ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

追憶2015 40 「ウリハッキョの運動会」9・27

2015-12-27 14:08:47 | イベント
9月27日、ウリハッキョの運動会


秋晴れの空の下、55回目のウリハッキョの運動会が行われました。子供たち、保護者、一家親族、同胞たちのお祭りです。


「ウリハッキョと共に歩む会」の皆さん、伊地知先生率いる大阪市大で研究している済州島の大学生たちも楽しいひと時を共に過ごしました。東大阪朝鮮中級学校の吹奏楽部、大阪朝鮮吹奏楽団の皆さんが演奏で雰囲気を盛り上げて下さいました。

写真だけですが、お楽しみ下さい。































































































































































































































































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追憶2015 39 青商会ミュージカル「世代を繋いで」

2015-12-27 14:03:24 | イベント



素晴らしい公演でした。今もドキドキしています。(撮影できなかったことは本当に残念です。)

過去から現在、未来へ!ウリハッキョを守り抜いた2045年を、希望に満ちた未来として描き、夢をくれました。

1世から2世へ2世から3,4世へ世代を繋いで、未来への扉を開く5,6世が主人公の30年後!

今1歳半の私の末孫はきっと結婚し母になっていることでしょう。もしくは自分の夢に向かってどんどん走っていることでしょう。その時、私は多分この世にはいないだろうけど、孫たちの未来を想像することができただけでも幸せでした。







今、未来に希望を見い出し、夢を見ることは大変難しい時代だと思います。民族教育においても、今が一番つらい時代かも知れません。だからこそ、迷いと諦めが心の中を暗くする今だからこそ、今日、青商会の皆さんが一丸となって作り上げてくれた舞台はすべての観覧者に大きな夢と希望と生き抜く力をくれたと思います。



総合芸術としてもとても水準の高い舞台でした。無限の力と可能性を見せて下さったスタッフ及び出演者の皆さんに感謝してもしきれません。何回も何回も目頭が熱くなりました。


皆さん!明日是非見に行ってください。目の前がぱあっと明るくなりますよ。演出も凄いです。



自分の人生をも振り返らせてくれた皆さんに心から感謝したいです。こんなに素晴らしい舞台を作ってくれたスタッフ、出演者が誇らしいです。演技も歌も踊りも映像もどこに出しても恥ずかしくない舞台だったと思います。青商会の皆さん!本当にコマッスムニダ!


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追憶2015 38 「ヘグム&オカリナコンサート「トラジそれぞれの思い」~未来へ奏でる~第3楽章」

2015-12-27 13:59:06 | イベント
9月23日、宝塚文化創造館に行って参りました。






連休最後の23日、午後4時から宝塚文化創造館に於いて、ヘグム&オカリナコンサート「トラジそれぞれの思い」~未来へ奏でる~第3楽章が行われました。

演奏中の撮影は禁止なので、トークの時だけシャッターを押しました。ご理解くださいね。

奈良出身のヘグム奏者李美香さんは、2011年のはじめ奈良で行われた「朝鮮高校無償化除外反対チャリティコンサート」や東日本大震災復興支援チャリティコンサートなどで何回も共演した方です。今回も美香さんの案内を受け会場に行って参りました。

3年前のヘグム&オカリナコンサートにもお邪魔しましたが、お二人ともオンマですが、ドンドン積極的に活動されています。演奏にも一段と深みが増してきました。今回はオカリナの徐香淑さんだけでは無くピアニストの柳原由佳さん、パーカッション奏者の安永早絵子さんともご一緒に、今までとは又違った味のあるコンサートを作り上げてくれました。

1部のオープニングはトラジでした。

1.枯葉

2.ニューシネマパラダイスメドレー

3.鮫

4.カゴメカゴメ

ジャズに挑戦したり、わらべ歌をジャズ風に演奏したり、とても遊び心の或る演奏でした。

2部です。チョゴリ姿が美しい!トラジの花をイメージされたチマチョゴリだそうです。お二人とも本当に素敵でした。








5.ヘグムとピアノのための「ヘグム散調」*ソヘグムを奏でる方は多々いらっしゃいますがヘグムを演奏される方はそんなにいらっしゃいません。貴重な存在です。12月3日に日本初のヘグム演奏会をザ・フェニックスホールで行われるそうです。


*特別に準備された「思い出コーナー」が胸を熱くしてくれました。

演奏の合間のトークでも仰っていましたが、お二人ともウリハッキョで大学に至るまで民族教育を体系的に受けられ、大学卒業後は朝鮮学校で音楽教員として活躍されました。

その時の楽しかった思い出を話されながら、徐香淑さんはオカリナで初級部4年生の音楽の教科書に掲載されている「入道雲に乗って」を、美香さんも同じく4年生の音楽の教科書に掲載されている「王さまカボチャ」をとても楽しく演奏してくれました。

お二人ともウリハッキョの音楽の教科書には良い歌がとってもたくさん掲載されていると嬉しそうに仰りながらとてもユーモアがあって軽やかな演奏を披露して下さいました。何回も胸が熱くなりました。

6.桜 (柳原さんの作曲です。)

7.夢 (徐さんの作曲です。)

  演奏に先立ちお話されました。自分の今の夢は2020年に「1000名のオカリナコンサート」を開催することだと。

  すでに100人コンサートを実現したので次は300人コンサートを、その次は500人コンサート、そして5年後には「1000人コンサート」を必ず実現したいと!

