人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

「幸せのちから」

2007年02月19日 | 日常

週末の土曜日、レイト・ショーで

ウィル・スミス主演の 「幸せのちから」 を観ました。

上演開始が午後11時50分、終わったら午前2時でした。でも、1,200円ですし、ガラガラの映画館で映画を観るのはなかなか贅沢な気分です。

映画の方は、ウィル・スミスの実の息子の好演を除くと、ストーリーは平板で少し期待はずれでした。医療器械のセールスをしている主人公は、家賃の滞納で借家を追われ、奥さんにも逃げられ、幼い息子と一緒に不幸のどん底に落ちます。しかし、わずかなチャンスをつかみ、最後には自分で会社を起こし大成功するというアメリカン・ドリームの典型のような話です。

ストーリーは、実話に基づいているそうですが、主人公がチャンスをつかむきっかけは、株の仲買人の養成講座、と言っても無給のインターンで1名だけが正規採用されるというものです。安倍さんがこの映画を観たら「これぞ、再チャレンジ!」とでも言うのだろうかと思いながら観てしまいました。映画のクライマックスは、正規採用される場面で後は後日談がテロップでながれるだけです。したがって、全編のほとんどは、不幸、不幸の連続でいたたまれない気持ちになります。

映画の原題は、PURSUIT OF HAPPYNNESS。「幸せのちから」という邦題はどうかな?と思います。そのままズバリ「幸福の追求」の方がよいのではと思います。というのも、この映画の主題は、アメリカ独立宣言にある「幸福の追求」だからです。

幸福追求権は、ワーキング・プアと呼ばれる貧困の問題に直面している日本でも考えさせられるテーマです。

 



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