新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

敗財の大運の過ごし方。

2019年01月10日 | 今日の出来事


上図は架空の女性の命式です。
彼女の命式は…
・日干:庚子
・天干の並びは正財を中心とする偏印と敗財との並び。
・五行には一応、星(●)はある。
・命式本体に乙庚の天徳を持っている。

行運は…
・大運は敗財 帝旺(羊刃)
・流年は庚子 比肩 死…反言の年。…(2020年の流年)
・命式本体の月支・時支の丑・巳と、大運支の酉とで、「巳酉丑」金局して、五行の金が太過。
 太過した金(7.5個)が、1個の木(財星)を金尅木と強く尅す。

偏印も敗財も少々裏方的な星。
人情的で優しいが、嫌と言えずに流されて、少々裏方的な苦労をする場合もある。
特に中心星が正財の場合、大運に強い敗財が来るのが嫌だと思う。
例題では、敗財 帝旺(羊刃)の大運が来ている。
この敗財は無情の尅で大黒柱の正財を尅す。
そして、この年は60年に一度の反言の流年。
金尅木と、大切な宝(愛・命・財)を尅す年でもある。

それでは、この様な大運の時期はどの様に過ごしたら良いのだろうか…?

少々嫌な星に劫財と敗財とがある。
人は、欲に弱いものです。
宇宙の原則に合った欲は良いが、原則から外れた我欲は、結果として様々な判断を狂わす場合が多い…
その結果、財という大切な宝を失う場合もある。

また、先祖が我欲で穴を空けた場合、子孫がその穴埋めを行う場合も多い…
特に、大運に劫財や敗財が来ている期間が穴埋めの期間とも思える。
劫財は強気の失敗。…我欲から投資等で財を失う人も多い。
失ってから気付く人もいるが、それでも気付かない人も居る。

敗財の場合は嫌と言えずに人情に流されたり、少々嫌な環境を与えられる場合も多い。
「なぜ、私だけが…」と、ストレスも溜まりやすい。
そのストレスを、どこかで発散するわけですが、人によっては、子供に愚痴る場合も多い。
愚痴られる子供は大変である…。
弱い命式の子はネガティブな気持ちになる場合が多い。
そして、それらが思春期に出る場合もある。

穴埋は楽しいものでありません。
しかし、ものは考え様です。
この環境は、穴埋めの為に与えられた環境だと感謝できれば、穴はどんどん埋まります。
感謝出来ねば、穴は広がります。
感謝できれば、辛い環境を通して心が磨かれ、人の辛さや苦しみを理解することもできます。
また、命式本体に敗財等を持った方は、日頃から陰徳善行、人助けをすると良いでしょう…。
出来れば、人様を助ける様な職業に就くと良いかも知れません。
仕事をしながら徳を積む事が出来るからです。
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コメント (11)
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