オリンピックがほぼ終わりました。男子マラソンも緒方選手が13位と善戦しました。
さて,気が早いですが,もうすぐしばらくネット環境とおさらばしますので(詳細は別記事で。まあ,早い話が夏休みですが。),今回のオリンピックの総括を勝手にしちゃいます。
ついに開いた、歴史の扉=男子400リレー〔五輪・陸上〕(時事通信) - goo ニュース
まあ,いろいろあったが面白かった
今回の日本のメダルは,マラソン終了によって確定しましので,金9,銀6,銅10の合計25個となりました。前回のアテネ大会では,金16,銀9,銅12の合計37個ですから,それと比べると少ない感じもするでしょう。ただ,その前のシドニー大会では金5,銀8,銅5の合計18個でしたから,十分健闘したと言えるでしょう。
本当にお疲れさまでした。
で,その上で,あとは戯れ言です。
1 偽装開会式の話題が目立ったけど・・
まあ,中国のやることですから,演出だと思って大目に見ましょう。
ただ,実際この程度の演出は,日本のテレビ局だってかなりやりますよね。
2 女子選手が大活躍?
今回の大会は,「女子選手が頑張った」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。私もそう感じました。
ところが,メダル獲得数は,男子とほぼ互角で,割合としては52対48になります。とすると,メダルだけで判断すると,男女とも互角に戦っていたと言えます。
では,なぜ今回「女子が頑張った」というイメージがあるのでしょうか。
おそらくは,「男子の予選落ちが続出」がかなり目立ったことと,出場選手の割合に対してメダル,または入賞した人が女子には多かったこと,そしてやはり「男子の世界のレベルは高い」という点にあるでしょう。
特に,「男子予選落ち」については,前半戦の柔道で相次ぐ敗退がそういうイメージを作るきっかけになったと思われます。
また,サッカー,バレーなどメダルはともかく注目競技で1勝もできなかったこともイメージとしては大きいかもしれません。そして,とどめは「ソフトは金,野球は4位」にあったといえるでしょう。
こういったイメージが,どうしても先行しているような気がします。実際は,フェンシングや陸上など,今までメダルに手が届かない分野で男子選手も大活躍しました。
もちろん,女子選手の大活躍,これは称賛に値します。でも,男子選手も実はかなり頑張っていた,という点はもう少し評価してあげましょう。
3 「**ジャパン」の呪縛
今回の大会では「**ジャパン」と名乗る団体がかなりありましたが,不思議なことにそのすべてがメダルを獲れませんでした。逆に,女子ソフトは「**ジャパン」などの愛称はなぜかありませんでした。
ひょっとすると,「**ジャパン」はオリンピックでは鬼門かも?
というわけで,次回からは「**ジャポン」としましょう。そうなったら,「サンデージャポン」ひとり勝ちですね(何の話や!!)。
4 門戸開放,でもここからが本番
今回,比較的マイナー競技の選手の大活躍が目立ちました。
太田選手のフェンシングなどその筆頭で,既に協会に対して問い合わせがひっきりなしに来ている状態のようです。
その他にも,カヌー,バドミントンなどでも入賞をするなど大健闘をしました。
イナー競技に光を当てるというのもオリンピックの醍醐味です。
ただ,協会としては,「これを一過性のブーム」としないで,「ここから有望な選手を育てがあげる」という視点でこのブームをうまく使ってほしいと思います。
そうしないと,かつて岡本選手が後に協会問題で翻弄されてしまった「テコンドーブーム」や,トリノで大活躍の「カーリング娘ブーム」のように,その時だけのブームに終わってしまいます。
5 責任者クビ,これだけではロンドンは勝てない
一部競技では,既にコーチ監督の責任問題が出始めています。
日本の場合,いつも「現場監督」に責任を押しつけて,連盟のお偉いさん(選手を選んだ人たち)の責任はあいまいにしてしまう傾向にあります(っていうか,日本の風土として,企業も官庁も同じような傾向がありますが。)。
現場監督をクビにするだけなら簡単です。その人1人に責任を押しつけるのもそれは簡単です。でも,体質が変わらなければ,次の結果も同じ,いや,それ以下になるでしょう。いわば「毒樹の実をもいでも,次になるのは毒樹」なのです。
特にメジャー競技の場合,今回の敗因を客観的かつ冷静に分析する作業を先に行うべきです。その上で,強化方針を決めます。そうすると,自ずと「それに見合う現場監督は誰か」「選手はどういうタイプを選べばよいか」が必然的に見えてきます。当然,フロントもそれを踏まえて自分が座っていてよいか否か考えればよいだけのことです。
「監督辞任」だけが報じられて,それで円満解決,みたいな感じの協会がもしあったとしたら,4年後はもっと成績が悪くなるでしょうね。
6 へりくつはいいから,「ロンドン,ロンドン,楽しいロンドン,愉快なロンドン,ローンドン」
とはいうものの,今回もメダルに関係なく,また国籍に関係なく楽しませてもらいました。次回のロンドンでも,面白い試合をたくさん見せてほしいものです。
7 2016は東京?
