百田尚樹さんの影法師を読みました。茅島藩八万石の筆頭国家老に抜擢され、20年ぶりに江戸から国元に帰った名倉彰蔵は旧友、磯貝彦四郎が2年前に不遇のうちに労咳で亡くなったことを家臣から知らされる。下士から身をおこし、彼自身の努力はもちろん、数奇な運命に恵まれて、筆頭国家老にまで上り詰めた彼は、元服前の十四歳で百姓一揆を経験し、初めて農民の苦しみを知る。命を懸けて一揆をおこした万作という男とその家族らの処刑を親友の彦四郎と見た帰り道、彰蔵(幼名、勘一)と彦四郎は刎頸の友の契りを結ぶ。藩主、昌国公が呼びかけた上覧試合で、素晴らしい剣の腕前を見せた彦四郎と勘一は、部屋住みの身ながら彦四郎は町奉行所に、勘一は郡奉行所に出仕がかなう。勘一は大坊潟の干拓という大事業を計画しつつ、熱心に仕事に励む日々だった。そんな頃、藩主の剣の師範を務めた剣豪2人を、上意討ちする役目を、彦四郎とともに仰せつかる。辛くも剣豪2人を成敗したが、彦四郎は背中に傷を負うという不名誉な結果になり、勘一は2人を成敗する快挙を成し遂げる。それを境に、彦四郎の不遇の日々が始まり、勘一は殿の覚えめでたく、江戸での側用人に抜擢されたのだった。影法師とは誰をさすか、この本を読み終わるとわかります。お薦めです。
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2 コメント
コメント日が
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- 影法師 (番)
- 2015-03-27 17:15:45
- 確かに、お勧めの一冊ですね。2012年10月に読んでいます。最近は、眼の具合がイマイチで、読書が止まっています。養生します。
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- こんばんは。(*^^*) (トド)
- 2015-03-27 19:19:25
- 番さん、コメントありがとうございます。百田尚樹さんの作品は、永遠の0と今回の影法師の二つしか読んでいませんが、なかなか読ませる作家ですね。また他のも読みたいなと思います。目を大切になさってください。無理なさいませんように。
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