自民党が,今回の参院選の総括を行い,その中で「官邸の危機管理能力の甘さ」を指摘するなど,安倍首相の対応に問題があったなどと評価したようです。
自民の委員会が参院選総括「国民の側に立っていない印象」(読売新聞) - goo ニュース
負けたのは人のせいだけか?
今回自民党が大敗したのは,簡単に言えば,「国民目線に立たなかった」ことにあります。もっといえば,前回の衆院選圧勝で党全体(議員も含めて)で「天狗になっていた」という点にあるでしょう。そういう意味では,今回の総括で党として天狗になっていた点を反省することは意味があることといえます。
ただ,官邸の危機管理能力の甘さにすべての敗因の責任を押し付けるのはどうなのでしょうか。
もし,自民党の候補者全員が落選し,さらに与党公明党の候補者まで全員が落選するようであれば,それは首相の責任が前面に出てよいでしょう。しかし,自民,公明とも当選している議員も結構いるわけですから,党の責任だけで片つけるのはあまりに都合よすぎです。
むしろ,落選した議員は,まず「自分はどうだったのか」を総括するべきなのではないでしょうか。特に大物議員ほど,「天狗になっていなかったのか」「有権者の声を日々聞いていたか」など見つめなおすべきでしょう。落選の答弁の「反省すべき点は反省し」というのは,まさにこういう点にあるでしょう。
そのようなことを棚に上げて,すべてを「党が悪い」というようでは,先が見えています。そうなると,どうせ「投票しなかった有権者が悪い」「後援会が悪い」「今の選挙制度が悪い」など,何かにつけ人のせいにすることしか考えなくなります。そんな態度で議員をやっていても,とても「国民目線」で仕事をやるとは思えません。
今回の自民党の総括それ自体には大切な意味があり,今後にとって有益だったと思います。大切なのは,それを次に生かすことなのです。自民党がこれを機に,国民目線を大切にする政党に生まれ変わることを期待したいものです。
一方で,有権者として,敗因を人のせいにだけしている議員や政党は,容赦なく淘汰するべきでしょう。また,衆議院議員で天狗になっていた輩がいたら,次回の選挙では容赦なく「NO」を有権者として示しましょう。天狗議員は,今おとなしくなってもすぐに天狗に戻ります。そもそも天狗になるということは,「国民よりも議員が偉い」と思っている証拠ですから。
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負けたのは人のせいだけか?
今回自民党が大敗したのは,簡単に言えば,「国民目線に立たなかった」ことにあります。もっといえば,前回の衆院選圧勝で党全体(議員も含めて)で「天狗になっていた」という点にあるでしょう。そういう意味では,今回の総括で党として天狗になっていた点を反省することは意味があることといえます。
ただ,官邸の危機管理能力の甘さにすべての敗因の責任を押し付けるのはどうなのでしょうか。
もし,自民党の候補者全員が落選し,さらに与党公明党の候補者まで全員が落選するようであれば,それは首相の責任が前面に出てよいでしょう。しかし,自民,公明とも当選している議員も結構いるわけですから,党の責任だけで片つけるのはあまりに都合よすぎです。
むしろ,落選した議員は,まず「自分はどうだったのか」を総括するべきなのではないでしょうか。特に大物議員ほど,「天狗になっていなかったのか」「有権者の声を日々聞いていたか」など見つめなおすべきでしょう。落選の答弁の「反省すべき点は反省し」というのは,まさにこういう点にあるでしょう。
そのようなことを棚に上げて,すべてを「党が悪い」というようでは,先が見えています。そうなると,どうせ「投票しなかった有権者が悪い」「後援会が悪い」「今の選挙制度が悪い」など,何かにつけ人のせいにすることしか考えなくなります。そんな態度で議員をやっていても,とても「国民目線」で仕事をやるとは思えません。
今回の自民党の総括それ自体には大切な意味があり,今後にとって有益だったと思います。大切なのは,それを次に生かすことなのです。自民党がこれを機に,国民目線を大切にする政党に生まれ変わることを期待したいものです。
一方で,有権者として,敗因を人のせいにだけしている議員や政党は,容赦なく淘汰するべきでしょう。また,衆議院議員で天狗になっていた輩がいたら,次回の選挙では容赦なく「NO」を有権者として示しましょう。天狗議員は,今おとなしくなってもすぐに天狗に戻ります。そもそも天狗になるということは,「国民よりも議員が偉い」と思っている証拠ですから。
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そう年金問題です。ただでさえ、もらえないなんて
言ってるのにムダ遣い発覚ですからね。
奴らの資産を補填しろっつうの。
ソレくらいのレベルですよ。
結党の目的が基本的に違うのです。
当選議員だけで落選議員の責任を考えるなんて,ある意味軍事裁判に似た部分がありますね。
もっとも,落選議員も専ら「恨み節」しか言ってない人が多いため,仮に出席していたとしても似たような結果になったと思います。
「自己責任」という言葉は,まだまだ政治の世界にはほど遠いのかもしれませんね。
年金問題は大きかったでしょう。無駄遣いや理不尽な受給制度などがあげられながら,「別に大丈夫だよ,民営化するから」ですべて片づけようとした点が,結構ひんしゅくものだったのかもしれません。
もっとも,年金問題がパーフェクトだったとしても,勝てたかどうかは怪しいところではありますが。
自民党の場合,「ブルジョアと農家の為の政党」ですから,大企業経営者擁護という視点でものを見ていますね。
今回,その一翼の農家から見放された部分が大きかったと思いますが,農家といっても,多くは庶民であること,この点を完全に失念していたのではないかと思います。
はたして,この点に気がつくのか,自民党の行く末はそこにかかるのかもしれませんね。
そもそも金がないなんて言っている割には、自分のポケットや議員年金は減らさないってのが矛盾です。まぁこれは与党に限らないかもしれませんが・・・。
いずれにせよ、「自分だけは正しい」「年食った議員ほど偉い」なんて事で話を進めているようでは変わるわけないですね。
全ての不祥事を起こした人間が、辞めればそれでいいとは言えませんが、少なくとも今の多くの議員は国民がクビにする権利が与えられても良いと思える位のレベルの人が過半数ではないでしょうか?
金がないといいながら,一方で経費が足らないからもう少し政党助成金などで援助してほしいというのが,完全に自己矛盾だと思います。まして,企業からの献金を当てにして,そのランキングをつけて政策を決めるというのは,まさに「世の中金だよ」といっているようなものです。
まずは体質改善から考えないと,だんだん国民と政党との乖離が激しくなっていくでしょうね。
ただ,国民には「選挙権」という武器があります。私たちは,この武器を最大限有効に使うべきといえるでしょう。
参院選の敗因が「失言・政治と金・年金」などという解釈をしてたら、今後の選挙でも同じ事を繰り返すでしょうね。
小泉前総理が「自民党をぶっこわす」といって国民から大受けしましたが,安倍総理の今の対応は,「壊れた自民党を修理する」というスタンスにあるように映るため,国民ウケが悪いのかもしれません。
いずれにしても,参院選の敗因を正しく分析できなければ,次の選挙で同じ目に遭うでしょうね。それかもしたら,徹底した言論統制に走るかもしれませんね。