12月15日、175回目の「火曜日行動」です。
12月15日、175回目の「火曜日行動」が行われました。師走だからか参加者は余り多くありませんでしたが、今日は日本の若い青年が枚方から自転車で来てくれて大いに盛り上げてくれました。
今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の横道さんです。よろしくお願いいたします。
ー長崎さんのアピールからー
「大阪府・大阪市が朝鮮学校への「補助金」を打ち切って4年になります。
私たちは、大人が子ども達の権利や夢を奪っていけない、子ども達の笑顔を取り戻したい、その一心で毎週火曜日、府庁前で訴えています。
朝鮮学校の公開授業に参加した日本の高校生たちは、
『「いじめを無くそう」とキャンペーンしながら、国や大阪府が「朝鮮学校いじめ」をしているのはおかしい』
『ヘイトスピーチをしている人も、国や行政が差別しているのだから「差別発言当たり前」と思うのではないか』
と感想を寄せてくれました。
そして、真実を知らないことが、無関心であることが人を傷つけていることに気づいてくれました。
12月9日、14回目の「高校無償化裁判」がひらかれ、大法廷をいっぱいにしました。
被告の国側は、差別が本当に正しいと思うなら、堂々と法廷に出てきて述べるべきです。
しかし書面での回答に終始している。それも全ては「産経新聞」の記事を鵜呑みした内容である。法廷で丹羽弁護士は『記事の裏づけはあるのか』と厳しく追及しましたが、被告側は直接答弁を避け、あくまで書面でのやり取りに固執しました。
人間として誇りをもって、これからの裁判もたたかっていきましょう。」(レポート横道)
美男子3人衆健在です。
ここでニョニョさんが紹介されました。
『今日で175回目の火曜行動。いつまで続くのか。辛い時、悲しい時、だるい時もありました。でも、それ以上に嬉しいことも、こころ温まることもたくさんありました』
と前置きして、自作の『100回目の交換日記』という詩を朗読してくださいました。紹介いたしますね。
「100回目の交換日記」
ニョニョ
毎週「火曜行動」の日には
必ず交換した日記
もう100回目を迎えましたね
辞書を引きながら
一生懸命ハングルと格闘している
あなたの姿が目に浮かびます
真っ赤に添削された日記に
苦笑いされたこともあったでしょう
70も近いのに外国語をならうなんて
無謀だったかと自問自答もされたでしょう
でも ハングルを学べば学ぶほど
あなた方が近くなると言ってた あなた
日本に暮らすコリアの方々の苦しみを
あまりにも知らな過ぎたとうつむいた あなた
でもあなたは知っているでしょうか?
交換日記をラブレターのように待ち
鏡のように自分の心を映していた私を
心と心が弾む
宝物のような100回目の交換日記の中に
爽やかな明るい明日が見えるようです
草稿6月 最終推敲12月
先日「火曜行動」に参加してくれたソウルの「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」の方々が持ってきてくれた横断幕です。
もうお馴染みの皆さんですね。いつも元気に明るい笑顔で道行く人々に訴え続けています。
今日の「火曜バンド」は3人の様ですね。
美人3姉妹の登場です。膝を痛めて入院していたキャンディおばさんコトークッスンさんが帰ってきました。
南大阪初オモニ会の方もお見えです。
梁オモニムは今日横断幕を持ってくださいました。
ー長崎さんのアピールから(2)ー
「大阪はアジアの国々からたくさんの人が訪れています。
朝鮮語が出来、日本のこともよく知っている朝鮮学校の生徒や卒業生たちは、アジアの人々と繋がっていくことができます。
それが共生の町をつくり、町の活性化につながっていくのです。
大阪府は差別の無い人権の町として、全国にさきがけて在日のこと、障害者のこと、のことに取り組んできたはずです。
しかし今は経済効率優先になってしまった。公の仕事は、経済効率や法律で救済出来ないことをすることです。
大阪府と市は早急に朝鮮学校に対する差別を止め、「補助金」を再開しなくてはなりません。」(レポート横道)
今日、残念だったこと、
①この車は「火曜行動」を行っている1時間、ずっとエンジンをつけっぱなしで、雑音と排気ガスで故意的に妨害しました。
②行動参加者の前を日の丸を振りつづけながら男の人がわざと行動参加者の前を通りました。
③あるお年を召された方が我々の前を通りながら[日本はええ国やなぁ、韓国でこんなんやったらいっぺんに処刑やろ」と捨て台詞を投げつけて通り過ぎました。少し悲しいですね。でも負けません。
初めて見かける青年です。柴田さんと仰るそうです。枚方から自転車で駆け付けてくださいました。
