ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

上田交差点に小宇宙を見た、腹一杯

2010-04-26 12:37:46 | 第1紀 食べる・飲む
いや~、気になっていた。

「盛岡はらぺこ日記」を見て、いかなきゃと思いながら駐車場を探すのに面倒だった。

まさかすぐ横の生協さんにとめるわけにはいかない。


日曜日、「食べるために来た」と宣言する我が「エンゲル係数限界値一家」の相方と娘。

それじゃとトンカツ目指して行ったのだが、二軒隣のこっちに入ってしまいやがった。

なんか、来い来いというオ~ラが立ち込めていた。



「台湾料理 広客栄」。

酒屋の跡は居酒屋になり、そうそうにこの店に引き継がれた。

思ったより店内は広い。

しかしまるで迷路のような、いや行った事はないがテレビで見る中国の小路のような独特の雰囲気を醸しだしている。

そしてほぼ満卓のテーブル。

高級店ではない。

流行りの洒落た店でもない。

たぶん台湾ではそこらへんに転がっているような庶民的な店だ。

日本の店にはない明る系の色が押し寄せる感じ。


メニューを見た。

昨年(だろう)の9月から引き続き一周年記念価格なそうだ。

これが驚愕。

300円均一と500円均一に、日本人の知る主な中華料理が並ぶ。

生ビールも300円だが、今夜は自宅へ運転して帰らなければいけない。


ランチセットは680円だった。

それぞれ、台湾ラーメンとのセットを頼み、300円メニューもいくつか。


驚いた。

娘は炒飯セット。

ワタシはチンジャオロース飯セット。

相方は麻婆豆腐丼セット。


ランチのセットというのはだいたい半丼か1/3程の量の小丼が、ほぼ一般的であろう。

広客栄のそれは、フル丼だった。

それもこの店では並なのだろう、普通に大盛りであった。


ウエイトレスのたどたどしい日本語の留学生の姉ちゃんが、水餃子と春巻を持ってきた。

全てがなかなかに庶民的で、なかなかにおいしく、相当に腹にたまった。


岩手大学が近いせいか学生、それも女子学生が多い。

しばらくして定年過ぎただろう、おじちゃんとおばちゃんが来た。

止めとけと言いたかった。

無謀にもそれぞれのランチセットの他に単品を数品注文したのだ。

テーブルに運ばれたときは驚いた顔をしていたが、先に出たのでさてどうなったか。


ひっきりなしに客は来る。

そうさな、この価格とこの味とこのボリューム。

テレビで見る、さして国民所得が高そうでない中国や台湾の人が自宅で朝飯を撮らないで、こういう屋台風な店でとるのがなんとなくわかるような気がする。


この台湾裏小路的宇宙にいて、食文化の違いを考えたりしたのだ。


「盛岡はらぺこ日記」さんの記事はここ。

付け加えて言うと、あの口が肥えているのか、口うるさいのかわからぬ相方と娘が、ここはうまかったとほめていましたよ。

まあ、朝飯抜かして行ってみてください。

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