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もんく [とある南端港街の住人になった人]

聞かないの術

夕方、通訳が現場管理人がこう言っていたと言う。それはある事情で作業員が少なくなった事で、生産ができないのをどうしたら良いんだ、と言うような言い方をしていたとか。

それに対してアドバイスはこう。
聞かない、聞かない。そんなの聞かない。


「どうしたら」と言うのはもちろん日本語でも使う言葉だけれど、マレーシアではこれ、かなり頻繁に使う。あれがこうだからできない、どうしたら出来るんだ!? あれが壊れたとか、無いとかで、どうしたら出来るんだ!?

どうしたら、は疑問形ではなくて、言い訳だ。「できないよ」であって、「仕方ないだろ」でもある。さらに「自分のせいじゃないよ」だ。こうした言い方、マレーシアでは本当に良く使う。ほとんどマレーシア特有と言って良いくらいのもの。

これもマレーシア病の1つの症状と言って良いかも知れない。

「どうしたら」でその問題が諦め、そして他人のせいになって終了。ダメの口実作りでしかない。そして脳みその回転をその言葉とともに停止。省エネボタンみたいなもの。



こういうのは、1つ1つ聞いているとバカらしいし、聞いてしまうと取るに足らない細かい出来事を大事を認定してしまう。なのでまともに聞いてはいけない。「どうしたら」への回答は正面切ってしない。答えないが1番だが、そうでなければ 「それで?」と、次の考えを促す。

たった1つの障害があったとしても、何かまだやりようはあるだろう。だからどうすればの後は何なんだ!? と次の一言を言わせる。言い訳なんか聞いてやるもんか、と言うわけ。
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