新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

寅午戌の完全三局

2020年04月29日 | 四柱・その他


上図はある男性の命式です。
彼の命式…
1. 日干:丙。
2. 地支に寅午戌の三支が揃っている。
上記の1と2の要件を満たした命式を「炎上格」といいます。

炎上格の吉面・・・性格は根明で、物事の理非を弁え、礼節を重んじると言われていて、火は文明を象るのために、人気運があり、学問・芸能にも秀でると言われています。
注意すること・・・火難の相があり、火事・火傷に注意が必要。病気では心臓病・心筋梗塞・脳溢血・肺癌・循環器(血流)等に注意が必要です。

上記の例題では、天干の並びは月上の偏財を中心とする「財官印三宝の命」と、良い運勢の持ち主。
財(財産・家庭性・優しさ・情)
官(責任感・行動力・仕事・社会性)
印(頭脳・知識・才能)
この3つの運が備わった命式を「財官印三宝の命」といいます。
勿論、財官印三宝にも、ABCのランクはありますが…。

人間も歳を重ねて老人になると、様々なところが気になり始めます(健康面等)。
家でも、数十年経つと、様々なところが傷んできますね…。
同じようなものですね…。

例題の命式は、日干:丙で地支に寅午戌が揃う炎上格の命式ですので、火に関係する部位には注意が必要です。
火・・・心臓・血圧・循環器・火傷・眼等ですね…。
次に、太過した火が剋す金(肺・気管支)等でしょうか…?
特に、上記の行運の時はなおさらですね…
大運:丙戌 比肩 墓
流年:戊戌 食神 墓
行運に12支の戌が二重に出ると、命式本体の寅午と行運の戌とで火局して更に火が強くなります(▲▲)。
また、比肩の墓の大運は、入院等の暗示もありますので、特に注意が必要です。
この方の場合、行運に寅や午や戌が廻ると、火が強くなります(火局▲)。・・・そして、火が比肩になるからですね…。
過去、気になった年は…
・2014年:甲午 偏印 帝旺の年。・・・歳をとってからの偏印は強く働きます(偏印には病気という意味もあり、その12運が帝旺ですので)。
・2018年:戊戌 食神 墓で、倒食になります。火局がダブルで出ます(▲▲)
丙戌 比肩 墓の大運・・・この方が、高齢の場合は、血流系には注意が必要ですね…。
持病等を見る場合は、まず第一に五行の太過したところ、次に太過した五行が剋すところの場合が多い様です。
また、傷官や偏印が悪く働く場合も病気の元をつくりやすいとも言えますね…
健康に天寿を全うしたいものですね…。
・五行(病気)


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