野党各党が柳沢大臣の辞任を求め,審議拒否という戦術に出ました。
これをうけて,衆議院予算委員会では,予算がすんなり通過,参議院でも愛知県知事選挙の結果いかんにもよりますが,実質議論することなく補正予算案が通過しそうです。
3野党、審議拒否の継続を確認…厚労相発言問題(読売新聞) - goo ニュース
辞任のために審議拒否するのは筋違いだろう
以前の書き込み(「政治家は金儲けの機械」って言われたらどう思う? )のなかで,「あくまでも枝葉の議論に終始しないで,少子化論議を真っ向勝負してほしい」旨主張しましたが,残念ながら民主党以下野党は,昭和の戦術「審議拒否」をやってしまいました。
この審議拒否は,政治家としてはいろいろと考え合っての戦術らしいのですが,国民から見たら「国会ボイコット」にしか映りません。特に,予算審議が実質行われないというのは,「国民生活をなんだと思っているんだ」といわざるを得ません。
確かに,衆議院の人数からすれば,補正予算案はどっちにしろ通過したと思います。しかし,「国会で議論をしたが否決された」というのと「国会いかなくて素通りした」とでは,その意味がまったく違います。
むしろ,「議論を交わしたが負けた」という方が,その議論内容を国民にアピールでき,どちらの政党の主張が本当に正しいのかを国民に判断してもらうという形になるのではないでしょうか。すなわち,「国民のことを考えている」という姿勢だけは伝わってきます。
しかし,審議拒否では,「予算素通りでいいよ」といっているようなものですから,予算案の何が問題となっているかすら国民は知ることができないのです。
私としては,枝葉の議論にならないようにするために,むしろ予算委員会で真っ向から議論を吹っかけたほうが良かったのではと思います。そのなかで,野党は,まず補正予算の問題点を指摘した上で,さらに「少子化対策についてどうなっているんだ。」という点を真っ向から突いていけばよかったのでは,と思います。
そこを逃げたら,野党としての存在価値ははっきりいってありません。
参議院でもボイコットを決めたそうですが,これによって次々と予算案や法案が素通りすることになったら,果たして野党はどんな責任を取るのでしょうか。問題点がまったく分からない法案が通ってしまったら,国民生活はどうなるのでしょうか。
辞任を求めるというのは,真っ向勝負をした上で行えば十分なはずです。まずは「国民生活ありき」で,大臣辞任要求も含めて考えてほしいものです。
これができない限り,民主党が政権をとることはありえないでしょう。
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http://ameblo.jp/kakomonogatari/entry-10024924520.html
これをうけて,衆議院予算委員会では,予算がすんなり通過,参議院でも愛知県知事選挙の結果いかんにもよりますが,実質議論することなく補正予算案が通過しそうです。
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辞任のために審議拒否するのは筋違いだろう
以前の書き込み(「政治家は金儲けの機械」って言われたらどう思う? )のなかで,「あくまでも枝葉の議論に終始しないで,少子化論議を真っ向勝負してほしい」旨主張しましたが,残念ながら民主党以下野党は,昭和の戦術「審議拒否」をやってしまいました。
この審議拒否は,政治家としてはいろいろと考え合っての戦術らしいのですが,国民から見たら「国会ボイコット」にしか映りません。特に,予算審議が実質行われないというのは,「国民生活をなんだと思っているんだ」といわざるを得ません。
確かに,衆議院の人数からすれば,補正予算案はどっちにしろ通過したと思います。しかし,「国会で議論をしたが否決された」というのと「国会いかなくて素通りした」とでは,その意味がまったく違います。
むしろ,「議論を交わしたが負けた」という方が,その議論内容を国民にアピールでき,どちらの政党の主張が本当に正しいのかを国民に判断してもらうという形になるのではないでしょうか。すなわち,「国民のことを考えている」という姿勢だけは伝わってきます。
