ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

追憶2015③ ウリハッキョのマラソン大会1月23日

2015-12-19 17:31:30 | 日記
 1月23日、大阪城公園においてウリハッキョのマラソン大会が行われました。出かけなければならないので、とりあえず写真だけアップしますね。






















































































  夜になりました。上弦の月? 支部の新年会に向かう道すがらあまりにきれいので写真に収めました。





  新年会には100人以上集まり大盛況でした。





  最後の抽選会でビール券当たりました。ラッキー


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追憶2015② 孫がこんな作文を書いてくれました。「広報部長ハルモニ」

2015-12-19 17:22:06 | 詩・コラム
孫がこんな作文を書いてくれていました。ウルウルです。(日本語で訳して下さった朝鮮新報電子版より転載させていただきました。)






  〈第37回コッソンイ〉中級部1年・作文部門   

          「広報部長」ハルモ二

東大阪中級学校 1年  潤伊

 日本の人たちは、私のハルモニを「広報部長」と呼ぶそうです。それは、今も続いている「火曜行動」に毎週欠かさず参加し、フェイスブックとブログを通じてその様子を広く知らせているからです。

今、大阪は橋下市長の差別政策によって補助金が支給されない厳しい状況にあります。しかし、同胞、アボジ、オモニ、先生、日本の先生たちがなんとしても「高校無償化」と補助金を獲得しようと、「火曜行動」を繰り広げています。

私は、なぜ朝鮮学校だけ差別されるのかがわかりません。早く権利を獲得できればいいなと思います。

1年間、寒い日も暑い日もたたかい続けることは大変なことです。そのためハルモニは、みんなのたたかう熱意が冷めないよう歌を作り、一緒に頑張ろうと励ますそうです。それゆえ、日本の人たちはハルモニを「広報部長」ハルモニと呼ぶのです。


  私が初級部6年のとき、ハルモニが学校に来て少年団員たちに「火曜行動」に関する話を聞かせてくれました。

「…幼い頃は貧しかったけど、故郷の家のようなウリハッキョがあったから祖国が歩んできた歴史を学ぶことができ、人としてどう生きていくべきなのかを知ることができた。だから、命のように大切な朝鮮学校を守るため『火曜行動』に出ているの…」

  そう話した後、ハルモニが歌詞を書き、ハラボジが作曲をした火曜行動のうた「坂道を上ると」を教えてくれました。大阪府庁までいくには長い坂道を自転車で上らなければならないのですが、この歌には、どんなにつらくても子どもたちのために向かうんだという思いが込められています。私は心の中で、一日でも早く「高校無償化」が実現され、補助金がまた支給されるようになればどれだけいいかと思いましたし、私のハルモニも引き続き活躍してくれたらと思いました。

  私たちは翌週の火曜日、「정성이면 돌우에도 꽃이 핀다(雨垂れ石を穿つの意)」という横断幕を作って「火曜行動」に参加し、ハルモニが教えてくれた歌を思いっきり歌いました。

  ハルモニがビラを配りながら、参加者たちを一生懸命写真に収める姿を見ました。そして、多くの同胞や日本の人たちが、どんなに無視されてもめげずにビラを配る姿を見て胸がじんと熱くなりました。そして、私もウリハッキョを守るため、もっと一生懸命勉強し、少年団生活を頑張らなければいけないと思いました。

 「広報部長」ハルモニ!

  私はこのあだ名が正しいと思います。ハルモニが歩んできた人生そのものだと思うのです。

私のハルモニは青森県で生まれました。あちこちへ引っ越しを繰り返した後、京都で住んでいたころはくず物を集めるため曾おじいさんが引くリアカーの上でウリマルを習ったそうです。なので、朝鮮の本を読むのも楽しく、兄さんと一緒に夜間学校で朝鮮の歌を教えることにもやりがいを感じ、誰よりもウリマルを愛し、異国の地でウリマルを輝かせたいという思いが湧きあがったそうです。現在は、初級学校で低学年の児童たちの学童の先生をしています。宿題を見て、本を読み聞かせており、学父母たちもとても喜んでくれているそうです。