「従軍慰安婦問題」解決のための「水曜行動」には良く参加されているそうですが、火曜行動の事とはつながらなかったので、びっくりしたとおっっていましたが、インターネットで「火曜行動」の事を知り今日初めて駆けつけきたそうです。
「火曜バンド」の森本さんがアピールをされ自作の短歌も披露して下さいました。
「みなさんご苦労様でした。
短歌2首です。
「行動の終わりの歌に今週も来てよかったと喜び満ちる ちゅうき」
「闘いの時代画するこの歌を皆で広めん世の人々に ちゅうき」
その間にバイオリンの宮川さんが「火曜バンド」に合流され力強い演奏を続けてくれました。
ー初めて参加の若い柴田さんのアピールからー
「僕が火曜行動に参加しようと思ったのは、先日京都で「ブラックバイト」や「奨学金」に対するデモに参加したのに、朝鮮学校差別に対し何もしないのは、自分に矛盾を感じたからです。
朝鮮学校差別に対しても、ヘイトクライムに対しても国連から是正勧告が出ています。日本は常任理事国になりたいと言っているが、勧告を無視し続ける日本がなれると思っているのでしょうか。
在日朝鮮人の人々は憲法から排除されてきた歴史があります。
もともと憲法草案の「people(ピープル)」という表記は、ここに住むすべての市民を指します。すべての人が等しく権利を受けることです。
しかし日本政府側はピープルを「国民」と狭い意味に訳し、狭い意味に押し込め、日本国憲法を成立させました。そして基本的人権は「日本国民の権利」として定着。排外主義の土壌となってきました。
訴えたいことはたくさんありますが、これからも何が問題なにかを考え、共にたたかっていきたいと思います。」[レポート横道)
アギさんのちの天使君がやってきてくれていいました。もう6か月だそうです。赤ちゃんが大きくなるのは早いものですね。
最後に長崎さんが歌を歌うこと宣言されみんなで「火曜行動の歌②-この坂を上れば」を歌い、いつものように駐輪場に集まりました。
クッスンさんがまだ長くは歩けないので地下鉄で帰り、今日も一人で大阪城公園内を散歩しながら帰路につきました。
長崎さんご夫婦が「お疲れ様でした。」とニコニコされながらそばを通って行かれました。
季節はすっかり冬ですが、雨の前兆か、とても蒸し暑い日でした。
来週22日は今年最後の「火曜行動」です。時間の取れる方は是非府庁前でお会いしましょう。
12月15日、175回目の「火曜日行動」が行われました。師走だからか参加者は余り多くありませんでしたが、今日は日本の若い青年が枚方から自転車で来てくれて大いに盛り上げてくれました。
今日のレポーターは「春母(ハルモニ)会」の横道さんです。よろしくお願いいたします。
ー長崎さんのアピールからー
「大阪府・大阪市が朝鮮学校への「補助金」を打ち切って4年になります。
私たちは、大人が子ども達の権利や夢を奪っていけない、子ども達の笑顔を取り戻したい、その一心で毎週火曜日、府庁前で訴えています。
朝鮮学校の公開授業に参加した日本の高校生たちは、
『「いじめを無くそう」とキャンペーンしながら、国や大阪府が「朝鮮学校いじめ」をしているのはおかしい』
『ヘイトスピーチをしている人も、国や行政が差別しているのだから「差別発言当たり前」と思うのではないか』
と感想を寄せてくれました。
そして、真実を知らないことが、無関心であることが人を傷つけていることに気づいてくれました。
12月9日、14回目の「高校無償化裁判」がひらかれ、大法廷をいっぱいにしました。
被告の国側は、差別が本当に正しいと思うなら、堂々と法廷に出てきて述べるべきです。
しかし書面での回答に終始している。それも全ては「産経新聞」の記事を鵜呑みした内容である。法廷で丹羽弁護士は『記事の裏づけはあるのか』と厳しく追及しましたが、被告側は直接答弁を避け、あくまで書面でのやり取りに固執しました。
人間として誇りをもって、これからの裁判もたたかっていきましょう。」(レポート横道)
美男子3人衆健在です。
ここでニョニョさんが紹介されました。
『今日で175回目の火曜行動。いつまで続くのか。辛い時、悲しい時、だるい時もありました。でも、それ以上に嬉しいことも、こころ温まることもたくさんありました』
と前置きして、自作の『100回目の交換日記』という詩を朗読してくださいました。紹介いたしますね。
「100回目の交換日記」
ニョニョ
毎週「火曜行動」の日には
必ず交換した日記
もう100回目を迎えましたね
辞書を引きながら
一生懸命ハングルと格闘している
あなたの姿が目に浮かびます
真っ赤に添削された日記に
苦笑いされたこともあったでしょう
70も近いのに外国語をならうなんて
無謀だったかと自問自答もされたでしょう
でも ハングルを学べば学ぶほど
あなた方が近くなると言ってた あなた
日本に暮らすコリアの方々の苦しみを
あまりにも知らな過ぎたとうつむいた あなた
でもあなたは知っているでしょうか?
