これはきっと、書いている人のせいじゃない。
中国が規格統一できていないんだろうと思う。

これでどうして自動車作れたりロケットで宇宙に人を飛ばせるんだろう?
などとも思うけれども、中華料理だって地方毎に細かく違う。
言語だって中国語と言いながら実際の中身はバラバラ。


中国と言うとどうしても統一され統制された国のような印象があるけれど、
実は逆で多様性に富んだところで、
実は、島がたくさんあって民族も細かく違って
共通するものがほとんど無いのになぜか1つの国って言っている
インドネシアに近い国なのかもしれない。
どうなんだろう?

結婚式で定番化した話題がそうでなくなる日を思う

2016-05-15 22:47:28 | マレーシアでニャー
結婚式の話題と言えば、
このブログでは半ば定番化しつつある話題なのだ。



だが、そして、今日も…
行ってきた。
場所は去年まで住んでいた地区。



誰の結婚式かと言うと、
よく使わせてもらったタクシー運転手さんの息子さんだか娘さんだか。
おいおい、わかってないのかよ!?

そう、わかってない。
近所だったけど直接知っているわけじゃなかったし。
それより、以前のご近所さんと久しぶりに会って
話したり食べたりする方が主だったりする。
それでも良いのだ。

それはまあ、今日はここで見た事の無いくらいたくさんの
車と人が集まっていたけれども
その人達はほとんどがそう。


とりあえず、マレーシアに何年も(6年以上だったっけ?)いると、
別にたいしたことしていなくても(したか?)
そこここに知り合いができる。
マレーシアに限ったことじゃ無くて、
普通に生活ってものをしているとそうなるらしい。

でも、ビザをもらって生活している身なので、
こう言うのも永遠に続くわけじゃない。
今はその時点の事まで考えが及ばないけれども、
この先どうなっちゃうんだろう。

でも、この時間が続く間は大切にしよう。

ダッパーワーラーとデジタル時計と

2016-05-14 19:26:49 | マレーシアでニャー
あれは半年以上前の事だったかな?

生産の時に作業者が記入する票で
記号を使ってもらおうかと考えた。

完成品に貼り付ける紙があって、
そのある部分に、欠点があったりするとそれを書く事になっている。


この「書く」と言う作業がけっこう鬼門なのだ。
それは書く人間に問題があると言うか、
書かせる方に問題があると言うか、
まあ、そう言う事なのだ。

書く人間と言うのは、
ここでは最低賃金で働く外国人労働者を指す。
って事は、一応文字は書けても英単語を間違いなく書けるかどうか、
と言う程度なのだ。

時々見てみると、
果たして、ちゃんと間違えている。
彼らはその言葉を読んだり書いたりして覚えているのじゃなく、
音で覚えているから、
アルファベットは使っているにしても
要は日本人がカタカナで英単語を書いているのと同じ状態なのだ。


そこで考えたのが記号だ。
欠点を見つけた時に簡単に描ける記号を使う。
生産が終わって一番最後に製品に貼る紙にそれを全部描き写す。

簡単だし間違えない。

ここで問題なにが、次の工程の品質管理。
こっちがまたちょっとアホで、
自分たちで欠点に勝手に名前を付けている。
その名前を聞いても誰も何の事かわからない。
それにはいろいろあるのでここでは書かない事にする。



インドのムンバイにダッパーワーラーと言う職業があると
Twitterで言っている人がいて、初めて知った。
世界ではもうとっくに有名なものらしかったけれど、
初めて知った。

簡単に言うと、お弁当を毎日家からオフィスに運んでくれる仕事。
それが近所に自転車で運ぶと言うようなものじゃなくて
宅急便のようにけっこう複雑な仕組み運ぶらしい。
何人もの手を経て電車に乗ったり乗り換えたりしているのに
ほとんど間違い無くお弁当が届き、
食べ終わったお弁当箱も家に着くのだとか。

FedExみたにバーコード付きの伝票とかコンピュータとかの
先進昨日は使われない。
あるのはお弁当箱にペイントした幾つかのアルファベットだけ。
それをやっている人達は特に教育レベルが高いわけじゃない。
(お弁当運びだから当たり前だけれど)
要はうちの工場で働いているのと同じレベルの人間なのだ。


それで、全然間違えない。
そこいらの工場なんかより数百倍すごい。
うらやましい。



先日、5人ほど新しい作業員が入ってきた。
全員バングラデシュ人。
マレーシアでビザが無いまま違法に働いていたのを
政府の合法化プログラムに救われて働く事になったのだ。

普通の気の良い若者なのだけれど、
先日ちょっとテストで時計から時間を読めるかやってみた。
3人は問題なし。
1人は何度も書き直してちょっと怪しい。
最後の1人は全然読めなかった。


考えてみれば、あの丸い時計と言うやつはけっこうわかりにくい。
短い針は横に書いてある数字を読めば良いけれど、
長い針はなぜか数字が1進むたびに5進み、1周で60になる。
誰でも直感的にわかるものじゃない。

そうすると、せっかく5人入ってくれたのに
そのうち2人は仕事がかなり限定されてしまう。

と言うわけで壁掛けのデッカいデジタル時計を買おうと思っている。
デジタル時計なら読んだまま紙に記入すれば間違う事は無いはず。
針の時計は一度頭の中で数字の時刻に変換して書くので間違える。

デジタルなら数字を書く練習さへすれば記号を描き写すのと同じになる。
最近は彼らでもスマホを持っていて
デジタル表示にアレルギーが無いと言うこともある。

日本人としては針式時計は
子供の時に一度訓練されているから
時間を針の角度とか進んだ量としてわかるから
感覚がつかみやすいように感じる。
それも今となっては当たり前のように感じられるけれども
こうしてそれが当たり前と感じない人達を目の前にしてみて
これも訓練の成果だったんだなあ、と改めてわかった。




人間と言うのは面白い。
動物などでは記号化したり概念化しする事自体が
かなりの高度な作業だと思うけれど、
逆に人間は記号とか数字とかに一度変換されてものの方が
なぜか扱いやすかったりする。

そう思うと、作業のやり方などもちょっと考え直してみようと思う。