ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

すじ焼き、ラジコ、やまや

2011-05-27 08:38:31 | 第1紀 食べる・飲む
なかなか震災後、便利になったものがある。
あなたの職場でも真面目そうにパソコンに向いながら、こっそりイヤホンをして、時々下を向きながらふふふっとか、うんうんとか、涙ぐんだりしている人はいないだろうか。

そう、パソコンで民放ラジオが聞けるという「rajiko」の復興支援プロジェクトとして、確かこれまでは関東地区が中心だったが被災地の東北の民放も聴けるようになったのである。
まあ、ワタシはこれでもなんとか経営者の端くれなので堂々とパソコンにイヤホンを指して大塚さんなんかのお話にゲラゲラと笑っているのだが、さて同様の方もきっと多いと思う。
なんせ全国で聴けるはずだから(確かめてはいない)どうぞたまには我がIBC岩手放送のちょっとのほほんなアナウンサー諸君のお話でも聴いてみたらいい。

そんな昨日の午後は、あちこちとまわって昼にありつけず、午後5時少し前に下の橋の「やまや」へ。
蕎麦だ、
当然のように三色(挽きぐるみ、ダッタン、更級)のもりと、うん、ここはゲソ天か、それにトロロ、卵付きでっっってな豪華版。
最後に蕎麦湯を残らず一滴まであずかる。

ただ、なにがおもしろくないかって、隣の親父がビールを呑んでいる。
そりゃ、ワタシも車で来てなきゃ、酒に板わさ、げそ天、鴨南のヌキなんかで一献傾けたいわいとうらやむ。

そして今朝は、昨日から事務所で煮込んでいた試作品の牛スジ玉コンから牛スジだけを取り出し、今月号の「danchu」で気になっていた「スジネギ焼き」に挑戦。
ただし、事務所の冷蔵庫にはネギが無く、ただの「スジ焼き」。

これがおいしかった。
教科書は薄力粉と強力粉が1:1だが、事務所には小麦粉しかなく、あとはいつものように卵を入れてふんわり。

牛スジを適当に重ね、ひっくり返して少し強火に戻しジュワッと焼いて出来上がり。



ネギとオカカの替わりにマヨ大量投入。

うん、うまい。
牛スジ煮って奴は、にゅるっとした柔らかさがまたうまいんだが、これを鉄板でジュワッと焼くと、以外にしっかりした食感になり、脂も落ちてこよなくうまい。

新しい発見で、これは想像だけでは描けない味覚の世界である。

もう少し凝ってみようかと思った次第。

今週の節制週間も、昨日は先輩が来て一献、お帰りになったと思いきやすぐに後輩がやってきて遅くまで一献、代行車を待つ長い間に我慢しきれず一献。

そしてスジ焼き。

まあ、こんなもんさなと今週はあきらめ、来週に過大なる希望を捧げるのだ。


じゃ、ね。