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世界大会コメント 赤木美千子

2007-05-13 13:29:07 | インタビュー
振り返ればなんだかバタバタと終わってしまいました。

今年に入ってから毎週日曜日に府中にて強化練習が始まり、全日本のために団体戦のチームも組み、その練習も行い、世界大会と全日本が終われば今度は世界大会のための強化練習。自身の個人戦も忘れずに、、、。と、バタバタ。気づいたら終わってしまいました。
じゃあ、短かったかといえばそうでもありません。全日本との間はわずかに三週間。それも含めて考えれば率直な感想は
「あー。しんどかった。」
という星野監督の言葉がピッタリ来るような感じがします。練習やら減量やら、いろいろありましたし。

個人戦女子-45キロ級、世界大会第三位

第三位。なかなか難しいところです。入賞できた嬉しさは勿論あります。でも、せめてあとひとつ上にいきたかった悔しさも多分にあります。
相手は準優勝となったブルガリアの選手でした。正直、あまり技術が高いとは思いませんでした。ただ、私よりも背が高く、長いリーチからのパンチと蹴りにうまく合わせることができませんでした。ただただ、私の技術が足りなかったと言うしかありません。
練習をすればするほど、足りない部分が見つかって、下手になっていくような錯覚さえします。

この世界大会は私が過去参加した国際大会の中で最も参加国数も選手も多く、盛り上がっていたのではないかと思います。
情報がほとんどなかったスロベニア。ガイドブックすらないような国です。行くまでどんなところか本当に不安だったのですが、行ってみると遠くに山脈を臨む自然豊かな本当に美しい国でした。ホテルもとても清潔。体育館のトイレもきれいでした!(トイレの清潔さは極めて重要です!!)そして食べ物もおいしく、体調不調を訴える選手もほとんどいませんでした。この点ではアジア大会とは真逆で、前回の経験からかなり食事を持参していたのですが、必要なかったほどです。
日本ではマイナーな国でもEUに加盟するヨーロッパの国。近隣諸国からは比較的近く、来やすかったのでしょう。いろんな国のいろんなテコンドースタイルを見るのも楽しかったです。協会のHPなどでも絶賛されているタジキスタンチームの女子チームにも初めて会うことが出来ました。今までは男子だけでしたので。また、毎回毎回会う海外の選手もいて、あ、またいる!とか、上手になったなぁ、なんていう発見もとても楽しいものでした。

海外で言葉は通じなくても同じテコンドーという特別なツールを使ってコミュニケーションを世界中の選手と取ることができること。普通の人にはなかなか出来ないこの経験をすることが出来るのはとても幸せなことだし、楽しいことです。
これから日本でも更にテコンドーが広まり、更に多くの人が世界を目指すようになってほしいと思います。

さてさて、これからどうしましょう。
減量も終わり、好きなものを食べていいよ!と言われても何から食べていいものか今でもよくわかりません。急激に戻らないように少しずつ小出しにしてる感じでしょうか。
とりあえずテコンドー。来年の全日本は三月だそうですね。
この、次回の全日本は女子スーパーマイクロ級、-51キロで参加します。減量の必要のない、私の本来の階級です。しかし、私が離れていたこの一年間で力のある選手が次々に現れています。挑戦者として挑みます。
よろしくお願いいたします!!

小さな街のあちこちに世界大会のポスターが貼られていました。スポーツ用品店の窓にはこんなディスプレイ。道衣に襟付きシャツを合わせる斬新なファッション!!


計量直後。減量終了直後の三人。


食事は毎回ブッフェスタイル。時間が決まっているので一斉に各国の選手がやってきて大混雑。早く食べさせてぇーーー。



姜昇利さんと船水健二さんが三段トゥルの準々決勝で当たることに。勝ったほうがメダル獲得という場面。二人とも選手として尊敬している私には観ているのも辛い試合でした。二人の間にいるのは今回審判として参加の金一国師範。


私の準決勝の相手だったブルガリア選手。痩せてました、、、。


ペルーから来た選手。飛行機の乗り継ぎが大変だったそうです。ジャージには一見「プーマ」のように見えますが「ペルー」と書いてあるんです。そしてよく見るとアルパカのマークなんです。


プエルトリコの選手。ここも年々レベルが上がってきています。


仲間達と。本当にありがとう!!!