新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

対極の関係

2021年01月28日 | 四柱・その他


四柱推命では、日干から見た12支の強弱を表したものに12運というものがあります。
そして、この12運は変通星の下に付きますので、12運によっても変通星の強さや働きが変わってきます。
また、12運を人の一生になぞらえて表現する場合もあります(流派により表現の仕方は多少異なります)。
上図はその12運の表です。…この記事は、2018.12.2.の当方のブログでも掲載しました。…12運を見る時に対角線上で比較しながら見ると分かりやすいと思います。
・胎…母の胎内に宿りこれから出発の対極が帝旺(頂点を極める)ですね…。
・養…養われて少しずつ育つの反対の状態が衰(衰え)が始まるとも言えます。
・長生…スクスクと健やかに育つの反対が病(病を被りやすい)ですね。
・沐浴…思春期の難しい年頃の反対が死の危篤状態の運とも言えます。
・冠帯…若々しい青年、若気の至りの反対が「墓」で、年寄り、古いもの好き。
・建禄…働き盛り。完璧の反対が「絶」で、変化に敏感で開けっぴろげ。何とかなるさ。ですね…
そして、12運の中で、チェックが必要なのが沐浴と帝旺ともいえます。
沐浴は荒れやすく、帝旺は行き過ぎる傾向があるからです。
この様に、対極(反対側の極)が分かると、その存在も分かりやすくなると思います。

自然界は全て陰と陽とで出来ています。
鉱物界から植物・動物・人間まで全て陰陽で出来ています。
人間は万物の霊長ですので、陰の代表が女性、陽の代表が男性です。
陰は凹で陽は凸ですね…。
人間の身体には凹凸が多いですが、凹の部分が1つ多いのが女性であり、凸の部分が1つ多いのが男性です。
凹凸が一つになることを通して完成したものになるのですね…。

実は陰陽は互いの為に存在するのですね…。
男は女の為に存在し、女は男の為に存在するのですね…。
そして、家庭では、夫は妻の為に存在し、妻は夫の為に存在するのですね…
その夫婦の愛の実が子供とも言えます。

故に、夫がどの様な存在(命式)なのかを知ること。
妻がどの様な存在(命式)なのかを知ることはとても大切だと思います。
星(変通星)の並びや五行のバランスが良い場合は何とかなりますが…
変通星の並びが良くなかったり、五行のバランスが悪い命式の場合は、少々特徴の多い命式(性格)とも言えます。
特徴のある命式は少し変わっています。
何かに意識を集中すれば、何かの分野は弱くなります。
例えば、仕事仕事で社会で頑張る方は、家庭が疎かになります。
本来はバランスが重要なのですね…。
しかし、五行のバランスが悪い命式を持たれる方は少なくありません。
男女が結婚される場合は、このバランスを補う様な相性も必要です。
互いの命式を知る…そして、相手の吉面を活かし、不足の面を補ってあげる工夫が必要なのだと思います。
そもそも、男女は「天と地」ぐらいの特徴の違いがあります。
その違いを知って、相手の為に生きることができれば良いのですが…。
違いがわからずに、自分の為に生きた場合…運気の良い時期は良いのですが…
そうでない時期は…
男女は互いに対極の様な存在なのかも知れませんね…。

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コメント (1)
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