東京都だけが頑張っても,今の政府の外交力ではかなり微妙ですね。
良し悪しはともかく,石原知事1人が頑張っても,それだけでは東京に誘致することは困難でしょう。
国としてやる気があるか,そして都民ではなく,国民が日本でのオリンピックを望んでいるかどうかがすべてですね。
8 どうしてもオリンピックに出場したい人へ
今回のオリンピックを見て,「自分もオリンピックに出たい」と思った人も多いでしょう。
もし,今スポーツをやっているひとなら,引き続き一生懸命練習しましょう。
逆に,既にお年を召している場合,法華津選手のようにそれでも頑張るという方法もありますが,もう少し近道があります。それは,「審判」です。
特にマイナー競技の審判であれば,今から資格を取って必死にやれば,8年後くらいには「審判」として出場できるかもしれません。
もちろん,「まじめにやる」というのが大前提ですよ。
以上がざれごとでした。
改めて,選手の皆様,お疲れさまでした。
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さて,気が早いですが,もうすぐしばらくネット環境とおさらばしますので(詳細は別記事で。まあ,早い話が夏休みですが。),今回のオリンピックの総括を勝手にしちゃいます。
ついに開いた、歴史の扉=男子400リレー〔五輪・陸上〕(時事通信) - goo ニュース
まあ,いろいろあったが面白かった
今回の日本のメダルは,マラソン終了によって確定しましので,金9,銀6,銅10の合計25個となりました。前回のアテネ大会では,金16,銀9,銅12の合計37個ですから,それと比べると少ない感じもするでしょう。ただ,その前のシドニー大会では金5,銀8,銅5の合計18個でしたから,十分健闘したと言えるでしょう。
本当にお疲れさまでした。
で,その上で,あとは戯れ言です。
1 偽装開会式の話題が目立ったけど・・
まあ,中国のやることですから,演出だと思って大目に見ましょう。
ただ,実際この程度の演出は,日本のテレビ局だってかなりやりますよね。
2 女子選手が大活躍?
今回の大会は,「女子選手が頑張った」という印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか。私もそう感じました。
ところが,メダル獲得数は,男子とほぼ互角で,割合としては52対48になります。とすると,メダルだけで判断すると,男女とも互角に戦っていたと言えます。
では,なぜ今回「女子が頑張った」というイメージがあるのでしょうか。
おそらくは,「男子の予選落ちが続出」がかなり目立ったことと,出場選手の割合に対してメダル,または入賞した人が女子には多かったこと,そしてやはり「男子の世界のレベルは高い」という点にあるでしょう。
特に,「男子予選落ち」については,前半戦の柔道で相次ぐ敗退がそういうイメージを作るきっかけになったと思われます。
また,サッカー,バレーなどメダルはともかく注目競技で1勝もできなかったこともイメージとしては大きいかもしれません。そして,とどめは「ソフトは金,野球は4位」にあったといえるでしょう。
こういったイメージが,どうしても先行しているような気がします。実際は,フェンシングや陸上など,今までメダルに手が届かない分野で男子選手も大活躍しました。
もちろん,女子選手の大活躍,これは称賛に値します。でも,男子選手も実はかなり頑張っていた,という点はもう少し評価してあげましょう。
3 「**ジャパン」の呪縛
今回の大会では「**ジャパン」と名乗る団体がかなりありましたが,不思議なことにそのすべてがメダルを獲れませんでした。逆に,女子ソフトは「**ジャパン」などの愛称はなぜかありませんでした。
ひょっとすると,「**ジャパン」はオリンピックでは鬼門かも?
