ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

追憶2015 23 「無償化裁判を傍聴してまいりました。

2015-12-24 21:58:50 | 日記
「無償化裁判」を傍聴してまいりました。今日も超満員! すごい熱気!
 
  大阪福島初の6年生が社会科授業の一環として裁判傍聴に参りました。




  裁判終了後、いつものように弁護士会館の前に集まり、弁護団の報告を聞きました。






弁護士の三好吉安さんが意見陳述をされました。





「藤永荘大阪産業大学教授・田中宏一橋大学名誉教授・伊地知紀子大阪市立大学教授の3名の学者の鑑定意見書の内容を引用して、原告の主張に理由があることを主張し、その上で、被告の主張に対する反論を展開されました。」

 (鑑定意見書というのは朝鮮学校の保護者を対象として実地したアンケート等を踏まえ色々と分析した結果のことだそうです。)





 伊地知教授が裁判の傍聴に来ておられたこと紹介され、少しお話をしてくださいました。


 朝鮮学校保護者達のアンケートを分析する作業をしながら、保護者達のウリハッキョに対する熱い想いに何度も胸を熱くされたそうです。

 すべてを反映したかったけど紙面の都合上できなかったことに対し申し訳ないと仰っていました。


 伊地知先生の分析結果の一部を紹介いたしますね。

 「…多様化した保護者が、朝鮮学校無償化から除外されてもなお、朝鮮学校を選択しているのは、ひとえに、自分の存在のルーツを確認し、これにかかる歴史や文化、そして言語の継承に重きを置いているからであって、朝鮮学校の教育でもそのことが実践されている。

  ・・・・・・・・・・・・

  アンケートの自由回答欄でも、(無償化制度からの除外に対し)差別であるとの意見が圧倒的多数を占め、政治と教育は別であるとの意見も多く、中には無償化制度からの除外は,元々、在日朝鮮人が日本に存在している背景に負の歴史があるのに、在日朝鮮人や、朝鮮学校を差別してもよいとの意識を、公的に、一般市民に植え付ける物だとという意見もある。・・・ ・・・ ・・」


 




 「イオ」編集長が今回、全国で行われている[高校無償化裁判」を一冊の本にまとめ出版した旨伝えて下さいました。

  是非読んで見たいものですね。




  福島初の生徒たちが心を込めて折った千羽鶴を弁護団に手渡しました。福島初卒業生の金弁護士が代表して受け取りました。

  生徒たちも裁判の勝利を願って一生懸命千羽鶴を折ったことでしょう。胸がいっぱいになりました。




 弁護士会館を後にしようと移動し始めるとアガパンサスが目に入ってきました。いつ見ても可憐な花です。


 「春母(ハルモニ)会」の皆さんといつものようにランチをして帰ろうと歩いていると、長崎さんとばったりお会いしました。みんなでお誘いして一緒にランチしました。





  3か月ほど前に行った時は値上がりして1000円になっていましたが、また値下がりして今日は900円でした。







  トイレタイムの間に、皆さんは偶然パスタを注文されていましたが、私だけ「ハラミステーキランチ」を注文していました。

  次の「無償化裁判」は10月14日に決まりました。今日もとても元気を頂いて帰ってきました。


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追憶2015 22 映画「国際市場で会いましょう」を観てきました。

2015-12-24 21:52:42 | お出かけ



[국제시장]보고왔어요.너무 울어서 머리가 아파요.이 영화는 가족을 사랑하는 한 사나이의 영화이지만 1천만 이산가족 모두의 이야기 ,우리 민족이 겪은 분단 70년의 이야기,지금도 진행중인 이야기예요.


心斎橋のシネマートで「国際市場で逢いましょう」を9時45分から127分間見てきました。泣きすぎて頭がボーとしています。


この映画は家族を愛する一人の男のお話だけど、離散家族1千万のいいえ、8千万わが民族の現代史を描いた大作です。


映画を見てこんなに泣いたのは初めてです。多分自分の人生とダブらせて見たせいでしょう。


心斎橋まで足を運んで下さい。9時45分から午前一回しかしていません。是非是非見て下さい。人間を描いています.

















http://www.jorudan.co.jp/eki/movie/theater/1001819.html
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追憶2015 (21)在米アジュンマ シン・ウンミさんの「統一のお話」

2015-12-24 21:44:47 | イベント


今日は写真撮影一切禁止だったので、写真はありません。

  でも素晴らしいシン・ウンミさんの言葉一言一言を胸の中に写して帰って参りました。

  [재미동포 아줌마 신은미씨의 통일이야기] 500명을 넘는 청중들로 꽉 채워진 東成区民센터 대홀에서 너무너무 감동적으로 잘 들었습니다.

 「在米同胞アジュンマ シン・ウンミ氏の統一のお話」 500名を超える聴衆で満席になった東成区民センター大ホールであまりにも感動的なお話を聞かせていただきました。


  제한된 시간내에 하나라도 많이 전해주자는 신은미씨의 심정이 그대로 강물처럼,때로는 바다물처럼 우리 가슴에 밀려왔습니다.말을 하나 하더라도 진정으로 우러나오는 류창하고도 아름다운 우리 말이 너무너무 좋았어요.