交換日記をラブレターのように待ち
鏡のように自分の心を映していた私を
心と心が弾む
宝物のような100回目の交換日記の中に
爽やかな明るい明日が見えるようです
草稿6月 最終推敲12月
先日「火曜行動」に参加してくれたソウルの「ウリハッキョと子どもたちを守る市民の会」の方々が持ってきてくれた横断幕です。
もうお馴染みの皆さんですね。いつも元気に明るい笑顔で道行く人々に訴え続けています。
今日の「火曜バンド」は3人の様ですね。
美人3姉妹の登場です。膝を痛めて入院していたキャンディおばさんコトークッスンさんが帰ってきました。
南大阪初オモニ会の方もお見えです。
梁オモニムは今日横断幕を持ってくださいました。
ー長崎さんのアピールから(2)ー
「大阪はアジアの国々からたくさんの人が訪れています。
朝鮮語が出来、日本のこともよく知っている朝鮮学校の生徒や卒業生たちは、アジアの人々と繋がっていくことができます。
それが共生の町をつくり、町の活性化につながっていくのです。
大阪府は差別の無い人権の町として、全国にさきがけて在日のこと、障害者のこと、のことに取り組んできたはずです。
しかし今は経済効率優先になってしまった。公の仕事は、経済効率や法律で救済出来ないことをすることです。
大阪府と市は早急に朝鮮学校に対する差別を止め、「補助金」を再開しなくてはなりません。」(レポート横道)
今日、残念だったこと、
①この車は「火曜行動」を行っている1時間、ずっとエンジンをつけっぱなしで、雑音と排気ガスで故意的に妨害しました。
②行動参加者の前を日の丸を振りつづけながら男の人がわざと行動参加者の前を通りました。
③あるお年を召された方が我々の前を通りながら[日本はええ国やなぁ、韓国でこんなんやったらいっぺんに処刑やろ」と捨て台詞を投げつけて通り過ぎました。少し悲しいですね。でも負けません。
初めて見かける青年です。柴田さんと仰るそうです。枚方から自転車で駆け付けてくださいました。
「従軍慰安婦問題」解決のための「水曜行動」には良く参加されているそうですが、火曜行動の事とはつながらなかったので、びっくりしたとおっっていましたが、インターネットで「火曜行動」の事を知り今日初めて駆けつけきたそうです。
「火曜バンド」の森本さんがアピールをされ自作の短歌も披露して下さいました。
「みなさんご苦労様でした。
短歌2首です。
「行動の終わりの歌に今週も来てよかったと喜び満ちる ちゅうき」
「闘いの時代画するこの歌を皆で広めん世の人々に ちゅうき」
その間にバイオリンの宮川さんが「火曜バンド」に合流され力強い演奏を続けてくれました。
ー初めて参加の若い柴田さんのアピールからー
「僕が火曜行動に参加しようと思ったのは、先日京都で「ブラックバイト」や「奨学金」に対するデモに参加したのに、朝鮮学校差別に対し何もしないのは、自分に矛盾を感じたからです。
朝鮮学校差別に対しても、ヘイトクライムに対しても国連から是正勧告が出ています。日本は常任理事国になりたいと言っているが、勧告を無視し続ける日本がなれると思っているのでしょうか。
在日朝鮮人の人々は憲法から排除されてきた歴史があります。
もともと憲法草案の「people(ピープル)」という表記は、ここに住むすべての市民を指します。すべての人が等しく権利を受けることです。
しかし日本政府側はピープルを「国民」と狭い意味に訳し、狭い意味に押し込め、日本国憲法を成立させました。そして基本的人権は「日本国民の権利」として定着。排外主義の土壌となってきました。
訴えたいことはたくさんありますが、これからも何が問題なにかを考え、共にたたかっていきたいと思います。」[レポート横道)
アギさんのちの天使君がやってきてくれていいました。もう6か月だそうです。赤ちゃんが大きくなるのは早いものですね。
最後に長崎さんが歌を歌うこと宣言されみんなで「火曜行動の歌②-この坂を上れば」を歌い、いつものように駐輪場に集まりました。
クッスンさんがまだ長くは歩けないので地下鉄で帰り、今日も一人で大阪城公園内を散歩しながら帰路につきました。
長崎さんご夫婦が「お疲れ様でした。」とニコニコされながらそばを通って行かれました。
季節はすっかり冬ですが、雨の前兆か、とても蒸し暑い日でした。
来週22日は今年最後の「火曜行動」です。時間の取れる方は是非府庁前でお会いしましょう。