ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

試作、試食、再試作、再試食、まかない、暴食、また試作

2009-04-11 00:33:42 | 第1紀 をかしら屋
北国の春は一時に来る。
沿岸や県南地区はもう桜の声が聞かれる。

こりゃあ、店のメニューも春らしく一新しなきゃな~。
それに催事のシーズンだし。
屋外イベント(テキ屋稼業)もそろそろ準備しなきゃ。

一昨日はまず「岩手山麓豚 清美 の 肉巻きおにぎり」と「岩手山麓豚 清美 の 冷しゃぶサラダ」の試作。



後ろに見えるのは、まかないの「饂飩」であるが気にしない気にしない。

そして昨日の昼下がりは大通のT嬢と松園店の店長が大試作大会。



テーブルに写しきれないほどの数々。
写しきれないが、食べきれるのが不思議。
男一人(ワタシ)、乙女が三人で食べきれる量ではないような気がしたが、ほぼ勘違いであった。

先ずは弁当。

降って湧いたお話で、来週からほぼ毎週日曜日、お弁当を数十個作ることに。
ならば、「をかしら屋」風にと、発注者の指示は「前沢牛ハンバーグ」。

隠れた「をかしら屋」の洋食メニューに目をつけてくれた。

しかし、その場で食べるハンバーグと、ほぼ冷めてから食べる仕出し弁当ハンバーグでは作り方の工夫も必要かと何回か試作、試食、再試作、再試食。

作っては食べ、ご飯との相性を見て、さらにお弁当にし持ち帰って冷めたところをパクリ。

現在の100グラム×2個がいいのか、ほぼ固定客となりそうな人たちを想定してこぶりの150グラムがいいか、それとも当店らしくで~んと200グラムの「草鞋(わらじ)」ハンバーグか、弁当の大きさとの兼ね合いはどうか、オーブンの火加減をどう調整するか、香辛料は、ソースは、デミグラかトマト系かなどとハンバーグだけでもチェックポイントが多く、その都度、辛い(!!)試食をしなければいけない。

付け合わせもだまっていれば凝りすぎるから、少し自制心を出して少なめに。
ナス、シイタケの薄衣天麩羅二種、大葉で巻いたエリンギのバター焼き、小降りの鶏からあげ二個、子芋の炊いたの、ひじきの煮物、ごはんに振りかけ二種など、まあまあ豪華になったではないか。

結局、ハンバーグ150グラム、ご飯200グラムと「をかしら屋」基準では少なめと思ったが、試作弁当の現物一個を食べてみると満足感、満腹感に浸された。



これで予価700円。
いかがかな?

ついでにハンバーグを小さく丸めた「コロコロハンバーグ」。



これがうまい。

具の内容は弁当のハンバーグと同じだが、厚みがあるだけに火の通りが柔らかくジューシーに仕あがった。
これは予期せぬ儲け物。
さて何と組み合わせようか。



そして「本日のメインイベント」は前沢牛の肉巻きおにぎり。
題して「前沢牛姫にぎり」。

贅沢にも薄切りの前沢牛でおにぎりをぐるりと巻いたもの。
これが絶品!!

ほぼ毎日、試食を繰り返す。
もう、まるで食べるのが目的で試作、試食、再試作、再試食の繰り返し。

肉が薄いとか厚いとか、部位がどうのこうのとか、巻き方がどうだ、おにぎりの大きさがどうだ、ご飯の味付けがいかがなものかなんて、本当はただ喰うのが目的の試作の繰り返し。

・・でも、うんまい!!

そろそろメニュー化しようかな。

多少、お高くなるかもしれないが、確実に「はまります」。

ご期待あれ。

PS:「をかしら屋盛岡大通店」ではご予約に限り弁当の仕出しをいたします。数日前にお申し込みください。見た目はともかく、味には自信ありですよ!! 岩手公園でのお花見にいかがでしょうか。
    (おっと従業員との打ち合わせ無しだった。まあ給料日くらいオーナーの壮言大語におつきあいいただいてもいいんじゃないかな? どう?)