  制限された時間内に一つでも多くのことを伝えたいというシン・ウンミさんの心情が川の流れのように、時には海の水のように私たちの胸に押し寄せてきました。一言喋っても心底からあふれ出る流暢で美しいうりまるがあまりにも素敵でした。



 원고 하나없이 1초의 휴식도 없이 자기가 보고 듣고 느낀것을 마술사처럼 거침없이 전해주는 뜨거운 이야기속에서 통일의 그날은 먼곳에 있는것이 아니라 우리들 한사람 한사람의 마음속에 있다는것을 다시한번 가슴에 새겨서 돌아왔습니다.

  제2의 6/15시대를 우리 손으로 !

  原稿も無く一秒の休みも無く自分が見て聞いて感じたことをまるで魔術師のように滞りなく伝えてくれる暖かいお話を聴きながら統一の日は遠くにあるのでは無く私たち一人一人の心の中に有るということを改めて胸に刻み家路につきました。

  第2の「6・15時代」を私たちの手で!

  통일은 멀리에 있는것이 아니라 만나고싶은 가족과 친구를 자유롭게 만나고 아무런 제한없이 자기 모국,자기 고향을 찾을수 있는것으로부터 시작되여야 한다는것을 뜨겁게 느꼈습니다.


  統一は遠くにあるのではなく会いたい家族や友達に自由に会い何の制限も無く自分の母国、自分のふるさとを訪ねることが出来ることから始まらねばならないことを熱く感じました、


  우리 학교에 다니는 아이들의 모습을 감동깊게 보고 이 아이들을 통일조국의 주인공으로 키워달라고 하신 신은미씨의 당부를 잊지 않겠습니다.


  ウリハッキョに通う子供たちの姿を感慨深く見られ、この子供たちを統一祖国の主人公に育ててほしいと仰ったシン・ウンミさんのお願いを決して忘れないことでしょう。


  힘이 납니다.감사합니다. 신은미씨!

  力が湧きます。有難う シン・ウンミさん!





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追憶2015⑳ 15年前の6月15日に「手」という詩を書きました。

2015-12-24 11:07:36 | 詩・コラム
今日は6・15南北共同宣言が発表された日です。

 その日、教室で生徒たちと涙を流しながら両首脳が固く手を取り合う感動の瞬間を見ました。その日の夜に書いた詩です。




 

[손]

그 순간
두손 맞잡은 순간
내 가슴의 얼음덩이는
뜨거운 이슬되여 흘러내렸다

평양의 하늘아래 펼쳐진
사랑의 화폭이여
꿈만 같은 상봉의 순간에
자꾸만 떠오르는 그리운 얼굴들이여

넋이라도 고향에 묻어달라 당부하시며
두눈 못감은채 숨지신 부모님도
이젠 시름 놓고 고이 잠드실가

이날 위해 낮과 밤이 따로 없었던
분회장도 분국장도 울며 웃는다
몇십번 잔 찧으며 손 잡고 춤춘다

미움보다 사랑이 더 뜨거움을
내 가슴에 심어준 두손이여
믿음만이 우리 겨레 살리는 길임을
내 심장에 새겨준 두손이여

떨어져 살수 없는 우린 살붙이
한 피줄로 손 맞잡고 나갈 때
통일의 꽃대문은 열려지리니

마주잡은 두손은 우리모두의 마음
추켜든 두손은 우리모두의 결심

하나된 큰손은 바로 나의 손
통일렬차 타고서 나도야 가련다
푸르른 조국강산 후대들에게 넘길 날
내 손으로 고향땅 쓰다듬으리

      (2000年6月15日)

     「手」

その瞬間
手と手を取り合った瞬間
胸の中の 氷の塊は
熱い露になり流れ落ちた

ピョンヤンの空の下で繰り広げられた
愛の画像よ
夢のような出逢いの瞬間に
しきりに浮かび上がる懐かしい顔たちよ

魂だけでも故郷に埋めてほしいと願われ
両目も閉じれないまま逝かれた両親も
今は心安らかに眠られるでしょうか

この日のために昼夜を問わなかった
分会長も文局長も泣いては笑い笑っては泣く
何十回も 杯酌み交わし手を繋ぎ舞い踊る

憎しみよりも愛がより熱いことを
私の胸に植え付けてくれた二つの手よ
信じることだけが我が同胞を生かす道であることを
私の心臓に刻んでくれた二つの手よ

分かれては暮らせない 私たちははらから
一つの血筋で手を取り合い進むとき
統一の門は開かれるであろう

握り合った二つの手はわたしたちみんなの心
突き上げた二つの拳はわたしたちみんなの決心

一つになった大きな手はまさしく私の手
統一列車に乗って私も行こう
青い祖国の山河を後世に託す日
自分の手で故郷の地を撫でさすらん

     (訳 2015年6月15日)

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