新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

女の気持ちがわからない男

2020年12月15日 | 四柱・その他
男女は互いの為に存在しています。
男(陽)は女(陰)の為に存在し、女は男の為に存在しています。
人は小宇宙とも言われています。
故に、男性は宇宙の陽的なものを代表する半分で、女性は陰的なものを代表する半分となります。
男女が一つになると、丸いリンゴの様になるのですね…
陰陽が混ざり合って一つになったものが太極ですので、結婚とは太極(宇宙の根本・原因)に似るためのものとも言えます。
簡単に言えば…
男にとっての宝は女なのですね…。
故に男は女が好きなのだと思います。

男命(男の命式)では、女を表す星が財星と言えます。
財星には偏財と正財とがあり、籍に入る女が正財(妻)で、籍に入らない女が偏財(妾)という捉え方も出来ると思います。
また、正財は固定の財産(不動産・給与)を表し、偏財は流動の財産(お金・商売)を表します。
財星は大切なもの(宝)を表しますので、「愛・生命・財産」を財星ということが出来ます。

また、財星を生じる星が食傷(特に食神)ですので、男の命式(男命)の中に食神や財星が無い人は「女心」が分かり難い人が多い様です。
私の知り合いのN氏も、知的でハンサムな紳士ですが、「自分は女の心が分かり難い」と、言っていました。
彼の命式は、天干に印綬→正官→劫財と並び、五行にも星(●)が官星・印星・比劫のみでした。
食傷と財星には星(●)がありませんでした…。神は二物を与えないのでしょうね…。
知的でハンサムなN氏…そこに女心を表す偏財や食神が出ていたら…
女性の心を上手に掴み、奥様は違った意味で苦労されたかも知れません。

身旺で旺相する食神と偏財とが天干に並ぶ男性は、人生を楽しむのが好きな人が多いものです。
人生は楽しむためにある…
その様な願望が遺伝子という命式に確りと刻み込まれているのだと思います。
願望の上位にあるのものが…
・美味しい食事。
・美しい女性。
・情。…特に食神には発情という意味もありますし、偏財は情が流れやすいと言えます。
また、それらを得るためにはお金が必要だと思うのでしょうね…。

財星は情を表す星でもあります。
通常、女性は情を共有する為に会話をします。
しかし、男性の場合は、情報や知識を得るために会話をします。
前者の様な、食神や財星が弱い命式の男性は、情よりも知が先行するのだと思います。

どこかに星(●)が固まるということは、何処かの星(●)が欠如することでもあります。
命式の長短を知って、長所を引き出す工夫が必要なのかも知れません…。

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新栄堂




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