  定年退職するまでは、ウリハッキョの国語の先生でした。当時は日本各地のウリハッキョではじめて放送口演部を作り「가고가고 기여가고(朝鮮語の早口ことば)」先生と呼ばれるほど、子どもたちの話術の訓練に力を入れたそうです。

  私は、ハルモニが先生をしていたその学校に入学し、学んでいることがとてもうれしいです。

  ある日の音楽の時間に、ウリハッキョの校歌を習ったとき、作者の名前をみてとても驚きました。私のハルモニの名前だったからです。ハルモニは文芸同に属しながら、詩もたくさん作り、それが朝鮮新報やいろんな本に紹介されています。詩を書くのもすべて、在日同胞の歴史を歌詞に綴り、それを後輩たちに知らせるために作るのだそうです。なので、火曜行動に参加し、フェイスブックやブログを通じて宣伝し続けるのも、早く私たちの権利を獲得するため、同胞、日本の人たちがどれだけ熱心にたたかってきたのかを広く伝えるためなんだということが分かりました。

  こんなハルモニだけど、家にいるときは普段どこでも見るような天然ハルモニです。ときには私が一度話したことを何度も聞き返すこともあり、些細なことに口うるさいときはめんどくさいと思うこともしばしばです。

  すごいハルモニだけど、よくわからない行動をするときもあります。一緒に道を歩いていると突然立ち止まり、カメラで花の写真を撮るのですが、多いときは一日に100枚ほど撮るときもあります。予定通り進まず、イライラするときもあります。しかしあるときは、「ニトリ」というお店の名前を「トトリ(どんぐりの朝鮮語)」と呼び間違えることもあって、その一言で家中が笑いの渦に巻き込まれます。くしゃみをするときは「ハッピ!」と言うので、笑わずにはいられません。でも、オモニが忙しいときにハルモニの家に行くといつも、ごちそういっぱい用意してくれ、洗濯もしてくれるので、本当に感謝しています。

  ハルモニは、私たちの成長記録を写真と、詩を書いて残してくれるので、やっぱり家の中でも「広報部長」なのだと思います。

  わたしもハルモニになったら、私のハルモニのように面白いハルモニ、孫の自慢になるハルモニになりたいです。そして、孫たちに「ハンメはすごいな!」と言われるよう、いろんなことにチャレンジして活躍できるよう努力していきます。


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追憶2015① 1月7日PUM民族舞踊学院 第6期卒業記念公演

2015-12-19 17:16:08 | イベント
 2015年1月7日、東成区民センター大ホールにて「Pum民族舞踊学院 第6期卒業記念公演」が行われました。





1.オープニング「学院舞踊基本動作」






































   2.独舞「花靴」















  3.独舞「ムルトンイの舞」













  4.舞踊「歓喜」










  5.民俗舞踊「トンドルライ」









  6.卒業作品「機織る乙女」












   7.卒業作品「祖国への想い」














   8.卒業作品「若き舞姫」














第2部

    1.舞踊「扇の舞」
























    2.卒業作品「鈴の舞」














    3.民俗舞踊「帽子遊び」
















   4.卒業作品「貝の舞」










  5、舞踊「モランボンの春」




































   6.卒業作品「長太鼓の舞」















  フィナーレ




































  2時間に及ぶ公演は感動の中、終わりを告げました。

  PUMの卒業公演は6回中5回見せていただきましたが、年々水準が高くなっているように思います。


  やわらかさと歯切れの良さ、静と動、可愛らしさと繊細さと、大胆さ、手先、指先までいき届いた神経!呼吸の深さ・・・


  写真を撮るのを忘れるぐらい魅了された作品もあります。


  今回特に高3の卒業生の作品の完成度が高かったように思います。3人が3人素晴らしい舞踊手に育ちましたね。


  宋英愛先生、李南京先生、本当にご苦労様でした。素晴らしい公演でしたね。後進がどんどん育っていますね。


  舞踊団の出現には驚きさえ感じました。いつのまに・・・


  結婚しても、子供を産んだ後も舞台に立てる方々は幸せですね。思いがけず教え子たちの姿を見れてウルウルしてしまいました。


  
  これからも初心を忘れず本物を追求し続けて下さいね。いつも静かに応援しています。





  ホールを後にして信号待ちしていたら夜空に満月が微笑んでいました。





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