人だすけ、世だすけ、けんすけのブログ

愛知13区(安城市・刈谷市・碧南市、知立市、高浜市)
衆議院議員 おおにし健介

ウィングアリーナ(刈谷の課題)

2007年10月04日 | 日常
とりあえず、これで一旦刈谷探訪の最後とします。
刈谷の財政的豊かさを象徴するのがこのウィングアリーナです。
とにかく、スゴイ!このメインアリーナでスポーツをできる市民は幸せ者だと思います。
当初、ワールドカップの誘致を考えていたというだけあって、天然芝のサッカーコートも素晴らしい。
そして、スポーツジム。コナミが管理をしていて400円で利用することができます。
失礼ながら市が所有する施設とはとても思えません。正直言って、これを刈谷市だけで利用するのはもったいない気がします。

市内の様々な施設を見ていると、刈谷市の問題が浮かび上がってきたように思います。住みやすさランキングで見ると、圧倒的な富裕度に比べて、快適度や利便性で劣る刈谷市。たしかに、一つ一つの施設を見ると、その財政的豊かさを思い知らされます。ハコものは建設費だけでなく維持費がかかります。現在は、その負担も十分に負うことができる刈谷市の財政的豊かさは未来永劫続くとは限りません。将来に向けて、その財政的豊かさを武器にどのようなまちづくりを行っていくのかが問われているように思います。

これは、碧海5市の合併構想とも関わる話ですが、刈谷をはじめ安城にも言えることですが、市域が狭いために視野が狭くなってしまっているような印象を受けます。合併のことは横に置いておくにしても、もっと広域行政を進めるべきです。

美術館や体育館のようなハコものも広域で整備をすれば、よいものを効率よく整備することができるはずです。

一番、切実に感じるのは公共交通網の弱さです。安城、刈谷、碧南の各市でコミュニティーバスを走らせていますが、それぞれの市の中だけで路線を考えているので人の流れや生活の実態に必ずしも即した形になっていません。公共交通網の整備にはやはり広い視野が必要で、公共交通を考えるには現在の市域の中で考えていたのでは狭すぎます。広域行政の中での連携を図るべきだと思います。



ひまわり、たんぽぽ・・・

2007年10月04日 | 日常
刈谷探訪の続きです。
写真は、刈谷市高齢者福祉センター内の養護老人ホームの廊下です。明るくて清潔ですね。他の地域では入居待ちでなかなか入ることができないと言われる養護老人ホームですが、ここはまだ定員に余裕があるそうです。
センターの中には大浴場のあるで高齢者交流プラザやデイサービスセンター「ひまわり」があります。

この一帯は「ふれあいの里」と言って、「しげはら園」、「くすのき園」、「すぎな作業所」が一体として整備されています。
私がこれまで訪れたことのある作業所は、クッキーや革細工等を行っているのが普通でしたが、さすがは刈谷です。自動車関係の部品を袋に入れてホッチキスでとめる作業をみなさん黙々とやっていました。

刈谷でも南部にも「たんぽぽ」と呼ばれるデイサービスセンターの入った刈谷市南部福祉センターもあります。この建物は、吹き抜けコンクリートむき出しの壁でとてもおしゃれなデザインです。

全国4位と言われる富裕度に比して、市民がその豊かさを実感できていないのではないかと言われる刈谷ですが、福祉施設の充実ぶりはさすがだと思います。