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世界大会コメント 椿順子

2007-05-23 07:36:01 | インタビュー
これで世界大会に関する記事はおしまいです。
最後は椿さん。

ところで、日本国際テコンドー協会HPのオープニングのムービーが今、世界大会編になっています。椿、赤木、中村がチラッチラッと映ります。どうぞご覧くださいな。
http://www.taekwon-do.co.jp

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〜夢を持つということ〜
   
 協会のHPに、世界大会金メダリスト姜昇利選手のクローズアップ記事が載っていますが、皆さんはもうご覧になりましたか?
彼が、はっきりとした目標を持って、それに向かって日々努力を積み重ねて来たか、あの記事からもよく分かりますよね。
 その中の一枚の写真、記念Tシャツに書かれた姜選手のサイン。
『夢がかなった日』‥‥と書いてあります。

 競技が全て終わり表彰式が行われる中、各国の選手たちはお互いの健闘を讃えあい、握手をしたり写真を撮りあったりします。
そんな最中で、私の背中を机代わりにあのTシャツの文字は書かれました。
隣で見ていたチームメイトの山本敦子選手が、ええ〜〜っ、と声をあげます。
何なにっ?と私も書き上がったサインを見て、うわあああ〜!
ふたりとも感動して、思わずうるうる。
いつもクールで、そしておちゃめな姜選手の別の顔を、ちらっと見たような気がして、とても感動したのでした。
 各国の選手たちに、記念にとサインを貰ったTシャツが、思わぬ生涯の宝物になりました。
この世にたった一枚しかない、大切なわたしの宝物です。
(上の写真は優勝決定直後に日本のご両親に報告の電話をする姜選手)

 夢を持つこと、諦めないこと、この大切さをあらためて彼から学びました。
もちろん、今大会に出場した選手全員が、それぞれに夢を持ち、努力してきたはずです。そういう人たちが世界中から集まったはずです。
その中で一番になる、ということがどんなに重みがあるか。その事を思うと、やっぱり目が潤んでしまいます。
そして私にも夢、目標があります。これからも、毎日を大切に、日々努力を重ねて、少しずつでも夢に向かって進んで行こうと思います。
    
イケメンNo.1、チェコの選手とパチリ。

競技開催中は厳しい表情の北朝鮮の選手も、試合が終われば仲良く写真を撮ってくれます。左の彼女は、私の大好きな選手。マッソギがもの凄く上手い!
    

僅差で破れはしたものの、見事銀メダルに輝いた峰間照美選手と
    
堂々の第3位、表彰台に向かうオムスクール・赤木美千子選手
    

〜生まれ変わる細胞〜
 自分の事についても、振り返ってみたいと思います。
 
 ヒトの細胞っていくつあるか、ご存知ですか?
私は…そういうのって苦手なんですが、以前、日々細胞は生まれ変わり、10年で全ての細胞が生まれ変わる。って聞いたことがあります。
その時思ったことが、「じゃあ、10年続けたら、身体の細胞が全部テコンドーになるんだ!」っていう安易な考え。
 今、テコンドーを始めて、ようやく6年目。やっと身体の半分とちょっとが入れ替わったくらいかな。残りの半分近くはまだまだ元のまま…ふう。
あと5年、一生懸命練習しないと真のテコンダーにはならないんだ…。
 世界大会の団体戦メンバーに選ばれはしたものの、全日本大会の結果は惨憺たるもの。個人戦の権利を勝ち取る事はできませんでした。細胞の残り半分も全てをテコンドーに作り替えないといけない。そうしなければ、勝ち残ることは出来ない。
 全日本を勝ち抜けなかったのは、足りない部分をおろそかにしてきたから。これから先の5年間は、その部分を補うような練習をしていきたい。
10年目に、自分の細胞はテコンドーで出来ている。と言えるくらい、もっともっと頑張っていこうと思います。
    

 〜尊敬と感謝と〜
 今大会、団体戦のトゥル・マッソギに出場し、トゥルでは準優勝することが出来ました。ほんとに少ない時間を集中して練習し、素晴しい結果に繋ぐ事が出来たのも、チームのみんなのお互いを信頼する力のおかげです。
このチームの一員になれた事を、私は誇りに思います。みんな、ありがとう。
 
 そして、私を認め、メンバーに選んで下さった黄秀一監督、本当にありがとうございます。
北朝鮮の選手とのマッソギはとても緊張しましたが、試合中も監督の声がはっきりと聞こえ、すぐに緊張が解けて、不思議なくらい集中していました。
厳斗一師範と同様、練習を離れると、とても優しくてユーモアあふれる、本当に素晴しい方です。
 テコンドーを始めてから、たくさんの、それまでの〇〇年間以上にたくさんの、尊敬できる人と出会いました。
『ありがとう』をこんなにたくさん言える私は、ほんとうに幸せ者です。 
いつも、大会のコメントを書くと同じになってしまうのですが、やっぱり、皆さんありがとうございます、になってしまいます。
   

〜ご褒美〜
 つらい練習とプレッシャーとの戦いを乗り越えると、そこには神様からのご褒美が待っていました。
スロベニアという国はとても美しいところでした。大会三日目の午後は競技がなく、ブレッドの町をのんびり観光することができました。
   
   
ホテルのすぐ裏にスタジアムがあります。そのすぐ左手にはブレッド湖。景色も水もとてもきれいです。
   
湖からホテルまでの坂道です。
途中にショッピングモールがあるので、お買い物をしました。
そこで見つけたのが、下のTシャツ。
   
写真では全く判りませんが、左胸に“OM”の刺繍が。

そして、ご褒美其の二、パリ観光編。
   
芝生に寝転んで、下から撮ってもらったエッフェル塔はこんな感じ。
   
果物屋さんも、さすがフランス?、なんかおしゃれ!
   
シャンゼリゼ通りを、トゥルをしながら(?)歩く。

 〜で、最後はいろいろ〜
   
カナダの選手に囲まれてノリノリの中村宣子さん。


オーストラリアの赤ちゃん。日替わりでコスプレです。ちょーかわいい!

道衣を着て表彰台で記念撮影。将来はチャンプ間違いなし?

   
パパラッチ、と言われるほど大活躍だった申さん、いい写真いっぱい撮ってくれました。彼女の書く文章も、とても素晴しいです。
   
JAPAN女子集合。みんな頑張りました。おつかれさま!