しかし,審議拒否では,「予算素通りでいいよ」といっているようなものですから,予算案の何が問題となっているかすら国民は知ることができないのです。
私としては,枝葉の議論にならないようにするために,むしろ予算委員会で真っ向から議論を吹っかけたほうが良かったのではと思います。そのなかで,野党は,まず補正予算の問題点を指摘した上で,さらに「少子化対策についてどうなっているんだ。」という点を真っ向から突いていけばよかったのでは,と思います。
そこを逃げたら,野党としての存在価値ははっきりいってありません。
参議院でもボイコットを決めたそうですが,これによって次々と予算案や法案が素通りすることになったら,果たして野党はどんな責任を取るのでしょうか。問題点がまったく分からない法案が通ってしまったら,国民生活はどうなるのでしょうか。
辞任を求めるというのは,真っ向勝負をした上で行えば十分なはずです。まずは「国民生活ありき」で,大臣辞任要求も含めて考えてほしいものです。
これができない限り,民主党が政権をとることはありえないでしょう。
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というか、どのみち前の選挙で自民党の議席数が圧倒的になっている今、野党なんていようがいまいが案件は通り放題です。それだったらせめてもの戦う姿勢を見せて欲しいものです。
ホント「少子化対策の予算はどうなんだ!」ってツッコミどころなのに。
審議拒否なんて、国会=仕事サボるんなら給料=税金返せ!って思わせるあたり、野党の方がさらに魅力減で、与党も野党も投票率を下げようと努力しているようにしか思えないのは私だけでしょうか???
何度もこちらでも申し上げていますが、議員=代表という点を忘れているか、蹴っている様に見えてしまいますね。
どうしてもと言うのならば、バラエティTVではないですが、「党を無くす」しか無いのでは?
それが嫌なら、自分の政党に誇りを持っているのなら、正々堂々と真っ向勝負をして欲しいですね。
いずれにせよ、厚労大臣は辞任して欲しいですが。
議論で戦っても勝てないということだけはわかっていそうな野党。
さらにあまり突っ込まれると、馬鹿さが露呈し、国民に恥さらしになるのもわかっていそうな野党。
結果、馬鹿の一つ覚えみたいに、審議拒否しか策がない野党。
あーいつまでも野党。
民主党にはそんなスキャンダル隠しの戦略が見え隠れしています。
最近の柳沢や小澤領収書問題で、新聞を見ていた人の多くは「そんなことやってる場合じゃないだろ」と思っていたでしょう。
「子供を生む機械」という失言をしつこく追及して、言葉尻を捕らえてやめさせても、何も国民生活は変わらない。
中国のガス田やロシアとの資源問題、教育問題、年金などなど緊急課題はいくらでもあるのに。
特に社会党にはあきれました。
野党は数の論理で負けているのは明らかなのですから,だからこそ「議論による存在意義」を明らかにするべきなのでしょうね。
別の方のブログにありましたが,社会福祉費用が高齢者と子供とでは圧倒的に格差があるようです。少子化対策を訴えるのであれば,このような問題も指摘するなどして,いろいろ食いつくこと,これが野党として大切な姿なのではないかと私も思います。
与党に「形だけの危機感」しかないのは,「後ろからやってこない野党」と思っているのではないでしょうか。
今日の知事選や市長選がすべてではありませんが,野党としてはもっと「存在意義」をアピールしない限り,夏の選挙では「投票率低下」により,与党圧勝なんて言うオチが待っているかもしれませんね。
大臣の辞任は,そろそろ潔く決めてほしいですね。
さて,野党の戦術は,本当に「職場放棄」にしかうつりません。永田町の論理では,これはものすごく正しい戦い方らしいのですが,こんな論理が国民に伝わらないことを政治家は与野党とわず知らないのでしょうか。
知らないとしたら,国民生活を知らない政治家として,政治を担う資格はないでしょうね。
野党の役割は,ただ反対するだけではなく,「問題点の提示」と「対案」です。
ただ,残念ながら,今の野党は「対案」をほとんど示してきません。
今回も,少子化対策についての具体案が不十分だからつっこめない,っていうオチなのかもしれませんね。