ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

ビタミン大根で朝蕎麦

2012-04-17 08:55:33 | 第1紀 食べる・飲む
ふ~、店が静かだと仕事がはかどるな~。
ちょっと困るけど。

昨夜は残業して、豚内蔵5頭を洗い、ガツも11頭洗う。
ついでに赤物の部品倉庫の整理も。

ガツは元気でネバネバ。
塩をがっと振りかけ、ざるの目に力任せにこすりつけ、こすりつけ、こすりつけ、洗い、こすりつける。
ねばねばの胃液がとれたと思っても、数時間するとまたねばねば。
かようにガツって奴は元気である。
ホルモン洗い初心者は、牛のハチノス・センマイとともに嫌う内臓の一つではないか。
うちのオジサンもワタシが洗うからというと、あぁありがたいと喜ぶ。

大腸・小腸もいつもどおり洗う洗う。
今日の5頭は元気なのと親豚らしいのと見かけの悪いのと少しひ弱なのと、いろいろあった。
ちょっと色の悪いくすんだ田舎娘も、丸で洗い、紐で数回洗い、切ってさらに数回洗うと、まぁ綺麗なピンクの純情娘になる。
洗ったあとの水の色が透明に近くなるまで、あるいは手に腸のぬるぬる感が無くなるまで洗いに洗うのがウチの流儀で、色の悪いのは十数回、手で丁寧に揉みほぐされるわけ。
それでも豚さんによっては、食べ具合のいい奴と、まぁそうでも無い奴と別れるわけで、人様に命を捧げる生き物の供養だから選別するのはウチの流儀じゃないから、たまにいい奴にあったら、あぁシアワセと思って下さい。
洗いと品質保持だけはきっちりやっていますから、いいのもちょいと頼りないのも個性と思って食べていただきたいと思います。


さて、昨日、定期検診の結果を見て少し反省したワタシの朝食は、ヘルシーな(?)蕎麦。

昨日、若き友人から庭でとれたという「ビタミン大根」をいただき、早速、100円ショップでおろし器を買ってみた。



ビタミン大根は青首大根の一種で、春大根、小振りで皮も内部も青みがかっている。
その名の通りビタミン豊富で「辛み大根」の一種。
煮物にはあわず、やはりおろしか漬物がいいそうである。



さすれば早速、ぶっかけ冷し蕎麦となり、ビタミン大根とタマゴを添えて喰う。

うん、うまし。
辛みがさっぱりして、朝のたるんだ体にかつを入れてくれる。


さて、今日も一日、労働にいそしみますか。

じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃ

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