ただいま帰りました

世の中にはいろんな人がいるもんで、仕事の憂さを晴らしに何かを思いっきり蹴飛ばしたら、暗い色の段ボールにみえたそれは実は頑丈な鉄製の物体で、なんと足の指を骨折したというのが若き友人だ。
まあ、それもありなん。

そんな気分の「ただいま帰りました」。
少し気だるい疲れを背負ってきた感じ。

東北一部リーググルージャ盛岡、ホームグランド初戦。
前半はそれでも何回かの「間違いのない」シュートが外れたのを、ため息より余裕の笑いで誤魔化した。

ウチの出店は雨という予報にだまされ、製造量を落としていたため、ハーフタイムで早々に売り切れ。
これもめでたしめでたしというより、準備が足りなかったかという少し反省めいたのが首の後ろの方ににゅるっと出てくるのは、がめつい性格の現れとしておこう。

後半、少し遅れて観客席に戻った瞬間、ＰＫで相手に一点献上。
まあ、まだまだ、まだまだともはやロスタイム。
ホームゲームの魔術でなんとかパワーゲームに持込み終了数十秒前で同点。

救急車で運ばれた選手の怪我が気になるし、なにより確かにぬかるんだグランドだったが、後半のスタミナ切れ選手の続出には、さてどうしたものか。

我が東山には、しかしフェアプレー賞をあげたい。


そんな観戦記。

うん、毎年、出だしはこんなもんかな。
スロースターターについていくには、こちとら少し気が小さいのだよ。
スタートダッシュ、先行馬、ぶっちぎり　　　　ってのがいいのだが。
数十年前のジャイアンツみたいにね。

じゃ。