ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

「IBCまつり」一日目

2008-08-24 06:37:55 | 第1紀 をかしら屋
8月23日(土)・24日(日)行われる、「IBCまつり]に出店しています。
「をかしら屋」催事部隊にとっては、「松園まつり」「盛岡さんさ踊り」に続いての大きなイベントです。

先ずは、反省から。

その一。

準備不足?
経験不足?
ワタシの至らなさ?

前日、機材を搬入し、メニューの材料も一週間かけて下処理し、万全の態勢で望んだはずなんですが・・・・。
結果は、ほぼ万全、少し不完全。

「IBCまつり」開場ですのアナウンスがあった9時半。
時間前からお客様がちらほらといらして、まわりのお店はすっかり売り気で満々。

で、我が方はというと、まだまだ準備におおわらわ。
一品も売る準備が整っていないというありさま。
まあ、気は急くが、手足も動いているのだが、思うようには進めない。

こんなところが、初心者のありがちな経験不足なのかな。

「IBCまつり」自体はワタシにとっては十数年やってきたことなのに、自分の店のこととなるとてんで・・・。
今も、昔も、優秀な同僚や後輩がいて何とかやっていたんだなあと実感。
一人になると、何も思うように進まないのがワタシの実力かなと想い、反面、まあそうはいえ独立してからは初土俵だからこんなもんさと自らをかばい、サラリと流そうとする気持ちもある。
その方が、神経には優しくていいのだけれど。

反省その二。

ここのところの催事で思い知っていることなのだけど、やはりテキ屋さんはどういうときでもしのいでいるなと思う。
予期せず売れないときも大きな痛手(作りすぎとか)を被らないし、予想外に売れたときもきちんと仕込みをしているから急場凌ぎができ、売上のチャンスロスが無い。

しかし、初土俵の今回の初日は・・・。
これが、「をかしら屋」のオリジナリティーで、催事の看板メニューに育てようとしている「鉄板焼きホルモン」が、早くも1時過ぎには完売。

午前のテレビやラジオでばっちし取り上げられたせいか、楽しみにして駆けつけてくれたお客様には申し訳ありませんでした。

あと二三人前かなという時に、列はやく三十人ほどの長さ。
ヒヤリひやりでした。

翌日、日曜日の天気が雨模様なので、こちらも充分なほど(と思い込み)用意したつもりでしたが、お客様も同じ考えで土曜日に流れたのか、予想以上に来ていただきました。

続いて、「モツ煮」完売。
「スジ煮」完売。
「ホルモン串」完売。
釣り銭不足と、見た目はいいが、大きなチャンスロスとなりました。

でも、常連の出店者はやはり準備良く、閉店までメニューを供給する。
周りの店が売り切れごめんだから、長蛇の列。
しっかりこの時間に売上を稼いでいます。

感心しきり。

豚さん40頭ほど準備していたのになあなんて、未練たらしく思ったりして。
でも、小さなお店で毎日残業していただき準備できる量としてはここいらへんがいいとこかなと、とりあえずは心の健康のために納得しましょう。

でも、従業員たちは半信半疑だったこのボリュームを何とかこなせたのもチームワークであり、彼女たちの努力の結果。
あとは、これを更に工夫して、作業時間の短縮、メニュー提供時間の短縮、工程の簡素化なんて考えるのはワタシの役目であり、楽しみの一つでしょう。

といっても、ワタシなんかより従業員の彼女たちの方が回数を重ねるごとに新しい工夫をしてくるので、まあ、安心なわけではあります。

よいしょばかりもいっていられないので、少し苦言を言うと、やはりお祭りらしい活気がもう少し欲しいなと、内弁慶の彼女たちに要求してみたくもなる。
まあ、声を張り上げて騒ぐのはワタシ一人でいいのかもしれないし、変にテキ屋さん風に染まってもいけないので、ここらへんがいいとこかも。

そうそう、今回のお仲間のお肉屋さんのバイトの娘や、前回の「盛岡さんさ踊り」の時の主催者の売り子さんなんかのように、女の娘のなかにはよく声が通るこがいて、とてもこういう場所にはふさわしく、時に聞きほれてしまうことがある。
声がでかいだけのワタシにゃあできない技である。
こういう娘も何人か催事部隊に登録しておきたいのだが、こればかりはね・・・。出会いのもんだから(変な意味じゃなく)。

「IBCまつり」といえば客層もいいのだが、熱心なリスナーさんで常連のラジオネームを持つ投稿者さんたちも必ず見かける。
なんていうか、共通の雰囲気があり、ちょっと古風の中世的雰囲気を漂わせロングスカートなどはいているのが生番組の観客席に陣取っていたりするのを見かけるわけです。

ああ、あれが「なんとかさん」、あの人が「夕やけこやけさん」で、この人が「北上の帰るのを忘れた白鳥さん」とか、そんな話を小耳のはさんだりしますね。

そして、ちょっぴりかわったお祭りの常連さんたちもいます。
こちらは男性が多いんだけど、不思議にどんなお祭りにも必ず来ているような方々が何人かいます。
これはこれで、うらやましくもありますが。

「IBCまつり」なのに、続けて他局の知り合いに声をかけられたりするのもおもしろい。
そして、退職して今はホルモン屋の親爺であるワタシを見つけて話しかけてくださる昔の知り合いと多く会えるのも、またお祭りの楽しみなのであります。

アナウンサーの方々もたくさん当店のブースまで来ていただき、ありがたいなあと思います。

さて、明日は雨模様の予報。
どうなることやら。
こればかりは初心者で初土俵のワタシにはわかりませんが、また何やら失敗を重ねることになるんだろうなあ。
これも肥やしよなどと言っているうちはいいけど、いつ花が咲くのかなあと、ワタシ自信も不安になったりして。

では、またのココロだ。

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