市役所方面。
こういう晴れた日は、洗濯物を干す屋上を持った人がうらやましい。
我なら、ビーチシートを持ち出し、陽光を浴びて読書とうたた寝にふけるのだが。
こっちは西方向。
街中に銀行さんが大駐車場をかまえて占領するのはいかがなものかと思われるのだが、その繁華街の歩道に人影が無いのも事実な訳だ。
そして未来映画のシーンのように人影がなくても、ここ展望レストラン「マルカンデパート大食堂」はレジ前に常に十数人の行列、300人は入るかというテーブルは満卓なのであるから、花巻の七不思議。
近隣の「ざい」に住むお上りさんの大家族、小さい子を抱えた若い夫婦、花巻弁が美しい昔お嬢さんがたの団体、サンダルを履いて今日も来たよとばかりの近所のおっさん、そしてあの長いソフトクリームをまわりを参考にして箸で挑戦しようとする旅行者の方。
いつもは厨房前の「特等席」で、彼らの慌ただしさをうらやましげに観察するワタシだが、今日はちょうど窓側が空いたので、相方と娘と座る。
申し訳ないが、ワタシは大ジョッキだ。
皆がうらやましげにジョッキを見るのを、うししと満面笑みを浮かべるアル中男性。
ここは花巻、知り合いも親戚も元近所の方々も潜んでいるのはわかりながら、FULL休日の昼はこれに限る。
誰に何を言われようが、ボクの体液の何パーセントかは麦汁でできているのだ。
相方と娘は、テーブル備え付けのほうじ茶で、これもマルカン名物の一つ。
しかし、こんだけのテーブルのほうじ茶を沸かすのにどうしているのかと、また厨房を覗きたくなる。
そして、ことあろうかテーブルにあの「十巻ソフト」がやってきた。
おい、相方よ、一緒に頼むなんて順番知らずというか、花巻素人というか、周りの人たちの目が冷やかだぜ。
まあ、オイラは速攻で箸で十巻ソフトをやっつけたが、相方と娘は、そりゃ大変。
次から次へと白い塔が崩れるのを、箸を防波堤にして救う、いや掬う。
そして早くも、ワタシの「ナポリカツ」登場。
カツをビールのつまみに、パスタは主食で、菜っ葉もたくさん。
先程、スタッドレスタイヤを買い、父親の財布をすっからかんにした娘は(いやちょっと貸しただけネ)、いつになくしおらしく450円の炒飯。
味を確認してコショーを思いっきり振りかけるあたりが、DNAの祟りというか、末恐ろしい。
まだまだ十巻ソフトが残り6巻くらいある相方に、ご注文の「オムハヤシ」登場。
ソフト、オムライス、ソフト、ハヤシ、ソフト、それでもオレ様のカツを狙って一撃、ソフト、隣の娘の炒飯をすくう、ソフト、ほうじ茶、ソフト・・・・
忙しい女だ。
まあ、腹一杯。
あとは一休みして、風呂入って、夕飯・・
そして、「エンゲル係数限界値一家」の夕食。
さすがに今日はおとなしい。
一句 「ナポリカツ」の余韻も残る、五十も半ば
奴とたっぷりの大根おろし。
菜っ葉とトマトのサラダ、たっぷりマヨ。
お、お、おでんの季節だよ。
鶏つみれを入れて。
嫌に斜めの目線を感じながら、それでもこれがもう最後かなと買い求めた愛しいサンマ。
サンマ、サンマ、サンマ・・・
(意味は無い、他意も無い・・)
ビール4缶、ワイン昨日の残りの一本。
少し寂しげであるが、充分に腹が膨れた晩飯。
あとはニトリで今日買い求めた「低反発マクラ」で寝るだけさ。
朝、ポチの目覚ましで6時起床。
そのまま書斎で二度寝。
6時半に一度目を覚まし、次に起きたのが8時。
ありゃっ、相方はもう出勤で出かけた後。
賞味期限の過ぎた「愛の生活」だが、やはり勤めに出る相方を見送らねばいけなかったのだ。
どうせ悪口の言い合いになるが、人には礼儀というものがある。
まあ、しゃあない。
娘を見送り、十数分の三度寝。
だって、テーブルにはいつもの素麺がなく、冷食のドリアの残りと、昨日のおでんのもち巾着が固くなって一個あるだけ。
そうだ、今日は朝麺はないよと言われたっけ。
こうなりゃ、高速に入る前に「浅月」。
温玉にちくわ天。
ウレシイ。
さあ、一週間の始まり、始まり。
1週間のはじまり はじまり (笑) 社長のブログ大好きです!
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