新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

今年の干支について考えていたら…

2019年01月02日 | 毎年の運勢(日干から見た)
昨年の干支は「戊戌」。
戊も戌も五行では土。
昨年は何かと土の五行に星(●)が固まる年でした(特に6・7月は)。
命式均衡論の四柱推命から見ると少々嫌な年でもありました。
その年の世相を漢字一文字で表す、師走恒例の「今年の漢字」が昨年12月12日に発表されましたが、2018年の今年の漢字は「災」となっていた。
昨年は、北海道胆振東部地震、大阪府北部地震、島根県西部地震、西日本豪雨、台風21号、24号の直撃、記録的猛暑など、自然災害の脅威を痛感した一年で災害の「災」を意識した人が多かった年だったと思います。

さて、今年の干支は「己亥」。
(己:つちのと)
【語源】
・己は、もともと紀(すじの意)を語源とし、草木が十分に繁茂して盛大となり、かつその条理に整然となった状態を表している。
・己とは紀のことで、筋道という意味を持つ。…万物が成長し、はじめて万物が成就したとき、そこに筋目が現れる様子。

(亥:い、がい)
・11月。亥は閡(がい:とざす意)で、草木がすでに凋落して生命の力が種子の内部に閉蔵されてしまった有様を表してしる。
・亥は「核」の木偏を去ったもので、草木の種核が土中に包蔵され、やがて訪れる陽春を待つという意からこの文字を当てています。
・亥は十二支では最後となる。


来年、2020年の干支は「庚子」
(庚:かのえ)
【語源】
・庚(こう)はもともと更(こう:あらたまるの意)と同語で、草木が成熟団結して行きづまった結果、自ら新しいものに改まっていこうとする状態を表している。
・庚(こう)は更(こう)で更(か)わるの意味がある。…万物が成長しきった結果、次の新しい物に生まれ変わることを示している。

(子:ね、し)
・子は孳(じ:ふえる意)で、新しい生命が種子の中にも萌し始める状態を表している。
・大地に蔵された植物の種子が新しい生命を生み出す意味がある。
・子を解字すれば「了」終わりと「一」はじめ。つまり子とは終わりと始めを一つに束ねるところである。換言すれば「終始」のところで中枢・中心。
・子は十二支では最初となる。

この様に見ると、2020年が新しい出発の年になる様に思う…。
ちょうど、東京五輪の年ですね…。
世界を見ると、主義思想の限界を感ずることも多い。
一つの段階が終わり、新しい出発の時が2020年なのかも知れない…。
2019年は、その一つ前の段階の年と思えば、今年のことが何となく理解できると思う…。

陰陽五行論では、陰は陽を前提に、陽は陰を前提に存在しています。
夫婦で例えれば、妻は夫の為に、夫は妻の為に存在している訳ですね…。
為に存在するのが宇宙の原則ですが、現実は自分が中心になっている場合が多いものです…。
2020年まで、如何に個人や家庭、民族や国家のエゴを越えられるか…
愛の原則が試される時かも知れません…。
クリックしてね
新栄堂



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする