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もんく [マレーシアで働いて13年→2022猫を連れて日本]

定期預金の利子4%について

マレーシアは銀行の預金に付く利子が日本よりずっと高い。

定期預金で普通レートなら3%台。しかしながらよく窓口へ行くと定期預金のキャンペーンをやっていて4.3%位のがあったりする。これは要は他の銀行に預けているお金をこっちに持ってきてね、と言う客引合戦なのだ。

だからあっちの銀行が高利子キャンペーンを始めるとこっちの銀行も対抗策を出して来る。その銀行で全国的に同時にやるのが多いけれど、この支店だけと言うようなのもあるみたいで、どこにも書いていないけれど実は...と窓口で言ってくれる場合がある。

キャンペーンは銀行が設定した総額でxxリンギ集まったら自動終了してしまうので期限が書いてあってもあてにならない。早めに行くのが吉。


ところで、いくら利子が多く付いてもマレーシア、それに迫る物価上昇率じゃないか!、と言う人がいる。計算上それは間違いではない。が、自分が感じているのはそれとはちょっと違う。

例えば4%の利子で4%のインフレとする。計算では4%の定期預金は相殺されて意味が無い事になる。でも、こう考えてはどうだろう?

生活費が年間100万円。持っているお金は1000万円。物価が4%上がって104万円必要になったとする。が、預金は1000万円なので利子が40万円になる。40万円から4万円を引いた36万円が実際に残る。やったー!

が、待て待て、それでも結局そのお金で1年後に物価が4%上がっているのだから同じ事じゃないか!

いえいえ、さらにちょっと考えよう。
1) そもそも1000万円は全部生活費じゃ無いかこんな計算ができるので余裕分と生活コストに差がある人はその分だけ残せると言う事。カツカツの場合は無理。4%全部買ってしまうって事じゃ無い。

2) 将来的にマレーシアでそのお金全部使うのかと言うのがある。%計算で差がついているわけだから別の国に持って行って使うと有利な可能性もある。不利もあるが。なので本当の問題は利子より為替なのだ。←大切。

3) もし将来もマレーシアにいて全部マレーシアでお金を物に換えてしまうならそれは利子なんて何の意味もないかもしれない。が、もしお金を日本に置いて置くと、つまり日本で生活していたら、何もしなくても住民税を払わないといけないので利子どころか元本が実際に減って行く。目減りどころじゃなく。マレーシアは食べないで生きられるなら (蝋人形として生きれば) 住民税は無いのでお金は減らない。それとの比較で考えないといけないのだ。そもそも今の日本では銀行にお金置いておいても利子は無いわけで、次に何かやろうとする原資にならない。


とは言え、だからマレーシアに住もうなんて別にお勧めはしません。
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