新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

変通星別、学習の仕方の違い。

2020年04月14日 | 今日の出来事
変通星は全部で10(11)個あります。
比肩・劫財(敗財)、食神・傷官、偏財・正財、偏官・正官、偏印・印綬ですね…。

その中で、占いに一番興味を持つ変通星は偏印です。
偏印は、表に出ない裏の事に興味をもつからだと思います。
偏印が主体の命式を持つ方は、表の事柄よりも、隠された裏の内容が真実(本音)だと考える傾向が強い様です…。

当方へ通う、強い偏印を持たれた生徒さんがこの様に言っていました。
(強い偏印=例えば偏印に付く12運が帝旺とか沐浴等の場合…)
「先生…、私はもっとオカルトチックな裏技を知りたいのです!」との事!
なるほど…と、思いました。世間一般の学問的な内容(印綬)ではなく、もっと スピリチュアル的なものを知りたいとのこと…
もっとも、その方は、少し霊的な方でもありました…。
印星は知的好奇心の強い変通星です。
その中で偏印は、少々趣味的な要素が強く、学習の仕方も興味を持つと没頭します。
印綬の場合は、学問的な思考で捉え、幅広く冷静、客観的に学習される方が多い様です。
印綬が主体の生徒さんは、テキストをきちんと読んで学習される方が多いですね…。
印星は頭(脳)で刺激を受けるのだと思います。

印星の反対が財星(偏財・正財)ですね…。
財星は優しい星でお金や家庭という意味もあります。
ある、偏財が固まっている生徒さん…。
自分は、テキストや活字で学習するのは得意ではないとのこと。
先生との会話の中で、情的な刺激が無いと学習が進まないと言っていました。
財星(特に偏財)は「情や利」に意識を持つ星ですので、学習の仕方も、先生とのコミュニケーションの中で情的に捉えるのだと思います。
財星が主体の方は、人との会話やふれ合いの中で情的に学ぶ方が多いのだと思います。
財星と印星では学習の仕方が本当に違いますね…。

また、官星(特に偏官)は活動力の強い変通星です。
偏官が主体の命式の方は、目的に向かって走る傾向があり、好奇心で道を究める方も多い様です。
教科書だけでの学習だけではなく、自分が現場に出て、現実の世界で実践して真理を得る方も多い様です。

食神が主体の命式の場合は、学習そのものが楽しくなければ嫌だというタイプです。
みんな仲良く、楽しく学ぶ環境を求めるのでしょうね…。

次に傷官ですが、傷官はとても感の鋭い変通星です。
印綬がコツコツと、教科書の端から端まで冷静に学ぶのに対して、傷官はピンポイントで急所を掴む傾向もあります。
ある面では天才肌ですが、少々視野が狭く感覚的で独自な拘りを持ってしまう場合もあります。
その様な観点から見ますと、幅広く冷静な印綬と、ピンポイントで鋭い傷官の両方を持つのも良いと思います(印綬傷官格)。

学問や理性(印綬)を剋す星が遊びや情(偏財)です。
受験生(男性)の年代に、遊びや女友達(偏財)が出来ると、勉強に身が入りません。
故に受験期に偏財等が廻って来る年は、学習スケジュールをきちんと立てる必要がありますね…。

命式本体に比肩と印星が並ぶ場合、比肩が財星を剋して抑えます。
財星が動かなくなるので、印星が働きやすくなります。
この様な命式の方は、自分のペースで学習が進む場合も多いですね…。

良い星の並びに「財官印三宝の命」というのがあります。
品の良い真面目な星が、「正財・正官・印綬」の3つが並んだ財官印三法の命。
これは、とても品の良い命式です。
同じ三宝の命でも…
「偏財・偏官・偏印」と、全て偏の付く三宝の命もあります。
これを、なんちゃって三法の命と言います。
なんちゃって三宝の命の方は、あまり縛られるような堅い学習の仕方は嫌がります。
正は少々堅く、偏は或る程度、自由に学習したいのだと思います。

・脳で刺激を受ける人。
・情で刺激を受ける人。
・その他、様々あります。
変通星や正・偏によっても、異なるのですね…。
人には様々なタイプがあるのだと思います。
クリックしてね
新栄堂



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする