ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

汁無し

2007-05-19 10:10:09 | 第1紀 食べる・飲む
今、喰いたいもの。

「汁無し坦々麺」。

以前、はまってしまった。
茶畑交差点から106号線に入り、コンビニを左折したところにあった店。
今は違う看板が出ている、ゴルフ練習所跡。

某放送局の担当営業に連れられていった店。
初めての「汁無し」に見事にはまった。
山椒の鋭い辛み。挽き肉からあふれる肉汁。うま辛い麺のはさまに、さっぱりと口をすすぐねぎ。なにより大好きなゴマの香りと口当たり。
白い麺に肉と唐がらしの赤。コントラストも素晴らしい。
いつも昼時は満席になる店だが、月に2~3回は田舎から出て通いつめた。
丸見えの厨房もフロアも従業員(経営者も?)は女性だけで、嬌声やら怒声やらの女性集団らしい賑やかな店だった。

問題点は二つ。
一つは、当然のように「大盛り」を頼むのだが、丼が席について2分も立たぬうちに空になる。
坦々麺はもともと好きだし、この店の汁のある方の坦々麺もすこぶるおいしい。
しかし、その汁を凝縮したような挽肉辛み和えが、この「汁無し」のいい点であり、そして汁が無いことが大食漢の私には満足する量を補えないという不満を抱かせることになる。
なにしろ、「量も味」のうちなのだから。

そして問題点の二つ目。
かくなる経緯で(なにがかくなるかはわからないが)、この私の心の、胃袋の銘店はまもなく閉店したのであった。
経営されていた方が、私も大好きな菜園の知る人ぞ知るの銘店「珍萬」に関係があるとの事を聴いいていたんですが、かの店が閉まってからしばらくして「汁無し」が表メニューに加わり喜んでいたんです。
でも、「珍萬」は店内4テーブル(外に少し)で昼は常連さんで混み合い、時間をずらさないとなかなか入れないし、やはりかの店の「汁無し」よりすごく上品で、B級派の私にはつらい(ゴマもいいものを使っているようでした、香り高くてなめらかで。かの店が佳選ならこの店は上選みたいな)。

となれば、やはり自分の、いや自分の店で出すしかない。と思いつつ今日に至るわけです。(材料は揃えたんだけど)

だれか、「汁無し」を食わすいい店があったら教えてください。
できれば「汁無し」に関わらず、好きな食べ物はどこか気兼ねない店のほどほどに込んでいる時間に、一つあけて座れるぐらいのカウンターで誰にも邪魔されず、ふぐふぐと頷きながら汗かいて喰うのが一番なのです。
そして、今、そんな店があったとしても、「をかしら屋」のランチタイム14時閉店後にしかいけないんですね。たいてい、同じようにこんな店は駆けつけても夜の部までのアイドルタイムで、求めているものにありつけない事が多いんです。
・・残念。

PS:坦々麺は人を引きつける魔力があるのか、信仰的なHPがあちこちにあります。見てて、本当にたのしいんですよ。唾液がこみあげますけどね。

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