というわけで,次回からは「**ジャポン」としましょう。そうなったら,「サンデージャポン」ひとり勝ちですね(何の話や!!)。
4 門戸開放,でもここからが本番
今回,比較的マイナー競技の選手の大活躍が目立ちました。
太田選手のフェンシングなどその筆頭で,既に協会に対して問い合わせがひっきりなしに来ている状態のようです。
その他にも,カヌー,バドミントンなどでも入賞をするなど大健闘をしました。
イナー競技に光を当てるというのもオリンピックの醍醐味です。
ただ,協会としては,「これを一過性のブーム」としないで,「ここから有望な選手を育てがあげる」という視点でこのブームをうまく使ってほしいと思います。
そうしないと,かつて岡本選手が後に協会問題で翻弄されてしまった「テコンドーブーム」や,トリノで大活躍の「カーリング娘ブーム」のように,その時だけのブームに終わってしまいます。
5 責任者クビ,これだけではロンドンは勝てない
一部競技では,既にコーチ監督の責任問題が出始めています。
日本の場合,いつも「現場監督」に責任を押しつけて,連盟のお偉いさん(選手を選んだ人たち)の責任はあいまいにしてしまう傾向にあります(っていうか,日本の風土として,企業も官庁も同じような傾向がありますが。)。
現場監督をクビにするだけなら簡単です。その人1人に責任を押しつけるのもそれは簡単です。でも,体質が変わらなければ,次の結果も同じ,いや,それ以下になるでしょう。いわば「毒樹の実をもいでも,次になるのは毒樹」なのです。
特にメジャー競技の場合,今回の敗因を客観的かつ冷静に分析する作業を先に行うべきです。その上で,強化方針を決めます。そうすると,自ずと「それに見合う現場監督は誰か」「選手はどういうタイプを選べばよいか」が必然的に見えてきます。当然,フロントもそれを踏まえて自分が座っていてよいか否か考えればよいだけのことです。
「監督辞任」だけが報じられて,それで円満解決,みたいな感じの協会がもしあったとしたら,4年後はもっと成績が悪くなるでしょうね。
6 へりくつはいいから,「ロンドン,ロンドン,楽しいロンドン,愉快なロンドン,ローンドン」
とはいうものの,今回もメダルに関係なく,また国籍に関係なく楽しませてもらいました。次回のロンドンでも,面白い試合をたくさん見せてほしいものです。
7 2016は東京?
東京都だけが頑張っても,今の政府の外交力ではかなり微妙ですね。
良し悪しはともかく,石原知事1人が頑張っても,それだけでは東京に誘致することは困難でしょう。
国としてやる気があるか,そして都民ではなく,国民が日本でのオリンピックを望んでいるかどうかがすべてですね。
8 どうしてもオリンピックに出場したい人へ
今回のオリンピックを見て,「自分もオリンピックに出たい」と思った人も多いでしょう。
もし,今スポーツをやっているひとなら,引き続き一生懸命練習しましょう。
逆に,既にお年を召している場合,法華津選手のようにそれでも頑張るという方法もありますが,もう少し近道があります。それは,「審判」です。
特にマイナー競技の審判であれば,今から資格を取って必死にやれば,8年後くらいには「審判」として出場できるかもしれません。
もちろん,「まじめにやる」というのが大前提ですよ。
以上がざれごとでした。
改めて,選手の皆様,お疲れさまでした。
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