3年前のコンサートでも同じお話をされましたが夢を着実に一歩一歩実現されています。

夢のお話をされているとき、徐さんの目はキラキラと輝いていました。

私もそのお話を聴きながら「自分の夢」を思い起こしていました。

私が幼かった頃の夢は故郷済州島に帰り「西帰浦放送局」のアナウンサーになる事でした。今年の夏そのことを詩に書きました、



  西帰浦(ソギポ)放送局

             
幼いころ学校から帰ると
かならずオンマの前で教科書を開き
はきはきと本を読む私を見て

大きくなったら故郷に帰って
ソギポ放送局のアナウンサーになるんだよと
笑いながら云ってた私のお母さん

故郷がなんなのか知らなかったけれど
ソギポ放送局は 一生涯
私の心の深-いところに住み着いていた

歳月は限りなく流れ また 流れ
頭には白い霜の花が咲き乱れ
いつしか杖を探し求める身だけれど

今日もその希望を捨てられないのは
諦めを知らない夢のような願いが
私の人生の柱であったからに違いない

たわごとはおやめと笑わないで下さい
毎朝ハングルを読むたびに
青いナムヘ(南海)の海が胸に染みわたり
ソギポ放送局が 早くおいでと呼ぶんです

捨てることは出来ない 生涯の夢を
必ずや生きて この手にマイクを持ち
気丈に暮らしてきた同胞たちの真の姿を
伝え続けることでしょう 統一慶祝放送局で

     2015年6月15日

話しが横にそれてしまいましたね。

香淑さんの「夢」に対するお話とオカリナ演奏は私を完全に夢の世界に連れて行ってくれました。


8.「コッツガッシ―操り人形」


9.縁(柳原さんの作曲)



パッカーションの安永さんの演奏がすばらしい!時には引き立て役、時には主人公と見事に弾き分けておられました。あるときは力強く、ある時は哀愁さえ帯びて自由自在にいろんな打楽器を見事に弾きこなしておられましら。ピアノの柳原さんも安永さんもさすがプロです。聞かせどころをちゃんと押さえてコンサート全体を引き締めて下さいました。













アンコールは「トラジ」でした。最初のトラジは少し硬かったのですがさすがアンコールの時はリラックスして素敵な演奏になりました。いつまでも聴いていたかったです。











2時間のコンサートを終え外に出てみると半月が出ていました。今年の中秋の名月は27日です。満月を期待したいですね。





阪急線梅田から地下鉄に乗り換えようと阪急百貨店の傍を歩いていたらなんと今日演奏に出てきた「王さまカボチャ」がショーウインドーに!思わずシャッターを押しました。





楽しくいろんなことを思い出させてくれた演奏会の夜は更けて行きました。


さぁ、充電は一杯したよ。明日からお仕事頑張ります。





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追憶2015 37 展示会「おしえるひと=おそわるひと」を観てきました。

2015-12-27 13:53:33 | イベント
9月22日、展示会「おしえるひと=おそわるひと」をみてきました。


京都市東山にある「ART FORUM JARFO」に於いて学美展の学生指導をされている先生方の展示会が9月20日から26日まで行われています。

私は22日の今日、行って参りました。写真と現物では伝わるものは全く違うと思います。でも展示会が行われていることすら知らされていない多くの方々のために、あえて写真を掲載(許可を受けています。)いたします。是非会場に出向かれ、目と心でご覧ください。









































































皆様、百聞は一見にしかずです。是非お出かけください。

美術であれ、音楽であれ、文学であれ「おしえるひと=おそわるひと」だと思います。

私は教える人だから、私は教わる人だから、と分けるのではなく、すべての芸術に携わる人は「おしえるひと=おそわるひと」の心を忘れることなくたゆまぬ努力を生涯続けるべきだと、常々思っておりました。本当に「おしえるひと=おそわるひと」このタイトルが気に入りました。

京阪三条駅から歩いても10分ほどです。歩くのがつらい方は京阪三条から東西線に乗り東山駅2番出口から1分です。ほとんど隣です。是非是非お出かけください。学美展を運営してきた美術の先生方の中から33人の方々の作品が展示されています。
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